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  • 真の福音宣明者はだれですか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1988
塔88 1/1 3–4ページ

真の福音宣明者はだれですか

イエス・キリストによって開始された福音宣明活動は,どこに住む人の生活にも,何らかの面でかかわりがあります。しかし,キリストの代理を自任する人が皆,神の言葉の真の音信を広めてきたわけではありません。過去現在を問わず,福音宣明者なるものが皆,1世紀のキリストの弟子たちの顕著な特徴であった伝道への燃えるような熱意と同じ熱意を抱いていたわけではありません。

今日,キリスト教世界の教会に属するおよそ22万人の宣教師が世界各地で働いていることは事実です。しかし,その宣教師たちは真の福音宣明者の資格証明試験に耐え得るでしょうか。キリスト教の福音宣明は,伝道師たちが,植民地化を進める世界強国の手先となって働く一種の霊的帝国主義を意味するものではありませんでした。(ヤコブ 4:4と比較してください。)さらに,純粋のキリスト教福音宣明は,いわゆる解放の神学を唱えて政治・社会体制の急激な変化を推し進めるものでもありません。イエスの念頭にあったのは,聖書をたたいて熱弁をふるい,独自の「繁栄の神学」をテレビやラジオを通して巧みに説く電波伝道師でもありませんでした。(ヨハネ 17:16。マタイ 6:24)では,福音宣明者とは何でしょうか。

真の福音宣明とは何か

聖書の原語であるヘブライ語とギリシャ語では,福音宣明者とは,喜びのおとずれ,つまり良いたよりをふれ告げる人のことです。a 何についての良いたよりですか。救い,義の支配,そして平和についての良いたよりです。例えば,イザヤ 52章7節にはこう述べられています。「良いたよりを携えて来る者,平和を言い広める者,より良いことについての良いたよりを携えて来る者,救いを言い広める者,『あなたの神は王となった!』とシオンに言う者の足は,山々の上にあって何と麗しいのだろう」。

さらに,神のみ子が誕生したとき,み使いは羊飼いたちにこのように発表しました。「恐れることはありません。見よ,わたしはあなた方に,民のすべてに大きな喜びとなる良いたよりを告げ知らせているのです。今日,……あなた方に救い主,主なるキリストが生まれたからです」。(ルカ 2:10,11)したがって,良いたよりの中心をなすのはイエス・キリストです。

それから約30年後のこと,イエスは安息日にナザレという都市の会堂に入り,朗読するために立ち上がられました。「そこで預言者イザヤの巻き物が彼に手渡された。彼は巻き物を開き,こう書いてある所を見いだされた。『エホバの霊がわたしの上にある。……良いたよりを宣明させるためわたしに油をそそ(がれた)』」。読み終わると,「彼は巻き物を巻き,それを付き添いの者に返して,腰を下ろされた。すると,会堂にいたすべての人の目がじっと彼に注がれた。その時,彼はこう言い始められた。『あなた方がいま聞いたこの聖句は,きょう成就しています』」。イエスが良いたよりの宣明者であることに疑問の余地はありません。しかもイエスが告げ知らせた良いたよりの焦点は「神の王国」でした。―ルカ 4:17-21; 8:1。

イエスはご自分の福音宣明の業を収穫の業になぞらえ,「収穫は大きいですが,働き人は少ないのです」と言われました。(マタイ 9:36-38)ですからイエスはご自分の追随者たちも福音宣明者となるよう訓練し,かつ任命されました。(マタイ 10章。ルカ 10章)彼らの伝道の核心は,彼らの師の場合と同じく,「天の王国」でした。(マタイ 10:7)しかし,王国を宣べ伝える業を行なったのはイエスの使徒だけではありません。

エルサレム市内で,巣立ったばかりのクリスチャン会衆に対し迫害が始まったとき,「使徒たちのほかは皆,ユダヤ,サマリア地方全域に散らされた」と,歴史的記録である使徒 8章1節は述べています。それら散らされた弟子たちは,恐れて身を隠し震えていたのでしょうか。そうではありません。というのは4節に,「しかし,散らされた人々は,み言葉の良いたよりを宣明しながら全土を回った」とあるからです。こうしてそれら1世紀の福音宣明者たちにより大きな収穫が行なわれました。

興味深いことに,「聖書神学語彙集」にはこう説明されています。「新約聖書における伝道は,改宗者への説教とは関係がなく,いつの場合でも,『神の良いおとずれ』を非キリスト教徒の世界へ告げ知らせることに関係している。今日では伝道は一般に改宗者への説教を意味する」。したがって,クリスチャンはすべて福音宣明者であり,福音宣明の対象も仲間の信者に限られていません。

しかし,現代の福音宣明のテーマは何でしょうか。今の時代に関してイエスは,「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」と予告されました。(マタイ 24:14)そしてご自分の昇天を目撃した人だけでなく将来の追随者たちにも,「エルサレムでも,ユダヤとサマリアの全土でも,また地の最も遠い所にまで,[ご自分]の証人となる」よう,お命じになりました。―使徒 1:8。マタイ 28:19,20もご覧ください。

以上のことから分かる通り,福音宣明者の伝える音信の核心をなすのは,エホバ神の王国に関する良いたよりで,その王国は,任命された支配者であり,平和の君であるイエス・キリストの手中にあります。(イザヤ 9:6)その音信にはまた,イエスが語られた真理と,弟子たちが記録した真理がすべて含まれており,今日の真の福音宣明者は,この一つのテーマを忠実に固守しています。

真の福音宣明の責任者

真の福音宣明者は,エホバを神として崇拝します。エホバは偉大な福音宣明者,良いたよりを宣べ伝える業の責任者です。(ガラテア 3:8。啓示 10:7)エホバはあらゆる場所の人々が皆,その音信を聞いて従うことを望んでおられます。使徒ペテロは,地中海の港町カエサレアで,小さな群衆に語りました。「わたしは,神が不公平な方ではなく,どの国民でも,神を恐れ,義を行なう人は神に受け入れられるのだということがはっきり分かります。神はイスラエルの子らにみ言葉を送って,イエス・キリストによる平和の良いたよりを宣明されました。このイエス・キリストはほかのすべての者の主なのです」― 使徒 10:34-36。

聖書の予告によると,今の時代に福音宣明者たちはもう一度大きな収穫を行ないます。(啓示 14:15,16)次の記事には,エホバの証人が世界中でこの収穫の業に参加する際に経験する事柄が幾つか載せられています。本誌の12ページから15ページまでの彼らの伝道記録を調べ,エホバの証人があなたのお宅を訪問したとき,彼らが今日の真の福音宣明者であるかどうかを見てください。

[脚注]

a 「良いたよりを携えて来る」,つまり「福音を宣明する」に当たるギリシャ語動詞(エウアンゲリゾーマイ)は,イザヤ 52章7節の中で「良いたよりを携えて来る」と訳されているヘブライ語(ビッサール)に相当します。新約聖書神学新国際辞典によると,この動詞ビッサールはここでは,「世に対するヤハウェの普遍的勝利と王としての支配」および新時代の始まりを「布告する」ことを意味します。―「参照資料付き新世界訳聖書」,ナホム 1章15節の脚注と比較してください。

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