ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔94 5/1 4–7ページ
  • どのように崇拝するかは大切なことですか

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • どのように崇拝するかは大切なことですか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • どんな宗教でも神に喜ばれるか
  • 創造者が設けた崇拝の規準
  • 助けがある
  • 神に是認される崇拝
    聖書は実際に何を教えていますか
  • 生き残るために清い宗教を実践する
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1991
  • あなたは正しい宗教を見いだしましたか
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
  • 宗教
    聖書から論じる
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
塔94 5/1 4–7ページ

どのように崇拝するかは大切なことですか

アフリカにある小さな町を,真昼の太陽がじりじりと照りつけています。近くの谷からは,熱狂的な太鼓の音や歌声,楽しそうに手をたたく音が聞こえてきます。でも,これは社交的な催しではありません。アフリカの伝統的な礼拝式なのです。しかし,その音に対抗するかのように,近くのカリスマ的な教会から耳障りな声が聞こえてきます。そこでは忘我状態の崇拝者たちが奇跡的な“いやし”をしたり,異言を語ったりしています。町の他方の外れでは,さらに別の形の崇拝が行なわれています。祈とう時報係が大きな声で仲間のイスラム教徒に祈りをささげるよう呼びかけています。

確かに,アフリカの多くの都市や町には多種多様な信仰が見られます。何世代にもわたってアフリカ人は,自分たちの宗教的伝統に従うことで満足していました。しかし,そこにキリスト教世界の宣教師が,ヨーロッパ諸国の軍隊に続いてやって来て,すべての人を,名前も含めて容赦なく“キリスト教化”しようとしました。

どんな結果になりましたか。アフリカの伝統的な信条や慣行と輸入された信仰の混じり合った宗教が生み出されました。今日でも多くの“クリスチャン”は伝統的な魔よけやお守りを利用しています。そのうえキリスト教世界の宣教師たちは,真のキリスト教の代表者としては甚だ不適格で,恨みつらみという遺産を残してきました。現在でも一部のアフリカ人の間に聖書に対するかたくなな態度が見られますが,その大方の責任はそうした宣教師たちにあります。

とはいえ,様々な形の“キリスト教”が今でも広く信仰されています。近年は,カリスマ的な宗教グループが特に人気を得ており,信仰治療を行なう教会が急増しています。ある新聞のコラムニストは,こうした教会の魅力について説明し,『アフリカ人の宗教の概念は主として功利主義的なものである。アフリカ人にとって,宗教というものは人間生活に物質的な満足を直接与えることができなければならない。それゆえ,ほとんどすべての事柄に霊的な媒体が不可欠であると信じるアフリカ人にとって,心霊[あるいは信仰治療]教会のやり方は,自分の生き方が要求するものと調和するのである』と述べています。しかしながら,嘆かわしいことに,多くのカリスマ的な教会が,金儲けの事業とほとんど変わらないものとして設立されたことは明白です。

現在,アフリカでは6,000以上の宗教的な分派が活動しています。これらの宗教や分派すべてが救いに至るかぎを持っている,とあなたは感じておられたかもしれません。しかし本当に大切なのは,神がどう感じておられるかということです。

どんな宗教でも神に喜ばれるか

もちろん宇宙の創造者は,この点に関してわたしたちを導かずにほうっておくようなことはなさいませんでした。(アモス 3:7。使徒 17:26,27)そして,神の導きが聖書にあることを示す証拠は圧倒的です。ある人たちは聖書が白人の本であると言いますが,そうではありません。実際には,黒人であれ白人であれ,だれも聖書を自分の業績とすることはできません。「聖書全体は神の霊感を受けたもの」である,とテモテ第二 3章16節は述べています。聖書の正しくかつ実際的な教えやその古さ,悪意のある攻撃を生き延びてきたこと,正確な預言,匹敵するもののない世界的な頒布数 ― これらは神が著者であることの明確な証拠です。

その本はわたしたちに何を教えているでしょうか。一つの点として,「まことの神」はただひとりであることを教えています。(ヨハネ 17:3)もしそうであるなら,どうしてすべての宗教に真理があり得るでしょうか。神の実体や本質に関することとなると,様々な宗教グループは互いに対立するのではないでしょうか。聖書筆者のヤコブは,「清い本物の宗教」について述べました。(ヤコブ 1:27,今日の英語訳)もし本物の宗教を見極める必要があるのなら,偽りの,あるいはまがいの宗教もあるはずです。この事実は,宗教はどれも神に近づくための別々の道にすぎないという考えと矛盾しています。

創造者が設けた崇拝の規準

神を崇拝する正しい方法とはどんなものでしょうか。本物の崇拝は正確な知識に根ざしていると聖書は教えています。偉大な預言者イエス・キリストはサマリア人の女性に,「あなた方は自分の知らないものを崇拝しています」と言われたことがあります。(ヨハネ 4:22)もしかして,この言葉はあなたにも当てはまるでしょうか。あなたは,全能の神がエホバというご自分の名前を持っておられると教わったことがありますか。(詩編 83:18)人間や地球に対する神の目的は何かご存じですか。(マタイ 6:9,10。エフェソス 1:9,10; 3:11)あなたの宗教は,より良い将来に関する現実的な希望を差し伸べていますか。そして,もしご自分がクリスチャンであると考えておられるなら,ご自分の信仰を聖書から説明できるでしょうか。それともあなたの信仰はもらったお古にすぎないもので,自分では大して調べてもみないようなものでしょうか。

