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  • 『創造物すべてはうめいています』― どうしてですか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
塔86 7/1 4–5ページ

『創造物すべてはうめいています』― どうしてですか

最初の男と女は神に背を向けました。しかし二人は,自分たちが望んだ“解放”を得たのですから,それ以後は,最善を尽くして自分たちで物事を扱っていかねばなりませんでした。やがて両人は,その最善の努力も十分と言うにはほど遠いものであることを知ります。経験がなく,知識も限られていたため,さまざまな問題が生じました。

わたしたちの中に,差別や不正の犠牲になっている人が多いのはそのためです。わたしたち人間が皆,不完全さのとりこになっているのもそれが原因です。そのために人間は病気になり,異常な肉体的,精神的苦痛を味わい,悲しみの涙を流します。また,聖書の表現を借りて言えば,「創造物すべて(が)今に至るまで共にうめき,共に苦痛を抱いている」のも,やはりそのためです。―ローマ 8:22。

解放を得ようとする人間の最初の試みは,かえって自らを隷属させる結果になりました。そのときから今日まで6,000年の間,人間はその試みの悪い影響から自らを解放することを試みてきました。しかし,どれほど成功したでしょうか。

政治的解放

人間はあらゆる種類の政府を試みてきました。圧制的な政府や公正を欠いた政府,国民の当面の必要を満たせない政府などは除かれるか,または暴力的な手段によって覆され,他の政府に置き替えられました。それでも,はかばかしい結果は得られませんでした。

ジャーナリストのランス・モローは,政治革命について次のような見解を述べています。「歴史を見ると分かる通り,過去において,変革の空想劇は次々に数多く演じられてきたが,結局のところ,その変革なるものは全体主義的なもの,殺人をこととするもの,政治革命で覆された政権と大差ないものとなった。つまり希望にはやる熱狂的行動が経験を打ち負かしたのである」。

不完全な政府を不完全な政府に置き替えることは,真の解放をもたらす理想的な方法とは言えません。ですから賢王ソロモンは,神の霊感を受けて,「人が人を支配してこれに害を及ぼした」と書きました。(伝道の書 8:9)完全な政府が不完全な支配からの解放を実現させるまでは,『創造物すべてが共にうめき,共に苦痛を抱いてゆく』ことは明らかです。

国家的,人種的差別からの解放

人種偏見や国家的偏見は,聖書の真理,すなわち神は「一人の人からすべての国の人を造(られた)」,「神(は)不公平な方ではなく,どの国民でも,神を恐れ,義を行なう人は神に受け入れられる」という真理と真っ向から矛盾します。(使徒 17:26; 10:34,35)しかし,平等な扱いを求める人々は,キリスト教国をもって自任する国々においてさえ,その希望がかなえられない場合が多いのです。

一例として黒人のことを考えてみましょう。いわゆるクリスチャンの中には,皮膚の色が黒いのは,カナンとその子孫が神にのろわれたからだと主張し,黒人を隷属的地位に置く人たちがいます。この点その人たちは間違っています。黒人はカナンの子孫ではなくてクシュの子孫であり,もしかしたらプトの子孫でもあるかもしれません。そしてそのどちらものろわれてはいませんでした。―創世記 9:24,25; 10:6。

それが事実であるにもかかわらず,黒人は多くの場合,社会的にも経済的にも仲間の黒人にさえ踏みつけられた状態にあります。彼らは長い間解放を願い求めてきました。座り込みや抗議デモなどを行なったにもかかわらず,その解放運動は,一部の点で成功したにすぎませんでした。人々の心を完全に変えることはできないため,人種偏見,宗教的無知,隣人愛の欠けた状態などを一掃することはできませんでした。

ですから,キリストによる神の王国が人種差別を一掃する時まで,『創造物すべては共にうめき,共に苦痛を抱いてゆく』ことでしょう。

女性の解放

女性は幾世紀にもわたって虐待され,二流の人間とみなされたことも少なくありませんでした。これは創造者のせいではありません。創造者は女性を男性の単なる性の対象とするために創造されたのではありません。男性も女性を虐げるように教えられたわけではありません。女性は,夫の妻として夫の「助け手」となり,「彼を補うもの」として仕え,夫と「一体」となるべきものでした。―創世記 1:26-28; 2:18-24。

エバは神の愛のこもった権威から独立することを望みましたが,その結果得たものは自由ではなく,厳しい服従でした。神はそのことを予見され,「あなたが慕い求めるのはあなたの夫であり,彼はあなたを支配するであろう」と予告されました。(創世記 3:16)多くの女性にとって,不完全な男性の支配は極めて不愉快なものでした。そのため多くの女性解放運動が起こり,男性の支配を払いのける試みがなされてきました。

しかし女性解放運動は,幾つかの点で事態が良い方向へ変化するよう影響を与えたものの,神が約束しておられる,均衡の取れた解放に反しているために成功しませんでした。すべての男性が,「自分の体のように妻を愛(し)」,「年長の婦人には母親に対するように,若い婦人には姉妹に対するように貞潔をつくして」女性を扱うよう,神の王国のもとで教えられる時まで,『創造物すべては共にうめき,共に苦痛を抱いてゆく』ことでしょう。―エフェソス 5:28。テモテ第一 5:2。

その日がどのようにして来るかを説明する前に,もう一つの大切な問題を扱わなければなりません。クリスチャンは今日行なわれている種々の解放運動をどう見るべきでしょうか。

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一つの不完全な政府を別の不完全な政府に置き替えることは,真の解放をもたらす解決策とはならない

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市民的不服従,座り込み,抗議デモなどは,人々の心を変えるものではない

[5ページの拡大文]

女性解放運動は,神が約束しておられる均衡の取れた解放に反するために成功しなかった

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