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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2001
塔01 6/1 3–4ページ

規準が変わると,信頼は損なわれる

英国王ヘンリー1世の時代(1100-1135年),1ヤードは,「王の鼻先から,前に伸ばした手の親指の先までの距離」とされました。ヘンリー王の臣民のヤード尺は,どれほど正確なものでしたか。おそらく,正確な数値を出すには君主に謁見するしかなかったでしょう。

今日,度量衡は,もっと正確な基準に従って定められます。例えば,1㍍は,光が真空中を1秒の2億9,979万2,458分の1という時間内に進む距離と定義されています。厳密に言うと,この光は一定の波長を持ち,ある特殊なタイプのレーザーから発せられるものです。その基準を再現する装置があれば,どこにいる人でも自分の測った長さと他の人の測った長さが同じであることを確かめられます。

少しでも度量衡の基準が変わると物事は不確かになるので,基準を守るために多大の努力が払われています。例を挙げましょう。英国で質量測定の基準とされているのは,白金とイリジウムの合金でできた,重さ1㌔の分銅です。この分銅は国立物理学研究所に保管されています。このキログラム原器は,自動車や飛行機の往来による大気汚染のため,日を追うごとに重くなっています。もっとも,この金属製の分銅もしくは円柱は国際原器の複製であり,国際原器はフランスのセーブルにある国際度量衡局が,地下室の三重の鐘形ガラス容器に収めて保管しています。しかしこの物体でさえ,顕微鏡でしか分からないほどの汚染によって,重さが変動しています。世界の度量衡学者は,より安定した基準をいまだに考案できていません。

ごくわずかな変化なら,一般の人たちはささいなことと受け止めますが,基準が全く変わると,混乱の生じることがあります。英国では,重量単位系がヤード・ポンド法(ポンドとオンス)からメートル法(キログラムとグラム)に変わることで,かなりの不信感が生じました。それも無理はありません。一般の人々が新しい単位系に慣れていないのをよいことに,客をごまかす悪徳店主がいたのです。

家族の規準と道徳規準

家族の規準や道徳規準の変化についてはどうでしょうか。そのような変化は,はるかに有害な影響を及ぼすことがあります。家庭の崩壊,不特定多数の人との性交渉,広がる児童虐待などについての最近の報告は,多くの人に衝撃を与えており,わたしたちが規準の低下している時代に生活していることを裏づけています。ひとり親家庭の多く,同性の“両親”に育てられる子ども,地方の公的機関で世話される子どもへの恐ろしい性的虐待などは,一般に受け入れられている規準に人々が背を向けた結果なのです。聖書が2,000年ほど前に予告していたように,ますます多くの人が,「自分を愛する者,……自然の情愛を持たない者,……善良さを愛さない者,……神を愛するより快楽を愛する者」となっています。―テモテ第二 3:1-4。

道徳規準の低下と,他の人の信頼を平気で裏切ることの間には密接な関係があります。最近,英国北部の町ハイドで,医師がその高い倫理規準から甚だしく逸脱していたことが明るみに出ました。町の人々は,“尊敬され信頼されている”かかりつけの医師たちを信じて疑いませんでした。ところが悲しいことに,人々の信頼は裏切られてしまいました。どのようにでしょうか。裁判の記録から,ある開業医が実は少なくとも15人の女性患者を死亡させていたことが明らかになったのです。事実,警察はその医師がかかわった他の130件以上の死亡例を調べ直さなければなりませんでした。医師が有罪宣告を受けて自由刑に処された時点で,信頼が甚だしく損なわれたことはなおいっそう明らかになりました。この医師に母親を殺されたとされる二人の看守には,悪名高いその囚人の世話をしなくてすむよう,ほかの仕事が与えられました。デーリー・テレグラフ紙(英語)がその訴訟に関する記事の中で,罪を犯したその開業医を「“悪魔の”医師」と呼んだのも不思議ではありません。

生活の数多くの分野で,規準が変わりやすくなり低下しているのであれば,だれを本当に信頼できるのでしょうか。変わることのない規準,しかもそれを擁護できるだけの権威に裏づけられた規準は,どこに見いだせるのでしょうか。次の記事ではそうした質問が考慮されます。

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