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  • 「命のために」義と宣せられる
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1985
塔85 12/1 8–12ページ

「命のために」義と宣せられる

「正しさを立証する一つの行為を通して……及ぶ結果(は)……命のために彼らを義と宣することなのです」― ローマ 5:18。

1 だれが義に飢え渇いていますか。彼らの欲求はどのように満たされますか。

「義に飢え渇いている人たちは幸いです。その人たちは満たされるからです」。(マタイ 5:6)義に渇くそうした気持ちは,「天の王国はその人たちのもの」と言われている人々だけではなく,『地を所有する』人々の場合も十分に満たされるでしょう。(マタイ 5:10。詩編 37:29)どちらの級も,使徒ペテロが「神の約束によってわたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」と書いて言い表わした希望にあずかります。(ペテロ第二 3:13)そうです,エホバ神は天的な新しい義の政府,つまり「天の王国」と,義の「新しい地」,つまり地上の楽園における人間社会を約束されました。

2 エホバ,義,平和な新秩序に関するわたしたちの希望の間にはどのような関係がありますか。

2 しかし,正確には義の新しい天と義の新しい地をどのように理解すべきでしょうか。それは,天的な新しい政府も,それによって支配される地上の人類も,義と不義に関する神の規準を認めなければならないことを意味します。エホバは「義の住まい」であられます。(エレミヤ 50:7)義はエホバの主権の基盤そのものであり,宇宙における王座の場所なのです。(ヨブ 37:23,24。詩編 89:14)宇宙内に平和が存在するには,エホバの被造物が,何が義にかない,何がよこしまかに関する規準を確定する神の権利を認めなければなりません。逆に言えば,義の新秩序に対するわたしたちの希望は,エホバがご自身の規準を固守されることに依存しているのです。―詩編 145:17。

3 エホバの絶対的な義を考えるとき,どんな質問が頭に浮かびますか。

3 そのようなわけで,聖にして義なる神エホバが不義の罪人をどのように扱うことができるかという質問が生じます。(イザヤ 59:2; ハバクク 1:13と比較してください。)義に関するご自身の高められた規準に忠実を保ちながら,なおかつ義の政府である「新しい天」にあずかる人々を罪人の中から選び,義の「新しい地」の一部となる人々をご自身の友として受け入れることがどうしておできになるのでしょうか。これに答えるためには,正しさが立証されること(義認あるいは義化),つまり義と宣せられることに関する聖書的な教理を理解しなければなりません。

憐れみ深い信用貸しの取り決め

4 堕落した人類が神のみ前に大きな負債を負っているとなぜ言えますか。この負債からわたしたちが自分を解放できないのはなぜですか。

4 聖書の中で罪は負債に例えられています。(マタイ 6:12,14; 18:21-35; ルカ 11:4をご覧ください。)すべての人は罪人なので,神のみ前に大きな負債を負っています。「罪の報いは死」なのです。(ローマ 6:23)アダムの子孫は先祖であるアダムによって「罪のもとに売られている」ので,人を打ちのめすようなこの負債から自分を解放するために何もすることができません。(ローマ 7:14)それをぬぐい去ることができるのは債務者の死のみです。「死んだ者は自分の罪から放免されているのです」。(ローマ 6:7)罪人の生涯になされるどんなりっぱな業も,アダムが失ったものを買い戻すことはできず,まして神のみ前における義なる立場を付与することはできません。―詩編 49:7,9。ローマ 3:20。

5 エホバはどのように,ご自身の完全な公正さを重んじながらも罪深い人類に解放を備えられましたか。

5 エホバはどのようにして,義に関するご自身の規準を曲げることなく,堕落した人類のための解放を備えることがおできになるのでしょうか。その答えで際立っているのは,エホバの知恵と過分のご親切です。使徒パウロはローマ人への手紙の中でその点を見事に説明し,このように書いています。「彼ら[罪人たち]がキリスト・イエスの払った贖いによる釈放を通し,神の過分のご親切によって義と宣せられるのは,無償の賜物としてなのです。神はこの方を,その血に対する信仰によるなだめのための捧げ物として立てられました。これはご自身の義を示すためでした。神は過去に,すなわちご自分が堪忍を働かせていた間になされた罪を許しておられたからです。こうして今の時期にご自身の義を示し,イエスに信仰を持つ人を義と宣する際にもご自分が義にかなうようにされました」― ローマ 3:24-26。

