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  • 音楽に見られる現代の傾向 ― あなたを動かすことができますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 4/15 7–10ページ

音楽に見られる現代の傾向 ― あなたを動かすことができますか

では,現代の音楽,つまりロック,パンク,ファンク,リズム・アンド・ブルース,カントリー・アンド・ウェスタン,そして今日めまぐるしく登場する様々な傾向についてはどうでしょうか。歌詞のあるなしを問わず,それらの音楽は人の考え方に影響を及ぼしたり,霊性を覆したりすることがありますか。

米国ニュージャージー州出身の元ロック・ミュージシャン,ビル・ミューレーンはこのことについて次のように説明しました。「私はロック・グループに入ってベースギターをひいていましたが,そのときに受けた影響はすべて肉的なものでした。絶えまない激しいビートと攻撃的なスタイルが身に染み込んできます。私は演奏するほうなので,そうしたビートやスタイルと一体になってしまいます。そして,聴衆がそれに反応を示し,同じ野蛮な衝動に巻き込まれるのを見守っていると,聴衆に一層強い影響を与えてやろうという気持ちになりました。サウンドがそういう種類のサウンドなのです。音が人をとりこにしてしまうのです。もちろん,当時の私は大抵麻薬の影響下にありました。聴衆の中にもそういう人が大勢いました。ですから陶酔感が高揚してくるわけです。それは,ご承知の通り,慎みというものを全部かなぐり捨てたも同然です。自由奔放になって自制心も何も忘れてしまえるのです。

「若い人々が,このごろ出る様々なサウンドの多くを好む理由はそこにあると思います。それらのサウンドとそれが伝えるメッセージに彼らは共感を覚えるのです。振り返ってみると,そのメッセージは世界と現代生活について彼らが感じていることを反映しているのが分かります。結局,人類の頭上には核の脅威がぶら下がっています。我々がこれから先どれほど生きられるかはだれにも分かりません。だから彼らは,『できるうちに人生を楽しめ。人生から得られるものを最大限に楽しめ』という態度を取るのです」。

共感についてのこの意見は,問題の最も重要な点にわたしたちを導きます。(コリント第一 15:32と比較してください。)現代の音楽に見られる傾向のほとんどは真のクリスチャンが共感を覚えてよいようなものでしょうか。最近,カナダの新聞トロント・スター紙は,「ザ・チューブス[サンフランシスコのロック・グループ]のコンサートはセックスとサディズムの融合である」と伝えています。筆者はさらに,「ザ・チューブスにとって社会風刺なるものは,第三者にとってはサド・マゾヒズム,性のとりこ,冒とく,倒錯でしかないであろう」と評しています。キリスト教がそのようなものと何を共有できるでしょうか。

ニューヨーク・ポスト紙は,「ローリング・ストーンズのサタン的な世界」と題する記事を掲げました。それは,このグループが麻薬に関係していることを伝える丸1ページの記事でした。麻薬,セックス,サタンなどに対するローリング・ストーンズの態度は,彼らの音楽にはっきり表われています。そのような態度に同調しながら他方でキリストに共感を覚えることができるでしょうか。―コリント第二 6:14,15。

音楽と心霊術

残念ながら,多くの現代の音楽にひそむ危険で,良心的なクリスチャンが考慮に入れなければならないのは,それだけではありません。使徒パウロはクリスチャンに次のように勧めています。「悪魔の策略[「悪巧み」,ギリシャ語聖書の王国行間逐語訳]にしっかり立ち向かえるように,完全にそろった,神からの武具を身に着けなさい。わたしたちのする格闘は……この闇の世の支配者たちと,天の場所にある邪悪な霊の勢力に対するものだからです」。(エフェソス 6:11,12)この警告を決してなおざりにすべきではありません。悪霊の影響は広まり放題です。人々を,とりわけ精力的な世代をだますのに音楽を利用すること以上にうまい方法があるでしょうか。

今では現代のグループの多くが,心霊術やオカルトの儀式に深いかかわりを持つようになっています。また自分たちの音楽を通して東洋の宗教や哲学を奨励しようとするグループもあります。例を挙げてみましょう。

