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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
塔86 9/15 3–4ページ

無視された警告

米国にあるセントヘレンズ山は,1980年5月18日に,123年にわたる沈黙を破りました。その時の大噴火で同山は山頂から400㍍ほど下のところまでもぎ取られ,約600平方㌔にわたって美しい風景が荒廃し,60人以上の人が命を失いました。

噴火は何の前触れもなく起こったわけではありません。2か月ほど前にかなり大きな地震があり,そのあとも地震の起きる頻度が増していました。3月27日には,山から灰と蒸気が6,000㍍以上の上空までむくむくと立ち上りました。4月ごろには山は比較的静かになっていたものの,北面の一部が目に見えて隆起してきました。そしてその部分は1日に1.5㍍ずつ大きくなっていきました。

科学者たちにとってそれらのしるしは,噴火が迫っていることをはっきり示すものでした。山から逃げるようにという警告が出されました。しかし多くの人はその警告を無視しました。

山麓に近いスピリット湖畔に家を持っていたハリー・トルーマンも,避難しようとしませんでした。そこに50年住んでいたので,その愛する山が自分の周囲の静かな環境を一変させてしまうことなど信じられなかったのです。一見平穏そうな森の中にキャンプを張ってその山を見ていようという考えで,人里離れた材木搬出用道路のバリケードを車で迂回して行った人たちもいました。

大爆発が生じると,灰と熱いガスが時速321㌔の速さで山からたたきつけるように降ってきました。何百万本ものモミの木がなぎ倒され,不注意な人々の命は一瞬にして消え去りました。カメラをかまえたまま死んだ人もいました。ハリー・トルーマンもその小屋も,深さ12㍍の熱い泥に埋没しました。

泥流は時速80㌔という速さで山から流れ下りました。あるヘリコプターのパイロットが,泥の流れて来る道にいた人々に警告を発しましたが,その言葉に注意しなかった人もいました。「まったくのところ信じられなかった。何が押し寄せているか知らせたのに,彼らは笑って私に手を振っただけだった」と,そのパイロットは言いました。その少しあと,彼らの笑いは恐慌状態に変わりました。

信頼できる警告を信じようとしないこのような例は珍しくありません。自分が一度も経験したことのない事柄に関する警告であればなおのこと無視しがちです。周囲の状態が先祖の時代からずっと同じなので,何も変わりはしないと考えるのです。セントヘレンズ山の噴火をはるかに上回る,昔から伝えられている,来たるべき大異変についての警告を,そのような考え方がもとで無視するとすれば,その考えは大きな災いを招くことになるでしょう。その大異変とは何でしょうか。その警告に対してあなたはどんな態度をとりますか。信じようとせずに手を振って退けますか。それとも進んで注意を払い,生き残りますか。次の記事をご覧ください。

[3ページの図版のクレジット]

H. Armstrong Roberts

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