6 (イ)公正さに関するエホバの規準はキリストの犠牲によりどのように満たされましたか。したがってエホバは快く何を行なわれますか。(ロ)神はどのように,信仰を持つ人の勘定に義を信用貸しすることがおできになりますか。

6 エホバはその過分のご親切により,アダムの子孫のためにイエスの犠牲を受け入れられました。(ペテロ第一 2:24)イエスは完全な人アダムが失ったものを,完全な人として買い戻されたことからして,それは同等の,あるいは対応する犠牲でした。(出エジプト記 21:23; テモテ第一 2:6をご覧ください。)公正に関する条件が満たされたので,エホバは「イエスに信仰を持つ人」の勘定につけられていた罪を快く愛のうちに「ぬぐい去る」,あるいは『塗り消す』ようにされます。(イザヤ 44:22。使徒 3:19)そのような人が忠実を保つなら,エホバは『その罪過を彼に帰すこと』を差し控えるだけでなく,実際にその人の勘定に義を信用貸しされるのです。(コリント第二 5:19)この憐れみ深い信用貸しの取り決めにより,『多くの者が義とされてきました』。(ローマ 5:19)これが,正しさを立証すること,つまり人が無罪とみなされることを可能にする神の行為の一つの面です。(使徒 13:38,39)では,この事物の体制の期間中に正しさを立証されてきた人々,つまり義と宣せられてきた人々はだれでしょうか。

14万4,000人の「聖なる者たち」

7 キリストはどのような方法で義と宣せられましたか。そのため何が可能になりましたか。

7 もちろん,キリストご自身は真の意味で義にかなった方だったので,義の信用貸しを必要とされませんでした。(ペテロ第一 3:18)イエスは完全な人(「最後のアダム」)として死に至るまで忠実を証明し,地上の命に対するご自分の権利を犠牲にされたので,み父エホバによって復活させられました。イエスは「霊において義と宣せられ」ました。つまり,ご自身の功績に基づいて根源的に義と宣言され,「命を与える霊」としてよみがえらされました。(コリント第一 15:45。テモテ第一 3:16)そしてご自身の犠牲の死により,エホバが信仰の男女に義を信用貸しすることができるようになるための基礎を置かれたのです。―ローマ 10:4。

8,9 (イ)義の信用貸しから最初に益を受ける人々はだれですか。なぜですか。(ロ)「新しい天」を構成するのはだれですか。彼らは何を支配しますか。

8 当然ながら,義の「新しい天」,すなわち王イエス・キリストのもとにある王国政府を構成するためエホバがお選びになる者たちは,この事物の体制におけるこの憐れみ深い取り決めから最初に十分の益を得る者たちです。ダニエルの書は天で行なわれた儀式の様子を描いています。この儀式により人の子であるキリストは,「[地上の]もろもろの民,国たみ,もろもろの言語の者が皆これに仕えるため」,「支配権と尊厳と王国」をお受けになります。次いでダニエルは,『王国と支配権』が,「至上者[エホバ]の聖なる者たち」にも与えられることを示しています。―ダニエル 7:13,14,18,27。啓示 5:8-10と比較してください。

9 天のシオンの山で子羊イエス・キリストと共に支配すべく選ばれたこれらの「聖なる者たち」は,「人類の中から買い取られた」14万4,000人という数であることが明らかにされています。(啓示 14:1-5)これらの者たちはキリストと共に,エホバの新しい事物の体制の義の「新しい天」を構成します。

義とみなされる ― どのように,またなぜ?

