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  • 1914年 顕著な年 ― なぜ?
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
塔84 7/1 20–23ページ

1914年 顕著な年 ― なぜ?

読者は1914年にどこにおられましたか。『まだ生まれていませんでした』とお答えになりますか。しかし,いまだに1914年のことを覚えている人々が今日数百万人もいます。

1914年当時,メアリーは高校の最終学年を終えようとしており,ドイツ語を学び,学校の教師という,報いの多い職に就くことを楽しみにしていました。その年の夏,大学へ入る前に,メアリーが米国の北東部の海岸にある父親の農場の畑で,熟しつつあるトマトのつやつやした皮から虫を取っていたその時,そこから世界を半周したあたりにあるサラエボで,オーストリアの皇太子が暗殺者の銃弾に倒れていました。それが第一次世界大戦のぼっ発する発火点となりました。その戦争のニュースがメアリーのもとに伝わってきた時,彼女は,『やはり本当だったんだ! 聖書研究者たちが言っていたことが本当に起きたんだ。1914年は顕著な年になる!』と思いました。

世界の出来事についてそのように感じたのは一人メアリーだけではありませんでした。1914年8月30日に,「1914年にすべての王国は終わる」という人目を引く見出しが,ニューヨークの一流新聞であったザ・ワールド紙の日曜雑誌欄の4ページに大きく載せられました。この特集記事は次のように述べていました。「欧州における恐るべき戦争のぼっ発は異例な預言の成就となった。過去四半世紀の間,『千年期黎明派』としてよく知られる『国際聖書研究者[エホバの証人]』は,伝道者や出版物を通して,聖書に預言された憤りの日は1914年に明けるであろうと世界にふれ告げてきた。『1914年に注意せよ!』というのが旅行する幾百人の福音宣明者の叫びであり,彼らはこの風変わりな信条を携えて国じゅうを回り,『神の王国は近づいた』という教理を宣揚した」。

その年に生きていたかどうかにかかわりなく,読者にとって1914年は,時たつうちに黄ばんで丸まってしまった単なる1枚のカレンダー,あるいはぼろぼろになった雑誌のページに載せられた見出し以上のものを意味するはずです。それはあなたの今日の生活に影響を及ぼす重大な年なのです。

1914年はなぜ顕著な年なのか

エホバの証人はどのようにして30年以上も前に,1914年が神の支配権にとって重要な年になることを知ったのでしょうか。当時エホバの証人は起ころうとしていた事柄の意味を完全には理解していませんでしたが,「ものみの塔」誌は早くも1879年12月から,1914年を聖書預言に関して顕著な年として指し示してきました。そして,「ものみの塔」誌の1880年3月号は,「諸国民の定められた時」つまり「異邦人の時」とイエス・キリストが呼ばれた期間の終わりと,神の王国の支配とを結びつけました。(ルカ 21:24; 欽定訳)「ものみの塔」誌のその号は,「『異邦人の時』は1914年にまで及び,天の王国はその時まで完全に権力を執ることはない」と述べていました。

「異邦人の時」あるいは「諸国民の定められた時」という表現は何を意味しているのでしょうか。そして,それは神の王国とどのように結びつくのでしょうか。こうした質問に答えるために,イエスの言葉をもっと細かく調べてみることにしましょう。イエスはこう言われました。「エルサレムは,諸国民[異邦人]の定められた時が満ちるまで,諸国民[異邦人]に踏みにじられるのです」― ルカ 21:24。