自分に正確な知識がないことに気づく人は,神の言葉である聖書を学ぶことにより正確な知識を得ることができます。エホバ神はご自分の真の崇拝者が聖書の教えに精通することを期待しておられます。それに加えて,聖書の教えを生活に当てはめることも期待しておられます。わたしたちの態度は,「あなたのみ言葉はわたしの足のともしび,わたしの通り道の光です」と語った詩編作者の態度と同じでなければなりません。(詩編 119:105)あなたの宗教は,あなたが聖書を知りまた理解するようどの程度助けてくれましたか。

真の崇拝にとって重要なもう一つの特色は,イエス・キリストに対する信仰です。イエスを偉大な預言者と信じるだけでなく,神の独り子と信じることが大切です。イエスは「命の主要な代理者」であると聖書ははっきり述べています。(使徒 3:15; 4:12)イエスへの信仰を告白する人は大勢いますが,その人たちの信仰はどの程度本物でしょうか。キリストを本当に信じているなら,キリストの指示に従う必要があります。神ご自身,「これはわたしの子,わたしの愛する者である。この者に聴き従いなさい」と述べて,従うように勧めておられます。(マルコ 9:7)それで真の崇拝者は,できる限りしっかりとイエスの歩みに付いて行くよう努力します。(ペテロ第一 2:21)その一つの方法は,イエスがお始めになった公に宣べ伝える業に参加することです。(マタイ 4:17; 10:5-7)あなたの宗教は,この業に個人的に参加するよう勧めていますか。

真の崇拝には愛も求められています。エホバ神は,まさに愛を体現しておられる方として描写されています。イエスも,ご自分の追随者たちは互いに示し合う愛によって見分けられるであろうと言われました。(ヨハネ 13:34,35。ヨハネ第一 4:8)わたしはクリスチャンだと言う人が非常に大勢いることを考えると,世界は愛で満ちあふれているべきではありませんか。しかし実際には,世界は愛など見られない場所になっています。今世紀だけでも戦争によっておびただしい人命が奪われてきました。犯罪や暴力もエスカレートしています。ですから,こう自問してみてください。『もしすべての人がわたしの宗教に属していたなら,世界はもっと愛の豊かな場所になるだろうか』。

最後に,真の崇拝者は神を知らない世から離れていなければならないことを聖書は示しています。神は,古代イスラエル国民を清い崇拝の保護者として取り分けられた時,周囲の堕落した諸国民と親しく付き合うことを避けるようご自分の民に警告なさいました。(申命記 7:1-6)同様にキリスト・イエスも,ヨハネ 17章16節で追随者に関し,「わたしが世のものではないのと同じように,彼らも世のものではありません」と言われました。神の真の崇拝者は,政治や不道徳,貪欲な商業主義,神を侮辱するいかなる哲学ともかかわりを持ちません。(ヨハネ 18:36。ヨハネ第一 2:15-17)彼らはローマ 12章2節に記されている,「この事物の体制に合わせて形作られるのをやめなさい」という命令に従います。あなたの宗教はそういうことを勧めていますか。

助けがある

確かに,あなたの崇拝の方法は神にとって大切なことです。神に関する限り,真の宗教はただ一つしかありません。(エフェソス 4:4-6)この短い論議の中で取り上げたのは,聖書の教えのかぎとなる点の一部にすぎません。それでさらに多くのことを学ぶ努力を払われるようお勧めします。

エホバの証人は,どのような宗教の家庭で育った方でも,この点でお手伝いすることができます。エホバの証人は聖書教育活動を熱心に行なっていることで世界的に知られており,どんな人種の人も,どんな宗教的背景を持つ人も聖書を一層深く理解できるよう援助することに打ち込んでいます。(箴言 2:1-6)そして,詳しい調査に基づく聖書の出版物を発行しています。a 実際,エホバの証人は個人的に聖書を無料で教えるため,あなたの家を訪問することさえします。今のところ,全世界で数百万の人々がこの聖書教育計画から益を得ています。あなたもそうなさるのはいかがですか。どのような崇拝をするかは本当に大切なことですから,聖書を学ぶのは実際,非常に肝要なことなのです。

[脚注]

a そのような出版物の一つに,1990年にものみの塔聖書冊子協会が発行した「神を探求する人類の歩み」という本があります。世界の主要な宗教について詳しく専門的に論じたこの本は多くの人から感謝されています。

[5ページの図版]

キリスト教世界の宣教師たちは,真のキリスト教の代表者としては甚だ不適格だった

[5ページの図版]

カリスマ的な教会の多くは金儲けの事業である

[6ページの図版]

イエスに対する信仰は真の崇拝の肝要な一部

[7ページの図版]

エホバの証人は,無料の家庭聖書研究を行なうことによって正確な知識を得るよう数百万の人々を助けている

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする