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  • 蛮行 ― 一体なぜ?
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1999
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1999
塔99 6/15 3–4ページ

蛮行 ― 一体なぜ?

「ナニモ言ウコトハナイ」。これは,サンパウロの魅力的な住宅地の,ペンキを塗ったばかりの壁に大きな文字で書かれていた言葉です。ある種の蛮行<バンダリズム>とお考えになるかもしれません。落書きは蛮行の一種にすぎないのです。

無責任な者たちが,あなたの新車を傷つけたとしましょう。あるいは,大勢の人に役立つ公共資産が,彼らの手によって傷つけられ壊されたことに気づく場合があります。なぜ? そうです,一体なぜそうしたことをするのでしょうか。蛮行はなぜ増えているのだろう,と考えたことがありますか。多くの場所で,蛮行に走る者たちは電話ボックスを汚したり壊したりするのを楽しんでいるように思えます。電車やバスなど公共の乗り物もよく標的にされます。それらの人たちは,何事にも無頓着のように見えます。しかし,わたしたちは多くの蛮行を目にし,被害に遭うこともあります。その背後には何があるのでしょうか。

リオデジャネイロに住む若者マルコaは,応援しているサッカーチームが試合に負け,気持ちがむしゃくしゃしました。気持ちが収まらなかったマルコは,勝ったチームのサポーターたちが乗っていたバスに石を投げ始めました。あるいは,クラウスについて考えてみてください。学校で良い成績が取れなかったためかっとなり,石を投げて何枚も窓ガラスを割りました。しかし,弁償を求める請求書が父親のところに届くと,“面白さ”は消えうせてしまいました。別の若者エルウィンは働きながら学校に行っていました。エルウィンと仲間は,感じの良い若者たちのように見えました。ところが,気晴らしに近所の物を汚したり壊したりしていたのです。エルウィンの両親はそのことについて何も知りませんでした。孤児のワルテルは,やむなくサンパウロの路上を自分の住みかにしていました。彼の一番の仲良しは,破壊行為や暴力行為を行なっていたギャングたちでした。ワルテルは彼らと行動を共にするようになり,武術も習得しました。こうした幾つかの例から,蛮行の背後にはさまざまな人たちがおり,蛮行に走るきっかけや,関係している感情も実にさまざまであることが分かります。

「蛮行は,復しゅうの行為だったり,政治上の意見を表明する方法だったりする場合がある。若者も大人もただ“面白半分”で犯罪を犯すことがある」と,ワールドブック百科事典(英語)は述べています。しかし,蛮行は若者たちの面白半分の行為であるというよりも,本当に破壊的で,命にかかわることさえあるのです。ある若者たちは,「面白いこと」をしたくなり,ある男性が眠っているのを見つけると,その人に引火性の高い液体をかけて火をつけたのです。犠牲者となったインド人の男性は,その後病院で亡くなりました。ある報告によれば,「若者たちは,浮浪者が何人か路上で火をかけられたときも何の法的措置も取られなかったので,だれも気にかけないだろうと思った,と述べたとのこと」です。蛮行による犠牲者がいるかどうかにかかわりなく,その代価,つまり金銭的,感情的代価は計り知れないものがあります。では,どんなことによって蛮行を抑制したり,なくしたりできるのでしょうか。

だれが蛮行をやめさせられるか

警察や学校は蛮行を防止できるでしょうか。一つの問題は,学校や警察が“犠牲者なき”犯罪より,麻薬取り引きや殺人事件など,もっと重大な犯罪で手いっぱいという場合があることです。ある警察官によると,若者が問題に巻き込まれると,親は多くの場合,「子どもが付き合っている仲間か学校,あるいは子どもを捕まえた警察のせいにする」ようです。教育や法の執行で蛮行を減らせるとしても,親の態度が変わらなければどうでしょうか。ある少年保護観察官は,「原因は退屈していることと格好の状況です。[子どもたちは]夜遅くまで外にいますが,何もすることがありません。おそらく監督されてもいないでしょう。そうでなければ,子どもたちは出歩かないはずです」と述べています。

多くの場所で蛮行が深刻な問題となっているとしても,物事がどのように良い方向へ変化する可能性があるか考えてみてください。冒頭で触れた,蛮行を行なっていた若者たちは変化しました。反社会的な行為はもう全く行なっていません。不良だった若者たちの生き方を変えたのは何だったのでしょうか。また,蛮行が減るだけでなく,姿を消すとしたら驚かれますか。次の記事をお読みになるようお勧めいたします。

[脚注]

a 名前は変えてあります。

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