ジャズ評論家のロバート・パーマーは,「ジャズ・アルバムに浸透する妖術」という見出しで,ザ・アート・アンサンブル・オブ・シカゴと呼ばれる黒人ジャズ・グループについてニューヨーク・タイムズ紙に次のように書いています。「ザ・アート・アンサンブル・オブ・シカゴの掲げるスローガンは,『古代から将来にまで及ぶ偉大な黒人音楽』である。……しかし,この音楽は黒人音楽という意味においてのみ黒いのではない。真夜中になされるブードゥー教の呪術の黒さ……がある。悪意のある黒さとまではいかないが,これは最も騒々しいパーティーの時にさえかけないような種類のレコードである。……それは暗黒の奥深くに分け入る幻想の旅である」。キリストの弟子である者がその種の音楽を自分のコレクションの中に入れておきたいと思うでしょうか。

パウロが邪悪な霊の勢力についてエフェソスのクリスチャンに語った事柄に照らして考えるなら,現代のクリスチャンが悪霊崇拝や心霊術を称揚するレコードを自分のコレクションの中に持っているのは道理にかなったことでしょうか。あるグループがオカルトの研究や儀式に深いかかわりを持っていることが分かっている場合に,その影響が歌詞やビートやレコード・アルバムのカバーなどに少しも入り込まないと考えるのは安全でしょうか。

例えば,一つのグループは「ミスター・クローリー」と呼ばれる曲を演奏します。ミスター・クローリーとはだれのことでしょうか。この人は20世紀の悪魔崇拝者で現代の魔法を奨励している人です。多くの場合,エホバのクリスチャン証人はアルバムのカバーを一見しただけで,そのレコードを買うかどうかを決められるはずです。魔法や悪霊崇拝を表わすもの,あるいは異教やオカルトのシンボルなどが描かれているならなおのことです。

以前ナイトクラブで演奏していたゴードン・グラントは,米国のロサンゼルスでジャズを,次いでロックを演奏して生計を立てていましたが,このように述べています。「わたしが関係していたグループは皆ある程度心霊術に手を出していました。初対面の人と話すときの最初の話題は『君は何座?』です。彼らは占星術を信じているので,人が十二宮のどの座であるかは非常に大切なのです」。あなたは占星術や他の悪霊崇拝的な儀式を行なう者と見られたいと思いますか。―申命記 18:10-13。

音楽と不道徳

使徒パウロはエフェソス人に送った手紙の中で,今日においても,音楽の分野にもやはり当てはまる,もっと率直な助言を与えています。パウロは次のように勧めました。「聖なる民にふさわしく,あなた方の間では,淫行やあらゆる汚れまた貪欲[性に関係した貪欲も含む]が口に上ることさえあってはなりません。また,恥ずべき行ない……卑わいな冗談など……があってもなりません」― エフェソス 5:3-5。

親の皆さんも若い人たちも,店頭にある,あるいはすでに家庭にあるかもしれないレコードの歌詞を調べたことがありますか。あなたは曲が覚えやすいと考えているかもしれず,そのビートが好みに合っているのかもしれません。最初のうちは歌詞のことなど考えず,いつの間にかメロディーをハミングするようになります。スケート場にもこの種の音楽をかけるところがあります。エホバの証人がその音楽のかかっている中でスケートをするのは正しいことでしょうか。『でもそれがどうして危険なのですか』と尋ねる人があるかもしれません。

ポピュラー・グループは自分たちの音楽を通して,淫行や麻薬を一つの生き方として受け入れさせるのです。その音楽は彼らの生活様式を伝えます。最近出たあるアルバムには,「ベッドの中の君を知りたい」とか「あの娘はホット,あの娘はセクシー」といった歌詞が見られます。ある有名な歌手はアルバムのカバーそのものに,「相手がだれであろうと,合意した者同士のセックスが間違っているとは少しも思わない。……道徳的に過ぎる哲学がいいとは考えていない」という意見を述べています。真のクリスチャンたちの思いと,そのような歌詞や哲学に表わされている態度とが一致するどんな可能性があるでしょうか。キリストの追随者たちがこのような『疎外された考え』に共感を覚えてよいものでしょうか。―エフェソス 4:18。創世記 39:7-12と比較してください。