10 (イ)正しさが立証されることについて最も明確にしているのは聖書中のどの書ですか。それはだれに宛てて書かれたものですか。(ロ)正しさが立証されるという聖書の教理に主に関係している人々はだれですか。

10 聖書の中で,神が人間を義と宣することについて最も明確にしているのはローマ人に宛てたパウロの手紙でしょう。興味深いことにパウロは,この手紙を『聖なる者となるために召された』人々に宛てています。(ローマ 1:1,7)その点は,パウロが明示しているように,『正しさが立証されること』,つまり義と宣せられることの教理が14万4,000人の「聖なる者」に関連して用いられている理由を説明するものです。

11 信仰,業,正しさが立証されることの間にはどんな関係がありますか。

11 ローマ人への手紙の中でパウロが論じていることの要点は,ユダヤ人と異邦人の別を問わず,モーセの律法に調和してなされる業であろうと,生得的な道徳の律法に対する純然たる敬意からなされる業であろうと,業によっては神のみ前に義の立場を得ることができないということです。(ローマ 2:14,15; 3:9,10,19,20)ユダヤ人も異邦人も,キリストの贖いの犠牲に対する信仰に基づいてのみ義と宣せられるのです。(ローマ 3:22-24,29,30)しかし,ローマ人への手紙の最後のほうの章(12章から15章)の諭しは,そうした信仰には,ヤコブも説明しているように,敬虔な業の裏付けがなければならないことを示しています。(ヤコブ 2:14-17)そのような業は,正しさが立証されたクリスチャンが,神によって正しさが立証されるために不可欠な信仰を持っていることをまさに証明するものです。

12,13 (イ)14万4,000人の「聖なる者たち」が義と宣せられる必要があるのはなぜですか。(ロ)彼らは,自分たちが受ける命の権利に関して何をしますか。

12 それでも,どんな差し迫った理由のために,「聖なる者となるために召され」るクリスチャンは義と宣せられる必要があるのでしょうか。これは,正しさが立証されることが勘定に書かれる第二の面です。つまり,神はある人を,ご自分の完全な人間の子として命に値する者と宣するのです。14万4,000人は,義の「新しい天」で果たすように招かれているその役割ゆえに,地上での永遠の命の希望をすべて放棄し,断念しなければなりません。(詩編 37:29; 115:16)この意味において彼らは犠牲の死を遂げます。『キリストのような死に服する』のです。―フィリピ 3:8-11。

13 さて,モーセの律法中に記された原則と調和し,エホバに差し出されるどんな犠牲にも欠陥があってはなりません。(レビ記 22:21。申命記 15:21)14万4,000人の「聖なる者たち」は,「完全にされた義人たち」として語られています。―ヘブライ 12:23。

霊的な子として養子にされる

14,15 (イ)14万4,000人は罪に関してどんな変化を経験しますか。(ロ)彼らはどのような方法で「命の新たな状態」によみがえらされますか。

14 これら「義人たち」はなお肉体を付けて生きている間に,象徴的な死を経験します。使徒パウロはこのように説明しています。「わたしたちは罪に関しては死んだのですから,どうしてなおもそのうちに生きつづけてよいでしょうか。それともあなた方は知らないのですか。キリスト・イエスへのバプテスマを受けたわたしたちすべては,その死へのバプテスマを受けたのです。ですから,彼の死へのバプテスマを受けたことによって,わたしたちは彼と共に葬られたのです。それは,キリストが父の栄光によって死人の中からよみがえらされたのと同じように,わたしたちも命の新たな状態の中を歩むためです。……わたしたちが知るとおり,わたしたちの古い人格は彼と共に杭につけられたのであり,それは,罪深い体が無活動にされて,もはや罪に対する奴隷とはならないためです。死んだ者は自分の罪から放免されているのです」― ローマ 6:2-7。

15 14万4,000人の「聖なる者たち」は人間として生きている間,『罪に関しては死にます』。彼らのうちでこの終わりの時代に地上にとどまっているのは少数の残りの者にすぎません。それら『聖なる者となるために召された』人々は象徴的な死を遂げたあと,「命の新たな状態」へとよみがえらされます。彼らを義と宣したエホバは,ご自身の霊により,彼らを霊的な「子供」として生み出される立場におられます。彼らは「再び生まれ」,「神の子」として養子にされます。(ヨハネ 3:3。ローマ 8:9-16)a それらの人たちは霊的イスラエル人となり,新しい契約に入れられます。―エレミヤ 31:31-34。ルカ 22:20。ローマ 9:6。