「エルサレム」は何を意味しているのでしょうか。それは神の王国を指しています。どうしてそう言えるのでしょうか。古代イスラエルは,西暦前1513年から西暦1世紀まで,神の選ばれた民でした。(出エジプト記 19:6。マタイ 23:37,38)エホバはイスラエルを予型的な神権政府,つまり神の支配のもとに組織しました。エルサレムはその首都になり,ダビデの家系の,神に油そそがれた王たちが「エホバの王座」に座したのはそこエルサレムでのことでした。彼らはエホバに代わって王として支配しました。(歴代第一 29:23。歴代第二 9:8)マクリントクとストロングの「百科事典」は次のように述べています。「エルサレムは全イスラエルの王の居住地とされた。そして,しばしば『エホバの家』と呼ばれた神殿は,同時に,王の王,神権国家の至上の首長の居住地をなした」。

エルサレムは,いつ,どのようにして異邦人によって踏みにじられたのでしょうか。踏みにじられるようになったのは西暦前607年のことです。どのようにして?ダビデの王朝がにわかに断たれることによってです。ゼデキヤ王は退位させられ,エルサレムの市街は侵入して来たネブカドネザル配下のバビロニア人の軍勢によって滅ぼされました。聖書はエゼキエル 21章26節と27節で,ダビデの王統に対するこの侵害についてこう予告していました。「冠を取り外せ。……それは法的権利を持つ者が来るまで,決してだれのものにもならない。わたしはその者にこれを必ず与える」。神の支配は,「諸国民の定められた時」が終わるまで,抑えられていました。ですから,異邦人の時とは,エホバ神の支配権を地上で代表する政府なしに,諸国民が支配をした期間のことです。

異邦人の時が終わると,エホバは,「法的権利を持つ」方,イエス・キリストに支配権を与えることになっていました。それゆえ,1914年はキリストが王として神の天の王国で支配を始めた時をしるしづけるものとなるのです。そして,その支配権は今日に至るまで続いているので,それはあなたに影響を及ぼします。

どのように年代を計算して,1914年が顕著な年であることが分かったのでしょうか。「ものみの塔」誌の1880年6月号は,こう説明しています。「2,520年という長い期間と野獣(人間の諸政府,ダニエル 7章。)の支配下での彼らのつらい経験とは,ネブカドネザルの『七つの時』と野獣の間での同王のつらい経験とによって,ダニエル 4章の中にはっきりと予表されていた」。それで,1914年に至る年代の流れをたどるために,バビロンの王の見たあの不可解な夢に戻らなければなりません。

預言的な青写真

エホバはご自分の預言者たちを通して,従うべき預言的青写真を常にご自分の民に与えてこられました。「主権者なる主エホバは,内密の事柄を自分の僕である預言者たちに啓示してからでなければ何一つ事を行なわないのである」と,アモス 3章7節は述べています。例えば,ノアは4,000年以上前に,神の特別な使者でした。エホバはノアに,あの邪悪な世に臨もうとしている水による滅びについての預言的な警告をお与えになりました。(創世記 6:3; 7:4)その時に起きた事柄はまた,目に見えない,「人の子[イエス・キリスト]の臨在」の間に起きる,不敬虔な者たちの将来の滅びの型ともなっていました。(マタイ 24:37-39)ですから,ダニエルがネブカドネザルの持っていた世界の支配権について明らかにした事柄 ― その失脚と権力への復帰 ― がやはり,神の油そそがれた王による神権的な世界支配が変化することを示す小規模な例えであったとしても,別に異例なこととは思えないはずです。

ダニエル 4章10節から17節の預言的な型を調べるとき,どんなことが分かるでしょうか。天に達する巨大な木は神の支配権を表わしています。その木はエルサレムに首都を置くユダの神の王国が西暦前607年に倒れた時に切り倒されました。諸国民による獣のような支配の「七つの時」が過ぎ去った後,締めつけていた2本の金属のたがが外され,イエス・キリストが1914年に神の天の政府の王として支配し始めた時に神の支配権は回復されました。

