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  • 失われた名前のなぞを解く
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 6/15 4–6ページ

失われた名前のなぞを解く

約3,500年前,人類の歴史を書き始めたイスラエルの指導者モーセは,当然のことながら自分の母国語であるヘブライ語を使いました。その歴史の書は,ヘブライ語聖書,または旧約聖書として一般に知られている39冊から成る書の最初の五つの部分を占めています。この聖書には神の独自のみ名が7,000回近く出てきます。それはどんな名前でしょうか。

その名前は非常に神聖なものであるので,創造者はその用い方に関してイスラエルに次のような命令をお与えになりました。「あなたはあなたの神ヤハウェ[ヘブライ語,יהוה]の名を誤用するために口にしてはならない」。(出エジプト記 20:7,エルサレム聖書)「やたらにわたしの名を使っては……ならない」。(リビングバイブル)「ヤハウェ」または「エホバ」という名に見覚えがありますか。あるいは,今までに聞いたことのない名前ですか。

この命令によく注意してください。神はご自分のみ名を用いることや口にすることを禁止されたのでしょうか。そうではありません。明らかに,それを誤用することを禁止されたのです。

その聖句の出てくる出エジプト記 20章7節を,あなたご自身の聖書で調べてみてください。驚かれるかもしれませんが,大抵の翻訳はおおむね次のようになっています。「汝の神,主の名をみだりに取り上げてはならない」。(欽定訳,1611年; ユダヤ出版協会,1917年)「あなたはあなたの神である主の名をみだりに取り上げてはならない」― 改訂標準訳,1952年; カトリック版,1957年。

妙だとは思いませんか。そうです,多くの聖書翻訳からは神のみ名が省略されているのです。宇宙で最も重要な名前が,キリスト教世界における幾百万冊の聖書から,またユダヤ教世界で一般に用いられているほとんどの翻訳聖書から削除されているのです。これは異常なことではありませんか。

この現象は誤解によるものでしょうか。それとも,主権者なる主エホバを見下げようとする故意の試みでしょうか。もし後者であるならば,それは創造者に対する人間の関係に影響を与える非常に重大な欺まんであると言わねばなりません。

古代において神のみ名は用いられたか

神のみ名は人類史の初めから用いられてきました。どうしてそう確信できますか。それは,聖書に次のような歴史的記録があるからです。「さて,アダムはその妻エバと交わりを持ち,彼女は妊娠した。やがて彼女はカインを産んで,こう言った。『わたしはエホバの助けでひとりの男子を産み出した』」。NIV旧約聖書ヘブライ語・英語行間逐語訳によると次のようになっています。

אֶת־ קַיִן וַתֹּאמֶר קָנִיתִי

わたしは–産み出した そして–彼女は–言った カイン ***

אִישׁ אֶת־ יְהוָה ‏׃ וַתֹּסֶף

そして–彼女は–続けた (2)ヤハウェ 共に 男子

ここには神の独自の名が「ヤハウェ」としてはっきり示されています。―創世記 4:1。

このことは何を明らかにしますか。地球に住んだ最初の人間がその創造者の固有のみ名を知っていたということです。その名は,ヘブライ語聖書のすべての部分が書き記される1,000年以上の期間,唯一まことの神の名として引き続き用いられました。そうであれば,「エホバ」あるいは「ヤハウェ」という名を隠す習慣はどのように,またいつ始まったのか,という疑問が生じてきます。

ユダヤ人の伝統があなたの聖書に影響を与えましたか

神のみ名が使われなくなり始めた時がいつかを定めるのは困難です。しかし,幾つかの証拠からすると,西暦70年以前に,伝統に縛られたユダヤ人たちの間に神の固有の名を発音させまいとする迷信が育ったことが分かります。神のみ名が何世紀も用いられた後,ユダヤ人の宗教権威者たちは明らかに,そのみ名はあまりにも神聖なので発音してはならない,そして,その誤用を避ける唯一の方法はそれを口にすることをいっさい禁ずることであると決定しました。しかしその論理は,姦淫を避けるために結婚を禁ずるようなものです。

