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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
塔95 6/1 3–5ページ

不正行為のない世界についての約束

不正行為は社会のあらゆる階層に浸透しています。政治,科学,スポーツ,宗教,ビジネスなど,どんな世界であれ,不正行為は制御不能の観を呈しています。

あちこちの国で汚職が発覚し,その醜聞がマスコミをにぎわしています。人々の益のために働くと約束した人の多くが,実は自分の益を図って賄賂やリベートを受け取っていることが暴露されているのです。いわゆる“ホワイトカラーの犯罪”もはびこっています。社会的また経済的に高い地位を悪用し,自分の通常の職務に関連して重大な倫理的,刑事的違反を犯す人が増える一方です。

ヨーロッパの一機関誌の言う,「“大汚職”― 高官,大臣,また余りにもよくあることだが,国家元首が,主要な買い付けや企画を承認する前に返礼を要求する習慣」をめぐって,懸念が増大しています。英国の雑誌「エコノミスト」は,ある国では「警察が2年間にわたって調査し,毎日のように検挙してもなお,腐敗しきった人々には思いとどまる気配もない」と述べています。

そうした不正行為がまん延しているため,今日,多くの人はだれも信用できないと感じており,聖書筆者ダビデが,「彼らは皆それて行き,皆一様に腐っている。善いことを行なう者はだれもいない。一人もいない」と述べた時の気持ちに共鳴します。―詩編 14:3。

不正行為のまん延という現実に,どのように対処しますか。今日,ほとんどの人はただ,見て見ぬふりをします。しかし,たとえ不正行為に目をつぶったとしても,あなたは害を受けることになります。どのようにでしょうか。

不正行為はあなたに悪影響を及ぼす

不正行為は,上層部で行なわれようと小規模なものであろうと,生活費の高騰を招き,製品の質を低下させ,就職難や低賃金という結果をもたらします。一例を挙げると,横領や詐欺などの犯罪による被害額は,押し込み強盗,略奪,窃盗による被害総額の少なくとも10倍に相当すると見られています。新ブリタニカ百科事典(1992年版)は,「米国における企業犯罪による被害額は,年間2,000億㌦ ― 組織犯罪による被害額の3倍 ― とされている」と述べています。同事典の説明によれば,結果はすぐに感知されないとしても,「そうした犯罪は従業員,消費者,および環境の安全に甚大な影響を与える」ということです。

不正行為の結ぶ苦い実のことを考えると,ソロモン王のこの言葉が思い起こされます。「わたしは日の下で行なわれているすべての虐げの行為を見ようとして自ら引き返した。すると,見よ,虐げられている者たちの涙がある。しかし,彼らには慰めてくれる者がいなかった。彼らを虐げる者たちの側には力があった。それで彼らには慰めてくれる者がいなかったのである」― 伝道の書 4:1。

では,不正行為は仕方がないことなのでしょうか。どうしても避けられないものなのですか。不正行為のない世界など,実現不可能な夢なのでしょうか。幸いなことに,そうではありません。不公正や不法は間もなく除かれる,と聖書は教えています。

聖書が教えている事柄

聖書は,ある強力なみ使いが神に反逆し,最初の人間夫婦を唆して自分の側に加わらせた時から不正行為というものが始まった,と教えています。(創世記 3:1-6)彼らの罪深い歩みから,何一つ良い結果は生じませんでした。むしろ,アダムとエバはエホバ神に対して罪をおかしたその日から,不正行為の悪い結果に苦しむようになりました。体が徐々に衰えて,やがては死んでしまうことになったのです。(創世記 3:16-19)それ以来,歴史は賄賂,欺まん,詐欺行為などの例で満ちています。とはいえ,犯罪者のほとんどは,うまく罰を逃れているように思えます。

一般の犯罪者とは異なり,不正行為を行なう会社役員や政治家が刑務所に入れられたり,不正利得を返還したりすることはめったにありません。賄賂,リベート,献金などの受け渡しはひそかに行なわれるため,多くの場合,上層部の不正行為を暴露するのは困難なのです。しかし,だからと言って,不正行為のない世界は実現不可能な夢にすぎないという意味ではありません。

