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  • クリスチャンの牧者はどのようにあなたに仕えますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1996
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1996
塔96 3/15 24–27ページ

クリスチャンの牧者はどのようにあなたに仕えますか

羊飼いが群れの世話をする様子は,多くの場所で見ることができます。羊飼いは羊を先導し,守り,その必要を顧みます。クリスチャンの長老たちはこのことに関心を抱きます。長老たちの仕事には,牧羊の活動が含まれているからです。実のところ,「神の会衆を牧(し)」,「群れのすべてに注意を払(う)」ことは長老たちの責任です。―使徒 20:28。

もしあなたがクリスチャン会衆の成員であるなら,霊的な牧者はどのようにあなたに仕えることができるでしょうか。また,牧者があなたのために払う努力にどのように応じるべきですか。会衆が牧者の助けを必要としているのはなぜでしょうか。

何から守ってくれるか

昔はライオンや他の野生動物が羊の群れを脅かし,個々の羊を捕食しました。羊飼いは群れを守らなければなりませんでした。(サムエル第一 17:34,35)ところで,悪魔サタンは「ほえるライオンのように歩き回って,だれかをむさぼり食おうとしています」。(ペテロ第一 5:8)サタンは怒り狂い,エホバの地的な組織全体だけでなく,神の僕たち一人一人とも戦っています。何がサタンのねらいなのでしょうか。サタンはエホバの民を落胆させ,彼らが「神のおきてを守り行ない」,「イエスについての証しの業」を行なうのを妨げることさえ願っています。―啓示 12:17。

エホバは古代イスラエルの政治上の牧者たちに怠慢の責めを負わせました。ご自分の羊が「野のすべての野獣のための食物」となっていたからです。(エゼキエル 34:8)しかし,クリスチャンの長老たちの心からの願いは,会衆の人々を守り,怠慢のため,あるいはサタンや世や背教的な「おおかみ」の影響のために一人でも失われないようにすることです。(使徒 20:29,30)冷静さを保ち,油断なく見張っているよう,牧者は羊の群れの成員すべてをどのように助けますか。一つの方法として,よく準備された聖書的な話を王国会館の演壇から行ないます。別の方法として,集会の前後に,建設的で励みを与える会話を交わします。また,「羊」の家を個人的に訪問するという方法も効果的です。(詩編 95:7と比較してください。)しかし,牧羊訪問とは何でしょうか。そうした訪問はどのように行なわれますか。だれを訪問すべきですか。

牧羊訪問とは何か

牧羊訪問は,単に軽い会話を楽しむ社交的な訪問ではありません。ある長老はこう述べています。「ほとんどの奉仕者は,ある聖句を読んだり,聖書中の特定の人物について考慮したりすることをたいへん喜びます。もちろん,長老が一方的に話をするわけではありません。普通,訪問を受ける王国伝道者は,聖書的な事柄に関する自分の考えを好んで話しますし,そうするなら自分の信仰が強まります。長老は築き上げる記事を討議するため,『ものみの塔』誌や『目ざめよ!』誌を持参することもあるでしょう。こうした霊的な話し合いが牧羊訪問と社交的な訪問との違いと言えるかもしれません」。

経験豊かな別の長老は,このように言います。「長老は訪問の前に幾らか時間を割いて,自分が訪ねる奉仕者について考えます。何がその奉仕者を築き上げるでしょうか。心からの褒め言葉は牧羊訪問に欠かせません。その人は耐え忍ぶよう強められるからです」。確かに牧羊訪問は,会衆のだれもが行なうような単なる友好的な訪問以上のものです。

なぜ牧者はあなたを訪問するのか

家庭を訪問する長老は,仲間の信者を励まし,信仰において確固とした者となるよう助ける備えができています。(ローマ 1:11)では,一人か二人の長老が訪問したいと言う場合,あなたはどう反応されますか。一人の旅行する監督はこう言いました。「もし何か問題があるときにしか牧羊訪問が行なわれていないとすれば,訪問したいと言われた人は最初,『自分はどんな間違いをしたのだろう』と思うかもしれません」。愛ある霊的な牧者はエホバに見倣います。エホバは詩編作者を気遣い,常に『その魂をさわやかにされ』ました。苦難や特別な必要が生じたときは特にそうでした。―詩編 23:1-4。