1年に対して1日

「七つの時」が2,520年であるとどうして分かるのでしょうか。その計算の方法は,ものみの塔協会の初代会長,C・T・ラッセルが1877年に行ない,ラッセルが共著者の一人になっていた「三つの世界」と題する本に記されているものと同じです。その計算法は次の通りです。啓示 12章6節と14節から,1,260日が「一時と二時と半時」,つまり合計3 1/2時と等しいことが分かります。ですから,「一時」は360日になります。「七つの時」は360×7,つまり2,520日になります。ここで聖書の規則に従って,1年に対して1日として数えるなら,「七つの時」は2,520年になります。(民数記 14:34。エゼキエル 4:6)ゆえに,「七つの時」,つまり異邦人の時の続く期間は,西暦前607年から西暦1914年までになります。

ネブカドネザルの見た預言的な木の夢が20世紀にまで及び,神の王国に関して成就を見ると信じてよいどんな理由があるでしょうか。一つの理由は,ダニエル書の大半が,ダニエルが生涯を終えた後に,世界の支配権と神の王国について成就を見る預言に関係しているということです。例えば,ダニエル 2章をお読みになってください。それは,連綿と続く世界強国を表わす,複数の金属で成る一つの像が粉々に砕かれる様を描いています。何がそれを砕くのでしょうか。神の王国です!(ダニエル 2:44)あるいは,ダニエル 7章をお読みになってみてください。そこでは連綿と続く世界政府が海から上って来る数匹の野獣として登場し,最後には一つの支配権によって取って代わられます。それらに取って代わるのは何ですか。神の王国です!(ダニエル 7:14)あるいは,ダニエル 11章と12章をお読みになってください。それらの章の中で,北の王と南の王は世界の至上権をかけて行なわれる戦いで互いに相手を試し続け,ついには君ミカエルの手で双方共敗北を喫します。(ダニエル 12:1)このミカエルはだれでしょうか。神の王国の支配者であるイエス・キリストです。

ですから,1914年は顕著な年であるということには十分の理由があります。それは地に対する神の王国の義の支配の始まりを表わし示しました。そして,邪悪な者には滅亡を意味しました。また,この不敬虔な事物の体制の「終わりの日」を指し示しました。(テモテ第二 3:1)それは地上の楽園の始まりへの秒読みをしるしづけるものとなりました。

1914年があなたに影響を及ぼす顕著な年である理由はほかにもあります。こうした点は今後の「ものみの塔」誌の号の中で扱われるでしょう。

[21ページの拡大文]

「ものみの塔」誌は早くも1879年12月から,1914年を顕著な年として指し示してきた

[21ページの拡大文]

神の支配は異邦人の時が終わるまで,抑えられていた

[22ページの拡大文]

異邦人の時が終わると,エホバはイエス・キリストに支配権をお与えになった

[22ページの拡大文]

1914年はキリストが王として神の天の政府で支配を始めた時をしるしづけた

[23ページの囲み記事]

ダニエル 9章に見られる別の預言は,メシア ― 神の王国の将来の王 ― の人間としての到来に焦点を当て,その登場する年まで正確に定めていたのです!「七十週」の期間が関係しています。(ダニエル 9:24-27)聖書学者たちは一般に,この預言的な週の1日が1年に相当することを認めています。ダニエルの預言の一つがメシアの人間としての到来を正確に予告しているのですから,ダニエルの別の預言が神の天の王国におけるメシアつまりキリストの目に見えない到来を予告していてもそれほど不思議ではありません。

[23ページの図表/図版]

王の夢はあなたにとってどんな意味があるか

木 神の支配権

木が切り倒され, 西暦前607年,人間の王を通しての神の支配が終わる

たがが掛けられる

異邦人の七つの時 2,520年に及ぶ,獣のような諸政府による支配

たがが外される 西暦1914年,天的な王キリスト・イエスを通して

神の支配が始まる

[20ページの図版]

ニューヨークの新聞,ザ・ワールドは,1914年8月30日付のその紙面で,国際聖書研究者協会(エホバの証人)が1914年を聖書預言の顕著な年として指し示していたという注目すべき事実に注意を向けた

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