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  • 復活 ― だれのために,そしていつ?
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1989
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1989
塔89 10/15 4–7ページ

復活 ― だれのために,そしていつ?

それは西暦32年のベタニヤでのことでした。そこにはラザロが自分の姉妹であるマルタおよびマリアと一緒に住んでいました。マルタとマリアは,イエスのもとに,ラザロが病気だという知らせを送りました。イエスはラザロとその姉妹二人を愛しておられたので,ベタニヤに向かわれました。その途中,イエスは弟子たちに,「わたしたちの友ラザロは休んでいますが,わたしは彼を眠りから覚ましにそこへ行きます」と言われます。弟子たちは,イエスが文字通りの眠りについて語っておられるのだと思いました。それでイエスは,「ラザロは死んだのです」とはっきり言われます。―ヨハネ 11:1-15。

一行はラザロの死後四日たってから到着しました。イエスは,マリアや他の人々が泣き悲しんでいるのをご覧になると,深い愛と同情を示し「涙を流され」ます。(ヨハネ 11:17,35)ラザロの遺体は洞くつに埋葬されていました。イエスは,墓の入口をふさいでいる石を取りのけるよう指示し,み父に祈ってから,大声で「ラザロよ,さあ,出て来なさい!」と叫ばれました。ラザロは出て来ました。二人の姉妹はどれほど喜んだことでしょう。―ヨハネ 11:38-45。

この出来事から,復活に関する本当の希望が得られます。しかし一般的に言えば,死は愛する人を奪う恐ろしい敵であり,イエスがただちに死者を復活させることはありません。わたしたちがよく知っているように,それら愛する人々の多くは,善良でとても優しい人です。それですぐに,次のような疑問が浮かびます……

なぜ人は死ななければならないのか

正確で信頼できる答えを知りたいのであれば,エデンの園における人類の始まりにまでさかのぼる必要があります。神はそこで,アダムの従順を試みるために,ある特定の木の実を食べてはならないという命令をお与えになりました。もしアダムとエバがその実を食べるなら「必ず死ぬ」と,神は言われました。(創世記 2:17)二人はサタンに誘惑された時,神に背き,生死を分かつその試験に失敗しました。結果は死です。

それは一見ささいな罪にも思えますが,なぜそのような刑罰が与えられたのでしょうか。二人の行動はささいなものでしたが,その罪は極めて重大でした。完全な人間であったアダムとエバが,創造者に対して反逆したのです。二人はもはや完全ではなくなり,神から死刑の宣告を受けました。しかし神は,アダムの子孫のために,その公正な判決を破棄する取り決めを設けられました。どのようにでしょうか。パウロは,「キリスト・イエス……は,すべての人のための対応する贖いとしてご自身を与えてくださった」と書きました。―テモテ第一 2:5,6。ローマ 5:17。

死者の状態はどのようなものか

ラザロは四日間死んでいました。もし仮に,あなたが死んで ― 実際には四日間霊界で生きていて ― それから復活させられたとすると,そのことについて人に話したいと思うのではないでしょうか。しかしラザロは,別の領域で生きていたことについて何も語りませんでした。聖書は,「死んだ者には何の意識もな(い)」と述べています。―伝道の書 9:5。詩編 146:3,4。

このことの意味について考えてみましょう。聖書の中に煉獄という語は出てきませんが,幾百万という人々が煉獄を信じています。もっと多くの人々は,火の燃える地獄があると信じます。しかしわたしたちは,いくら敵でも,その人をとこしえに火あぶりにするようなことはしないはずです。わたしたちが,そんな残酷なことはできないと思うのであれば,愛のある創造者が,地獄の火で人を苦しめるような残酷なことをなさるでしょうか。先ほど言及した,聖書の慰めとなる保証の言葉について考えてみてください。死者には「何の意識もな(い)」のです。

聖書によると,天でキリストと共に支配する人は比較的少数です。イエスはその人々を「小さな群れ」と呼ばれました。(ルカ 12:32)使徒ヨハネは,「子羊[イエス・キリスト]が[天の]シオンの山に立っており,彼と共に,十四万四千人の者が……立ってい(る)」のを見ました。「彼らは……地から買い取られた」のです。(啓示 14:1-3)このことからすると,そうした者たちはかつては人間であり,死んだ後に復活してキリストと共に天で生きているということになります。

ご想像いただけるように,人々はこのような聖書の真理を理解することによって,助けられてきました。聖書の真理によれば,煉獄も火の燃える地獄もなく,死者には天に復活するかもしれないという希望があるのです。しかし,天に復活する人々がそれほどわずかであれば,他の人々にはどんな希望があるのでしょうか。

地上への復活

イエス・キリストは,天の命に復活する道を開きました。もしくは開通させました。(ヘブライ 9:24; 10:19,20)それで,バプテスマを施す人ヨハネは,イエスが死んで天的な命への道を開く前に殺害されたので,天への復活にはあずかりません。イエスは,「バプテストのヨハネより偉大な者は起こされていません。しかし,天の王国において小さいほうの者も彼よりは偉大です」と言われました。(マタイ 11:11)忠実なヨハネや,すでに死んだ彼のような人々のために,神はどんな報いを用意しておられるのでしょうか。

聖書を開いて,ルカ 23章39節から43節をお読みください。イエスの傍らで杭に掛けられた悪行者の一人は,「イエスよ,あなたがご自分の王国に入られる時には,わたしのことを思い出してください」と言いました。イエスは,その悪行者がパラダイスにいるでしょう,と保証されました。これは天ではありません。最初のパラダイスのような地上の楽園なのです。