音楽と年配の世代

年配の世代の人々は,こうしたことはみな若い人々と彼らの音楽だけに当てはまるのだと考えがちです。しかし,昔を懐かしがる人々が今でも楽しんでいる二,三十年前のヒットソングはどうでしょうか。「ビッグ・スペンダー」はお客を“引っ掛け”ようとする一人の売春婦を描いた歌です。「フィーバー」には激しい性欲を薄く覆っただけのような表現が用いられています。「日曜はだめよ」も売春婦の歌です。当時,それらのメロディーがどんな事柄と関係しているかを考えずに楽しんでいた人はどれほど大勢いたでしょうか。

普通ならばわたしたちがただちに拒否するような堕落した考えや哲学を,音楽を通して心に抱かせようとするサタンの悪巧みの巧妙さを示す例は枚挙にいとまがありません。このことは何を示しているでしょうか。老若を問わずわたしたちすべてが自分の楽しんできた音楽の種類を真剣に考えてみる必要があるということです。わたしたちは気付かずにこの世の「下劣なよどみ」と一体になってきたかもしれません。―ペテロ第一 4:4。

これは会衆内の長老であろうと,親であろうと若い人々や子供であろうと,すべてのクリスチャンが考えてみなければならない事柄です。スペースが限られているために,一部の“堅い”音楽や現代の音楽の特色が退廃的な影響を与えることについての証拠をすべて挙げることはできません。しかし,良心的なクリスチャンはみな音楽に対する自分の趣味と自分がどんなレコードを集めているかをよく検討し,聖書に基づく健全な考え方に従って行動するのはよいことです。

クリスチャンはどうすることができるか

パウロがエフェソスで神の言葉を宣べ伝えた時,その宣教は非常な成功を収め,オカルトを習わしにしていた人々が多数キリスト教を受け入れ,自分たちの将来の霊性を守るための行動を取りました。次のように記録されています。「実際,魔術を行なっていたかなり大勢の者が自分たちの[心霊術の]本を持ち寄って,みんなの前で燃やした。そして,それらの値を計算してみると,合わせて銀五万枚になることが分かった。このようにして,エホバの言葉は力強く伸張し,また行き渡っていった」― 使徒 19:18-20。

あなたの場合にもエホバの言葉が伸張し,また行き渡るでしょうか。必要とあらばあなたは,エホバの「聖なる民」の一員にふさわしい者と考えていただけるような行動を取るでしょうか。(エフェソス 5:3)このほど,エホバに全時間仕える僕たちの大きなグループの前でこの問題を正面から取り上げたところ,内容が不道徳であったり,悪霊的な傾向があったり,この世の堕落した生き方を支持したりしているという理由で数個のごみ箱が一杯になるほどのアルバムが捨てられ破壊されました。重視すべき要素は,それらのアルバムの金銭的価値ではなく,それらが霊的価値を持つものに対して及ぼし得る有害な影響でした。

中には,現代のグループや音楽の形式についてもっと明確に述べてほしい,と考える人があるかもしれません。しかし使徒パウロは,「固い食物は,円熟した人々,すなわち,使うことによって自分の知覚力を訓練し,正しいことも悪いことも見分けられるようになった人々のものです」と述べています。(ヘブライ 5:14)円熟したクリスチャンなら,聖書で訓練された良心を働かせることによって,受け入れ得るタイプの音楽を見分けるのは難しくないはずです。エホバの証人は,自分の行動を律するのにタルムードのような禁止条項のリストや,禁じられた音楽のいわば“禁書目録”のようなものを必要としません。各自が,音楽を選ぶことをも含めすべてのことにおいて,天の父に喜ばれるよう識別力を働かせるようにしましょう。―エフェソス 5:18-20。フィリピ 1:9-11。

[9ページの図版]

あなたが持っているレコードは心霊術,麻薬あるいは不道徳を勧めるものですか

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