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  • 「神が悪を許しているのはなぜか」
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    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1978
塔78 10/15 3–4ページ

「神が悪を許しているのはなぜか」

「もし神がいるのならば,なぜ…」と多くの人は尋ねる

多くの人は,「もし神がいるのならば,なぜ…」と前置きして質問します。このような質問をする人の中には,神の存在を信ずる者を嘲笑したいだけの人もいますが,しかし多くの人は非常に心を乱されており,ぐらつく信仰を建て直すために答えを探し求めているのです。おそらく最もひんぱんに繰り返されるこの種の質問は,「もし神がいるなら,なぜ悪を許しているのか」という質問でしょう。

神が悪を許しているのは事実です。しかし世の中には悪を許しているだけでなく,悪事を行なう人が大ぜいいます。彼らは戦争を宣言し,女子供の上に爆弾を落とし,地を焦土となしてききんを起こさせ,空気,水,土壌を汚染して,戦時でも平時でも病気と死をまんえんさせます。彼らは国際的にも国内的にも悪を助長するにとどまらず,個人的にも自分自身に災いを招いています。

食べ過ぎて肥り過ぎになり,酒を飲み過ぎて肝臓硬変症にかかり,たばこを吸って肺ガンになり,姦淫や男色を行なって性病に感染し,無謀な運転をして毎年何千人もの人を殺し,金銭や所有物を貪欲に追い求め,そうするうちにかいようや心臓病の原因となるストレスを作り出すなど,そうした災いを数え上げればきりがありません。

彼らが本当に望んでいるものは何か

このような人は悪が除かれることを本心から望んでいるのではなく,悪に対する罰が無くなることを望んでいるのです。彼らは性病抜きの乱行,肺ガン抜きのたばこ,肝臓病抜きの大酒,事故抜きの無謀運転などを望んでいます。彼らは悪をまくことを望んでいますがそれを刈り取ることを望みません。彼らは雑草からりんごをもぎ取り,いばらからぶどうを集めることを望んでいるのです。

そしてみずからまいた悪の災いの結果を刈り取る時,彼らは嘆き,うめき,悲しみの叫びを上げます。「神よ,なぜわたしを? なぜわたしを?」 しかしそれは当然ではありませんか。「人は自分のまいているもの,それをまた刈り取ることになるのです」。(ガラテア 6:7)彼らの反応は,そうなるであろうとエホバが予見された,まさにそのとおりのものです。「人は自分の愚かさによって道につまずき,かえって心のうちに主をうらむ」― 箴 19:3,口。

エホバ神は罪悪と暴飲暴食を非とされます。悪を許していると言って神を非難する人は無数にいます。しかしその人々の苦悩の大部分は神の戒めをないがしろにしたことに原因があるのです。人々みずから悪を許し,それを助長しているのであれば,彼らはそれを好んでいると神がお考えになっても当然ではありませんか。もし神が本当に悪をとどめ,その手を伸ばして彼らの口からたばこを,彼らの手からハイボールを取り上げ,姦淫を行なう者たちを引き離し,あるいは彼らの車の速度を時速120キロから90キロに落とすならば,彼らは自分たちの自由が侵害されたと言って大声で不平を鳴らさないでしょうか。

悪人を除くことによってエホバが悪を終わらせる時は近づいています。

『そは義人は地にながらえおり完全者は地に止らん されど悪者は地より亡され悖逆者は地より抜さらるべし』― 箴 2:21,22。

神がこの事をするのは残酷であると言って非難する人もいます。しかし他のどんな方法で悪を終わらせることができますか。更生策によって? この事のために社会は何億の金を費やしてきました。この施策は失敗しています。刑務所から釈放された犯罪者は元の道に再び陥ります。ほどなくしてその手にかかる犠牲者が更に何人も出ます。悪人が改めようとしないとすれば,どんな解決策がありますか。雑草のおい茂る土地にばら園を設けたり,にわとり小屋にきつねとにわとりを一緒にいさせたり,略奪者が横行するままにして平和な楽園を作ったりすることが可能でしょうか。

悪を許したエホバの理由

エホバ神は楽園を管理させるため人間を創造されました。人間はロボットに作られたのではなく,選択の自由を与えられました。彼らは神の目的と一致して地球を管理することを選ぶでしょうか。彼らはそうしない,とサタンは言いました。しかもサタンはすべての人間を神に背かせてみせると豪語して神に挑戦しました。エホバはその挑戦に応ずることをされました。

この論争が生じたことは,ヨブに関して示されています。エホバはサタンの注意をヨブに向けさせてこう言われました,「彼はわたしを崇拝し,およそ何であれ悪い事を行なわないように心がけている」。サタンは反ばくしました,「何のご利益もないのにヨブはあなたを崇拝するでしょうか。彼はいつもあなたの加護を得てきました」。そこでエホバはサタンがヨブを苦しめ,ヨブの忠実をくじく試みをすることを許されました。ヨブの妻は夫の災難の原因を心得顔に,夫をしかって言いました,「あなたは今なお忠実をかたく守っているのですね。神をのろって死んだらどうですか」。しかしヨブは忠実を守り,サタンの偽りを証明し,神に祝福されました。―ヨブ 1:6-12; 2:1-10; 42:12,現代英語聖書。

親である人ならば息子や娘に何かの持ち物あるいは責任をゆだね,いっそう大きな責任を果たす能力が彼らにあるかどうかをためしたことがあると思います。同様にエホバ神は人類を試みておられます。それはキリストの王国の下で楽園の地を治める務めをゆだねるに足る人々を知るためです。神は目的があって今のところ悪を許しておられます。しかし神は悪の原因ではありません。災やくの中には偶然に帰せられるものもあります。「凡て人に臨むところの事は時ある者 偶然なる者なり」。(伝道 9:11)また人間の愚かさに起因する災やくもあります。「神は人を単純な者につくられた。人間の複雑な問題は人間みずからが考え出したものである」。(伝道 7:29,エルサレム聖書)さらにはすべての人を神に背かせようと躍起になっているサタンがもたらす災やくもあります。サタンは多くの人がサタンの存在さえも信じていないのを知っており,人々がサタンの代わりに神を非難することを知っているのです。―啓示 12:12。

神は存在します。そして理由もなく悪を許しているのではありません。しかも悪を終わらせる神の時は遠い先ではないのです。

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