牧羊訪問の目的は『築き上げることであり,打ち壊すことではありません』。(コリント第二 13:10)訪問を受ける人の忍耐,熱心さ,忠実な業に感謝する言葉を述べることは,何よりの励みとなります。ある長老はこう述べています。「牧羊訪問の際,問題を探しに来た,あるいは問題について話しに来たという印象を与えるのはよくありません。もちろん,奉仕者のほうが,困った問題があるのでそれについて話したいと思うこともあるでしょう。それに,もし羊が足を引きずっていたり,群れの皆から自分を孤立させたりしているなら,長老は何らかの援助を与える必要があります」。

クリスチャンの牧者は,次のような人たちが一人でもいれば,特別な気遣いを示すに違いありません。「わたし[エホバ]は失われたものを尋ね求め,追い散らされたものを連れ戻し,打ち砕かれたものに包帯をし,病んでいるものを強める」。(エゼキエル 34:16)確かに,羊を探し出し,連れ戻し,包帯でくるみ,強める必要があるかもしれません。イスラエルの牧者たちは,これらの責任をおろそかにしました。その種の仕事を果たすため,牧者は特定の羊に近づき,必要な世話をしなければなりません。基本的に言って,今日における牧羊訪問はすべて,こうした際立った特色を備えているべきです。

健康な羊も世話を必要とする

現代の霊的な牧者は健康な羊に取り立てて気を配る必要はない,と結論すべきでしょうか。文字通りの羊が問題に陥るとき,羊が羊飼いを信頼していれば,羊を助けることはずっと容易になります。ある教本には,「羊は本来人間を避けようとするため,羊の信頼を得るのは必ずしも容易でない」と記されています。同じ本は,羊の信頼を勝ち得るための基本的な指針として,特に次のような方法を提案しています。「羊にいつも話しかける。羊はその声に慣れ,安心する。放牧地の羊のもとに足繁く通う」。―「羊のすべて。正しい世話に関する教本」。

したがって,羊飼いと羊との間に信頼関係が存在するには,一対一の接触が必要です。このことはクリスチャン会衆にも当てはまります。ある長老はこう述べています。「羊を定期的に訪問する長老として会衆内で知られているなら,問題を抱えている人を訪問しやすくなります」。ですから,霊的な牧者は,羊を養い,世話する仕事を王国会館だけで行なおうとしてはなりません。長老たちは事情が許す限り,牧羊訪問のために家庭を訪ねて,羊を知るようにすべきです。一人のクリスチャンは,自分が長老として任命されて間もないころ,ひどい交通事故で娘を亡くしたばかりの兄弟を訪問して慰めるよう,主宰監督から電話で頼まれたときのことを覚えています。この長老は正直にこう語っています。「わたしは途方に暮れました。その兄弟を訪問したことは一度もありませんでしたし,住んでいる場所も知らなかったからです。ある円熟した長老が一緒に行くことを申し出てくださり,本当に安心しました」。確かに長老たちは互いに助け合って牧羊訪問を行なうことができます。

ある牧羊訪問の場合,長老は準備の段階と実行の段階で,監督という「りっぱな仕事」をとらえようと努めている奉仕の僕を伴ってもよいでしょう。(テモテ第一 3:1,13)奉仕の僕は,牧羊訪問の際に長老がどのように羊に仕えるかを見ることができて本当に良かったと思うでしょう。このようにして,長老と奉仕の僕は会衆のすべての人と親しくなり,クリスチャンの愛と一致のきずなを強めます。―コロサイ 3:14。