不正行為からの救済は,人間の創造者,エホバ神からもたらされます。神による介入が,唯一の解決策です。なぜでしょうか。人類の目に見えない敵である悪魔サタンが,相変わらず人類を誤り導いているからです。ヨハネ第一 5章19節が述べるとおり,『全世界は邪悪な者の配下にある』のです。不正行為が増大し,その多くが罰せられずにすんでいる現実を,ほかにどう説明できるでしょうか。

人間がどんなに努力しても,サタンと配下の悪霊たちを打ち負かすことはできません。神の介入があって初めて,従順な人類に「神の子供の栄光ある自由」が保障されるのです。(ローマ 8:21)エホバの約束によると,間もなくサタンは拘束され,もはや人類を欺くことができなくなります。(啓示 20:3)一方わたしたちは,もし不正行為の全くない神の新しい世で生活することを願うなら,この世の腐敗したやり方を退けなければなりません。

人は変化できる

イエス・キリストの時代にも,権力を乱用して仲間の人間を虐げていた人々がいました。例えば,収税人たちは腐敗した慣行に従っていることで知られていました。神の律法がはっきりと,「わいろを受け取ってはいけない。わいろは視力のさえた者を盲目にし,義人の言葉をゆがめさせるからである」と述べていたにもかかわらず,そうした事態が見られました。(出エジプト記 23:8)収税人の長であったザアカイは,人に言いがかりをつけてお金をゆすり取っていたことを認めました。しかしイエスは,大々的な社会改革を推し進めたりはせず,個々の人が悔い改めて,腐敗したやり方をやめるよう,ひたすら勧められました。その結果,マタイやザアカイのような,腐敗していると言われていた人々も,それまでの生き方をやめました。―マタイ 4:17; 9:9-13。ルカ 19:1-10。

同様に今日,不正直な慣習にかかわっている人も,「神のご意志にそいつつ真の義と忠節のうちに創造された新しい人格」を着けることにより,不正行為を退けることができます。(エフェソス 4:24)正直に税金を支払ったり,疑わしい企てに関与するのをやめたりするのは,容易ではないかもしれません。それでも,その益を考えると,どんなに努力を要するとしてもそうするだけの価値があります。

他の人の福祉を気遣う人は,もはやこの腐敗した世に振り回されることなく,心の平安が得られます。悪事がばれるのではないかという心配はありません。それどころか,正しい良心を持つ喜びを味わえるのです。そういう人々は,聖書中の預言者ダニエルの模範に見倣っています。聖書の記述によれば,高臣たちはダニエルを非とする何かの口実を見つけようとしきりに努めていました。「しかし,彼らが見つけ得る口実や腐敗した事柄は何もなかった。彼は信頼でき,怠慢や腐敗した事柄は何ら見いだされなかったからである」と記されています。―ダニエル 6:4。

エホバの約束

エホバは次のように約束しておられます。「罪人が百回悪を行ない,その思いのままに長らえようとも,わたしはまことの神を恐れる者たちが神を恐れていたために良い結果になることに気づいてもいる。しかし,邪悪な者は決して良い結果を見ることなく,影のようなその日々を長くすることもない。彼は神を恐れていないからである」― 伝道の書 8:12,13。

もはや不正行為のために嫌な思いをするということがなくなるとき,どんなに心が安らぐことでしょう。不正行為のない世界で永遠に生きることは,なんという祝福でしょう。それは不可能なことではありません。聖書は「永遠の命の希望」について述べています。「その希望は,偽ることのできない神が,久しく続いた時代の前に約束されたもの」なのです。(テトス 1:2)もし不正行為を憎み,義を愛しておられるなら,あなたは恐らく,不正行為のない世界をもたらすという神の約束の成就を目にされることでしょう。

[4ページの図版]

政界でも実業界でも不正行為が幅を利かせている

[5ページの図版]

公官吏とのやり取りにしばしば不正行為が見られる

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