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  • 塔93 12/1 28–31ページ
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  • 「あらゆる良い賜物」の与え主
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1993
塔93 12/1 28–31ページ

「あらゆる良い賜物」の与え主

「ある時,改革派教会の牧師の訪問を受けました。私の教会がどのように運営されているのかを知りたいとのことでした。それで私はその牧師に,『給料は払っていませんので,仲たがいする理由は何もありません。寄付を強制的に集めることはありません』と述べました。『資金はどのように調達するのですか』と牧師は尋ねました。私はこう答えました。『ところで,― 博士,私が単純明快な真実を述べたとしても,多分信じられないと思います。私どもの宗教に関心を持った人は,寄付盆が回ってこないことに気づきます。それでも経費がかかることは分かっているので,「この会館にも何がしかのお金はかかる。……この活動のために,どうすれば幾らかお金を寄付できるだろう」と思うのです』。牧師は,『私のことを新米だと思っているのか』と言わんばかりの顔をして,私を見つめました。『― 博士,私は明らかな真実を語っているのです。……ある人が神から恵みを受け,多少の資力があれば,それを主のために用いたいと思うものです。もし資力がないのなら,なぜ私たちがその人を悩ます必要があるでしょうか』」

― チャールズ・T・ラッセル,ものみの塔協会初代会長,「ものみの塔」誌,1915年7月15日号(英文)。

エホバ神がまずわたしたちに与えてくださったので,わたしたちも与えるのです。神は計り知れないほど遠い昔に,最初の被造物である「独り子」を創造した時から,与えることを始められました。(ヨハネ 3:16)神は愛の気持ちから,命の賜物を分け与えました。

神のみ子イエス・キリストは,エホバからの最大の賜物です。しかし神からの贈り物は神のみ子だけで終わってしまったわけではありません。使徒パウロは,「より豊かに注がれた神の過分のご親切」のことを,エホバからの「言いつくしえぬ無償の賜物」と呼んでいます。(コリント第二 9:14,15)この賜物には,神がイエスを通してご自分の民に示される善良さや過分のご親切すべてが含まれているに違いありません。この過分のご親切はあまりにもすばらしいので,それを人が描写したり表現したりすることはとうていできません。それでも,神からの賜物にはほかの面もあります。

遠い昔,ある王は賢明にも,自分が贈り物として与える良い物はすべて,実際にはエホバに属していることを謙遜に認めました。彼はこう述べました。「天と地にあるものは皆あなたのものだからです。すべてのものの頭として自らを高めておられる方,エホバよ,王国も,あなたのものです。……それにしても,私は何者なのでしょう。私の民は何者なのでしょう。このように自発的な捧げ物をする力を保てますとは。すべてのものはあなたから出ていますので,あなたのみ手から受けて,あなたに献じたのです」― 歴代第一 29:11-14。

神の模範

イエス・キリストの弟子ヤコブは,あらゆる点で全く良いものは何であれエホバ神がその源であられることを知っていました。神は完全な贈り物だけを与えてくださるのです。「あらゆる良い賜物,またあらゆる完全な贈り物は上から来ます。天の光の父から下って来るのです。そして父には影の回転による変化もありません」とヤコブは記しました。―ヤコブ 1:17。

贈り物を与える場合でさえ,人間と比べて神がいかに異なっているのかをヤコブは理解しました。人間は良い贈り物を与えることはできても,いつもそうするとは限りません。利己的な動機から贈り物をしたり,何か悪い事柄を行なうよう誘惑するのに贈り物を利用したりします。エホバには変化はありません。変わることがないのです。それで,神の贈り物の本質は変わりません。常に純粋で,いつも人間の福祉と幸福を促進する贈り物です。常に快くて助けになり,決して有害ではありません。

贈り物をする動機

ヤコブの時代には,一般の宗教指導者たちは,ただ人々から見てもらうために施しをしました。彼らは邪悪な動機から贈り物をしていたのです。人からの称賛をしきりに求め,義の規準を曲げてしまいました。しかしクリスチャンはそうであってはなりませんでした。イエスの助言はこうです。「憐れみの施しをするときには,偽善者たちが人から栄光を受けようとして会堂や街路でするように,自分の前にラッパを吹いてはなりません。あなた方に真実に言いますが,彼らは自分の報いを全部受けているのです。しかしあなたは,憐れみの施しをする際,あなたの右の手がしていることを左の手に知らせてはなりません。あなたの憐れみの施しがひそかになされるためです。そうすれば,ひそかに見ておられるあなたの父が報いてくださるでしょう」― マタイ 6:2-4。

クリスチャンが贈り物をするのは,他の人の必要を満たすためや,その人を喜ばせるため,また真の崇拝の促進のためであって,優越感を得るためではありません。結局,エホバの目は,わたしたちの心の奥底まで見通すことができるのです。わたしたちが憐れみの施しを行なう際の,心の中の最も奥深い所にある動機を見抜かれます。

エホバの証人は与える面で,エホバとみ子の模範に従うよう真剣に努力します。エホバの証人は自分の持っているものを与えます。王国の良いたよりを持っていますので,それを与えます。そしてそれは他の人に祝福をもたらします。箴言 3章9節で,「あなたの貴重なものと,あなたのすべての産物の初物とをもってエホバを敬え」と述べられていることを知っています。各支部事務所,各会衆,各個人が,すべての人の福祉のために貢献できる事柄を熱心に行なおうとするので,兄弟関係全体は霊的に強くなり,繁栄しています。物質の繁栄が霊的な繁栄をもたらすのではありませんが,霊的な繁栄はエホバの業を行なうのに十分な物質的な繁栄を確かにもたらします。

分かち合う方法

良いたよりを支援するために,各人が個人的に貢献できる方法はいろいろあります。一つの方法は王国会館に関してです。会衆の成員は皆,王国会館を使用します。だれかが王国会館の建設費や賃借料,光熱費,空調費,維持費の資金を備えました。会衆は成員全員で支援する必要があるので,王国会館には寄付箱が設置されています。そして自発的になされた寄付は,会衆の出費の支払いに用いられています。余剰金の中から,会衆の決定に従い,地元のものみの塔支部へ寄付が送られるかもしれません。

良いたよりがまだ一般市民に届いていない世界の様々な場所にいる宣教者や特別開拓者を訓練し,財政的援助をしている協会の支部に直接寄付をすることができます。ほかにも,良いたよりを広めるための出費として,旅行する監督の奉仕に関連したものがあります。1世紀に旅行する奉仕の手本を残した使徒パウロは,次のように述べてフィリピの会衆を褒めました。「あなた方は,わたしの必要を満たすために,一度ならず二度までも物を送ってくれ(ました)」。(フィリピ 4:14-16)すべての支部が必要とするこれらの全時間奉仕に関する経費に加えて,各地のベテル・ホームを維持し,そこに生活し働く人々を養う必要があります。良いたよりのすばらしい音信を載せた文書を執筆して印刷することは,確かに神から与えられた特権ですが,文書を配布することも必要ですから,それには当然費用がかかります。それから,大会の費用や,言うまでもなく,「良いたよりを擁護して法的に確立する」ために法廷で争われる裁判の費用もあります。―フィリピ 1:7。

エホバの僕である一人一人が,良いたよりを宣べ伝えるために費やす時間は自発的なものなので,物質的な寄付も自発的なものです。使徒パウロは,真の崇拝の拡大を支えるために,お金を定期的に取っておくことを勧めました。「さて,聖なる者たちのための募金についてですが,……週の初めの日ごとに,各自その都合がつくところに応じて,幾らかを別にして自分の家に蓄えておき(なさい)」― コリント第一 16:1,2。

寄付をする場合,それがどのように使われるのか正確に分かるわけではありませんが,王国の伝道の拡大により,その結果を見ることができます。「1993 エホバの証人の年鑑」の報告から,王国の良いたよりが,450万人を超えるクリスチャンの奉仕者により,200以上の国や海洋の島々で宣べ伝えられていることが分かります。心温まる報告です。それで,寄付はどれも,その額に関係なく,世界中に良いたよりを広めるのに役立っています。

すべての人の寄付がこの活動の資金になっています。宣べ伝える業に大いに貢献する,より多くの寄付ができる人もいますし,少額の寄付しかできない人もいます。しかし,寄付が少額だからといって恥ずかしく思ったり,自分の寄付は少なすぎて意味がないと感じる必要はありません。エホバは決してそのようには思われません。イエスは,エホバがやもめの少額の寄付をどれほど高く評価されたかを示して,その点を明らかにしました。「次いでイエスは,ある貧乏なやもめがごくわずかな価しかない小さな硬貨二つをそこに入れるのをご覧になって,こう言われた。『あなた方に真実をこめて言いますが,このやもめは,貧しいとはいえ,彼ら全部より多く入れました。これらの者はみな自分の余っている中から供え物を入れましたが,この女はその乏しい中から,自分の持つ暮らしのもとすべてを入れたのです』」― ルカ 21:2-4。

わたしたちの財政状態がどのようなものであれ,エホバに喜ばれる仕方で与えることができます。詩編作者は,わたしたちの王である裁き主にどのように栄光を帰すことができるかをみごとに要約しています。「そのみ名に属する栄光をエホバに帰せよ。供え物を携えて,その中庭に入れ」。(詩編 96:8)それで,わたしたちも心からの贈り物をすることにより,最初に与えてくださった天の父の愛ある模範に見倣ってゆきましょう。

[30ページの囲み記事]

人々が王国を宣べ伝える業のために寄付する方法

□ 世界的な業のための寄付: 多くの人は,「協会の世界的な業のための寄付 ― マタイ 24:14」と表示された寄付箱に入れるために,ある額を取り分けておきます。会衆は毎月それをまとめて協会の支部事務所に送ります。

□ 贈与: 現金の自発的な寄付を 243-04 海老名市中新田1271 ものみの塔聖書冊子協会へ直接送ることができます。不動産や,宝石その他の貴金属などの動産や有価証券も寄付できます。(ただし不動産の場合,必ず前もって協会と連絡をお取りください。)そのような寄付には,それが無条件の贈与であることを説明した簡単な手紙を添えることになっています。

□ 条件つき寄付の取り決め: 個人的な必要が生じた時には返還が受けられるという条件で,現金をものみの塔協会に寄付することもできます。

□ 保険: 生命保険の保険金などの受取人に,ものみの塔協会を指定するという方法もあります。そのような取り決めをする場合は,協会にその旨を通知することになっています。

□ 遺言: 法規どおりに作成された遺言状によって,動産・不動産または現金・有価証券・預貯金をものみの塔協会に遺贈することもできます。その場合には,公正証書遺言の形式を取ることが勧められています。(ただし不動産の場合,必ず前もって協会と連絡をお取りください。)

これらの事柄についてさらに詳しい情報やアドバイスをお望みの方は,寄付者の住む国にある,ものみの塔協会(日本: 243-04 海老名市中新田1271 ものみの塔聖書冊子協会)に手紙でお問い合わせください。

[31ページの図版]

寄付はこのように用いられる:

1. ベテルの自発的な奉仕者

2. 支部事務所の建設

3. 災害救援活動

4. 王国会館

5. 宣教者

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