復活 ― 慰めの源

聖書に書かれているこの確かな見込みは,大いに慰めとなるはずです。それを期待できる根拠があるからです。なぜ期待できるのですか。なぜなら,エホバは愛だからです。(ヨハネ第一 4:8)神は,み子が屈辱的な死を遂げるのを許された時,愛というご自分のすばらしい特質を実証しておられました。その前に,ある時イエスは,「神は世[人類]を深く愛してご自分の独り子を与え,だれでも彼に信仰を働かせる者が滅ぼされないで,永遠の命を持てるようにされた」と言われました。―ヨハネ 3:16。

イエスも,信仰を持つ人類のための贖いとして,ご自分の命を与えることにより,異例の愛を示されました。イエスご自身,「人の子(は),仕えてもらうためではなく,むしろ仕え,自分の魂を,多くの人と引き換える贖いとして与えるために来た」と言われました。―マタイ 20:28。

最初の記事に登場したキャロランは,恐ろしい事故で愛する人を何人も失った時に,ぼう然としました。しかし,亡くなった愛する人たちが苦しんではいないことを知っていたので,慰めが得られました。悲しみに対処するのに,ほかにも何が役立ったでしょうか。霊的な兄弟たち,つまりエホバの証人から示された愛と,心からの哀悼の言葉に,とても力づけられました。―詩編 34:18。

エホバに祈ることも,非常に助けになりました。夜中に目が覚めて,あれは悪い夢だったんだわ,と考えることもよくありました。しかし,その度に現実に引き戻されます。エホバに祈願すると心が穏やかになり,パウロの次の言葉を一層深く認識できました。「何事も思い煩ってはなりません。ただ,事ごとに祈りと祈願をし,感謝をささげつつあなた方の請願を神に知っていただくようにしなさい。そうすれば,一切の考えに勝る神の平和が,あなた方の心と知力を,キリスト・イエスによって守ってくださるのです」― フィリピ 4:6,7。

シャーリーの場合も,復活の希望がどれほど慰めとなるかに関するもう一つの実例です。幼い息子リカルドの胸にコンクリートの大きな塊が落ちて来て,その小さな心臓を破裂させた時,その子は即死しました。1986年1月に起きたこの悲劇の後,シャーリーは友人たちに,「悪夢のようだったわ」と語りました。カトリック教会では,「神は生きている者と死んだ者を裁かれる」という言葉を聞いていました。シャーリーはこのように考え始めました。『神が生きている者と死んだ者を裁かれるのなら,人が死んだらどこに行くのか,どうしたら分かるかしら。もし天にいるのなら,そのあとで裁きを受けるために復活するのはなぜかしら。それに,天で生きているのであれば,どうやってその人を復活させるのでしょう』。聖書のどこにも,生きている者の復活については書かれていません。書かれているのは,ただ死者の復活だけです。

シャーリーは,この点について夫に尋ねました。夫は聖書に詳しかったからです。シャーリーは,聖書がこの問題に関して述べている事柄をいくらか理解すると,二度と教会へは戻りませんでした。1986年3月に,エホバの証人である親せきの一人が,この夫婦と聖書研究を始めました。やがて二人ともバプテスマを受けました。シャーリーは今,こう語っています。「真理を知ること,復活について知ること,そしてエホバがどんなにすばらしい方であるかについて知ること,これらはとてもすばらしいことです」。

復活 ― いつ?

使徒ヨハネは幻の中で,「すべての国民と部族と民と国語の中から来た,だれも数えつくすことのできない大群衆が,白くて長い衣を着て,み座の前と子羊の前に立ってい(る)」のを見ました。(啓示 7:9)大群衆が『み座の前に立っている』ことは,彼らが地上で生きるという事実と調和します。(イザヤ 66:1)もし,その中のだれかが今死ぬとしたら,いつ復活するのでしょうか。聖書は日付を示していませんが,復活は近づきつつある戦争の後に生じます。その戦争の際に,神はご自分の義の規準にしたがって生きようとしない人々を地上から除き去られます。(テサロニケ第二 1:6-9)それによって,裁きの日が始まり,地上への復活を受ける資格があると神からみなされる人々の復活が開始されます。(ヨハネ 5:28,29。使徒 24:15)聖書預言が成就していることからすると,このような興奮を引き起こす驚くべき事態の進展はまもなく生じるのです。―啓示 16:14-16。

かつてイエスの弟子たちは,イエスに対し,「あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」と尋ねました。イエスはそれに答えて,戦争,食糧不足,地震,疫病,王国の良いたよりの世界的な伝道活動などに言及されました。―マタイ 24:3-14。ルカ 21:7-11。

この注目すべき預言は,第一次世界大戦の始まった1914年以来成就してきました。その戦争によって,多くの国々で幾百万もの人が死に,飢きんや食糧不足が発生しました。第二次世界大戦中および同大戦後の世界情勢は,もっとひどいものでした。

疫病について言えば,最悪の例はエイズであると感じている人が少なくありません。「その流行病はあまりにも広くまん延し,あまりにも致死的であるため,専門家たちはその流行病を,14世紀にヨーロッパの人口の4分の1をなめ尽くした黒死病になぞらえている」― リーダーズ・ダイジェスト誌(英文),1987年6月号。

このような恐ろしい現状とは対照的に,復活は本当にすばらしい出来事になることでしょう。キャロランやシャーリーの家族のように,死によって引き裂かれた家族が再び顔を合わせる時,人はあふれる喜びを抑えきれないに違いありません。明らかに,わたしたち各自にとって賢明な歩みとは,現在の生活を神のご意志と調和させ,そのようにして,復活の起きる時にその場に居合わせる資格を得ることなのです。

[7ページの図版]

聖書は言う。木はたとえ切り倒されても再び芽を出す。それと同じように,神はご自分の記憶にとどめておいた人々を死人の中からよみがえらせることがおできになる。―ヨブ 14:7-9,14,15。

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