牧羊訪問の時間を計画する

ある長老団が,会衆の書籍研究の司会者たちに牧羊訪問を任せきりにしたところ,幾つかの群れでは6か月以内にすべての奉仕者が訪問を受けたのに対し,ある群れではだれも訪問を受けませんでした。そのため,一人の長老はこう言いました。「長老たちの中には率先してしばしば牧羊の業に携わる人もいれば,そうするためには仲間の長老の励ましが必要な人もいるようです」。それで,一定の期間内にすべての奉仕者が牧者の訪問を受ける取り決めを設けた長老団もあります。

もちろん,長老であれ,他の奉仕者であれ,特別な取り決めが設けられるのを待たずに会衆の人を訪問することができます。ある長老は,牧羊訪問をする前に電話でこう尋ねます。「わたしは毎月一つの家族を訪問しています。来月のいつか,1時間ほどお邪魔してもよろしいでしょうか。いつなら都合がいいですか」。

牧羊訪問の祝福

この邪悪な体制からの圧力が増し加わるにつれ,思いやりのある牧者による励みを与える訪問は,いよいよ有益なものとなります。牧羊訪問によって羊の群れのすべての人が励ましや援助を受けるとき,個々の羊は守られていることを実感して安心します。

すべての王国伝道者が牧者の訪問を定期的に受けている一つの会衆について,このような報告が寄せられています。「奉仕者たちは牧羊訪問に対して非常に前向きな姿勢を取るようになりました。奉仕者が長老の一人に近づいて,今度はいつ来てくださいますか,と尋ねることがごく普通になりました。奉仕者は,前回の訪問のときの築き上げる話し合いがよかったと思っているからです。牧羊訪問は,会衆の霊の向上に寄与した要素の一つです」。他の報告にも,牧者がそのように愛をこめて奉仕するとき,会衆が愛や一致や温かさの面で成長できるということが示唆されています。何という祝福でしょう。

クリスチャンの牧者が訪問するのは,羊の霊的な福祉を図るためです。長老たちは,仲間の信者を励まし,強めたいと思っています。もし訪問の際に,助言を必要とする深刻な問題が明るみに出たなら,改めて話し合う機会を設けるのが最善かもしれません。長老が奉仕の僕を伴っている場合は特にそうです。いずれにしても,牧羊訪問を祈りで締めくくるのは適切なことです。

霊的な牧者は近いうちにあなたの家を訪問することを望んでいるでしょうか。もしそうであれば,その時に与えられる励ましを楽しみにしてください。牧者はあなたに仕えるため,また永遠の命に至る道にとどまろうとするあなたの決意を強めるために訪れるのです。―マタイ 7:13,14。

[26ページの囲み記事]

牧羊訪問に関する提案

□ 約束をする: たいてい,約束をしておくのはよいことです。もし長老が深刻な問題を扱うつもりであるなら,そのことについて奉仕者にあらかじめ知らせておくのがふさわしいでしょう。

□ 準備: その人の気質や境遇について考えてください。心からの褒め言葉を述べましょう。励みを与え,信仰を強めるような「霊的な賜物」を分け与えることを目ざしてください。―ローマ 1:11,12。

□ だれを伴うか: もう一人の長老,または資格ある奉仕の僕。

□ 訪問しているとき: 長老はリラックスし,愛ある態度を保ち,建設的であり,融通を利かせるべきです。家族について,元気でいるかどうかといった点を尋ねてください。よく話を聞きましょう。もし深刻な問題が明るみに出るなら,特別な牧羊訪問を取り決めるのが最善かもしれません。

□ 訪問の長さ: 合意した時間を守り,まだいてほしいと,招いた人が思っているうちに帰るようにします。

□ 訪問を終えるとき: 祈りをささげることはふさわしく,たいへん感謝されます。―フィリピ 4:6,7。

[24ページの図版]

クリスチャンの牧者は群れに霊的な保護を与える

[26ページの図版]

牧羊訪問は霊的な励ましを与える優れた機会となる

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