祭司職と王権の相続人

16 14万4,000人の「聖なる者たち」は何の相続人となりますか。

16 神の養子にされた霊的な「子」として,14万4,000人の「聖なる者たち」は「相続人」ともなります。(ガラテア 4:5-7)パウロは霊によって生み出された仲間のクリスチャンにこう書きました。「さて,子供であるならば,相続人でもあります。実に,神の相続人であり,キリストと共同の相続人なのです。ただし,共に栄光を受けるため,共に苦しむならばです」。(ローマ 8:17)キリストの相続物とは何ですか。エホバは,「メルキゼデクのさまにしたがい永久に」キリストを王なる祭司とされました。(ヘブライ 6:19,20; 7:1)霊によって生み出されたクリスチャンは,キリストと「共同の相続人」なので,霊的な祭司としてもエホバから油そそがれます。(コリント第二 1:21。ペテロ第一 2:9)さらに,彼らがエホバから義と宣せられる究極的な目的の一つは,後に「一人の方イエス・キリストを通し,命にあって王として支配する」ことです。―ローマ 5:17。

17 (イ)油そそがれたクリスチャンは,義と宣せられても何を日ごとに行なう必要がありますか。(ロ)彼らはどのように報いを得ますか。

17 これら油そそがれたクリスチャンたちは,義と宣せられてはいても,なお地上にいる間,自分の罪深い傾向と闘わなければなりません。(ローマ 7:15-20)不完全さゆえに日ごとに犯す罪から自分を清めてもらうため,キリストの血を必要とします。(ヨハネ第一 1:7; 2:1,2)地上の命が尽きる時まで忠実を保つなら,彼らは文字通り死んで復活させられ,義の「新しい天」の一部として「朽ちず,汚れなく,あせることのない相続財産」を得ることになります。―ペテロ第一 1:3,4。ペテロ第二 3:13。

「神の子たちの表わし示されることを待っている」

18,19 (イ)人間という「創造物」は何を待っていますか。(ロ)「神の子たち」はどのように「表わし示され」ますか。人間という「創造物」がそのことに対する切なる希望を抱いて生活しているのはなぜですか。

18 このすべては,14万4,000人の霊的な「神の子たち」よりもはるかに数が多い,義に飢え渇き,地を所有する希望を持つ人々にどのような影響を及ぼすでしょうか。これらの人々について使徒パウロはこう書いています。「創造物は切なる期待を抱いて神の子たちの表わし示されることを待っているのです。創造物は虚無に服させられましたが……それはこの希望に基づいていたからです。すなわち,創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになることです」― ローマ 8:19-21。

19 楽園の地で永久に生きる希望を持つ,これら人間という「創造物」は,王イエス・キリストと復活させられた「神の子たち」が『表わし示されて』,現在の邪悪な事物の体制を滅ぼし,その後に「千年のあいだ」王また祭司として支配する,間近に迫ったその時に対する「切なる期待」を抱いて生活しています。(啓示 20:4,6)キリストの千年統治の期間中,人間という『創造物そのものは腐朽への奴隷状態から自由にされます』。

20 次の記事ではどんな事柄が考慮されますか。

20 義の「新しい地」で生きる人間が最終的にどのように「神の子供の栄光ある自由」を得るのか,また,正しさが立証されるという聖書の教理はどのように今でも彼らに影響を与えるのかという点に関しては,次の記事で考慮されます。

[脚注]

a 『再び生まれる』ことに関する詳細な説明については,「ものみの塔」誌1982年2月1日号,3-14ページをご覧ください。

神が人を義と宣することに関して ―

□ 義の新しい天と義の新しい地という聖書の言葉は何を意味していますか

□ 人類がエホバの目から見て義にかなった者とされる必要があるのはなぜですか

□ 義に関するエホバの規準はどのように満たされましたか

□ 14万4,000人が,義と宣せられる最初の者であるのはなぜですか。彼らは,得た命の権利をもって何を行ないますか

□ 14万4,000人はキリストと共同の相続人として,何になりますか

[11ページの囲み記事]

正しさが立証されること,つまり義と宣せられることには二つの側面がある

(1)神がその人を無罪とみなされる

(2)神がその人を,地上における永遠の命にふさわしい完全な者と宣する

14万4,000人の油そそがれたクリスチャンは上記の二つの点において義と宣せられている。彼らは人間の命の権利を犠牲にし,「新しい天」においてキリストと共に王また祭司となるよう召された霊的な「子たち」として生み出されている

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