そのユダヤ教の伝統はキリスト教世界の聖書翻訳に影響を与えたでしょうか。同世界の聖書は神のみ名に栄光を帰したでしょうか。それともユダヤ教の誤りを継続し,み名を覆い隠したでしょうか。あなたの聖書はこの点に関して欠陥がありますか。現代の幾つかの翻訳を簡単に調べてみるだけで,これらの質問に対する答えが得られます。

アメリカ訳(1923年,スミス-グッドスピード訳)の編集者は次のように述べています。「この翻訳において我々は正統派のユダヤ教の伝統に従い,『ヤハウェ』という名を『主』に置き換えた」。(下線は本誌)新国際訳(1978年)の前置きにはこう記されています。「神のみ名YHWHに関して……翻訳者たちはほとんどの英語翻訳で用いられている方法を採用し,そのみ名を『主』と訳出した」。

改訂標準訳(1952年)は,その前身に当たる,エホバという名を一貫して用いたアメリカ標準訳(1901年)の良い例を退けて,次のように説明しています。「この翻訳において我々は,古代ギリシャ語とラテン語による翻訳の前例,および会堂でヘブライ語聖書が読まれる際の長く確立された習慣に従うジェームズ王欽定訳(1611年)の訳し方に返った」― 下線は本誌。

宇宙で最も重要な名前に関する無知が全世界に見られるのは,一つには疑いなくユダヤ人の伝統によります。そして,キリスト教世界の翻訳者のほとんどはそれに迎合してきました。なぜでしょうか。彼らはなぜ,わたしたちが自分の聖書にエホバあるいはヤハウェという名を見るのを望まないのでしょうか。

その動機は何であったか

英国のシェフィールド大学聖書研究部門の講師デイビッド・クラインズは,図らずも翻訳者の動機を知る手掛かりを与えてくれています。「神学」と題する雑誌の中で,彼はこう述べています。「クリスチャンの意識からヤハウェが消え失せたことによる一つの結果として,神格の唯一の現われとしてのキリストの位格重視への傾向が生じた。……『友なるイエス』……のような賛美歌の中に……理論的には厳しく否定されるはずのもの,すなわち三位一体の第二の位格の唯一神教が実際に見いだされるのである」。クラインズ教授は続けて次のように結論しています。「実際には,三位一体の神学はキリストの位格と業を中心的な位置に置く傾向があった。父[エホバ]と聖霊の役割は,神学においても礼拝式文においても,通常,み子の次に置かれてきた」。

では,最終的にどんな結果が生じたのでしょうか。ユダヤ人にとって,主権者なる主エホバは不適切にも,名もない「神格」というような抽象的観念になってしまいました。多くの新教徒にとっては,エホバはキリストに没入して消えてしまい,三位一体の神の中で第二の地位に格下げされてしまいました。カトリックの宗教における現状では,イエス・キリストだけでなく,イエスの母マリアもエホバに取って代わりました。なぜそうなったのでしょうか。なぜなら,三位一体の考えでは,マリアは「神の母」とも見られているからです。これによって,エホバは一般のカトリック信者の愛情の対象から外されてしまいました。

それでは,あなたにとってエホバはどんな方ですか。あなたはエホバを親しく知ろうとされますか。あなたの個人的な決定はあなたの将来に重大な影響を及ぼします。エホバはこう言われたからです。「『わたしは,諸国民の中で汚され……たわたしの大いなる名を必ず神聖なものとするであろう。そして諸国民はわたしがエホバであることを知らなければならなくなる』と,主権者なる主エホバはお告げになる,『すなわち,わたしが彼らの目の前で,あなた方の中で神聖にされるときに』」― エゼキエル 36:23。

幸いなことに,エホバは人類のためにご自分の証人たちを立てられました。彼らはこの20世紀において,神のみ名と目的を恐れなく告げ知らせています。もしあなたが,まことの生ける神エホバを知りたいと望まれるなら,近くに住んでいるエホバの証人か,この雑誌の発行者と連絡を取ってください。証人たちは金銭的負担や義務を負わせることなく,あなたが天の父エホバを知るよう,喜んでご援助致します。―イザヤ 43:10。マタイ 6:9。

[5ページの拡大文]

神だけに属するお名前は聖書のヘブライ語本文中に約7,000回出てきます。それはあなたの聖書の中にも出てきますか

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