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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
塔05 9/1 4–7ページ

忠実さは有益

子どもは友達のセーターに,とげのあるいがを付けていたずらするのが大好きです。いがは服に付くと,歩いても,走っても,体を揺らしても,跳びはねても,そう簡単には落ちないので,一つずつつまみ取るしかありません。子どもはそのすべてが面白くてたまりません。

もちろん,服にいがを付けられて皆が喜ぶわけではありませんが,いがの付着力にはだれもが感心するものです。忠実もしくは忠節という特質にもそれと似た面があります。忠節を守る人は,相手にしっかり付き,永続的な関係を保とうとします。困難な状況のもとでも,その関係に伴う義務を忠実に果たそうとします。「忠節」という語は,誠意,忠誠,一意専心といった徳性を連想させます。そのような特質をだれかから示されるなら,うれしく思われるでしょう。あなたもそうした特質を是非ほかの人に示したいと思われますか。では,だれに対して示すことができるでしょうか。

配偶者に忠実 ― 基本的な必要

夫婦の関係には忠実さが不可欠です。しかし残念ながら,それが示されないことも珍しくありません。夫婦が幸福や安心感を得るための第一条件は,結婚の誓いに忠実であることです。つまり,ずっと連れ添って互いに相手の益を図ることです。なぜそう言えるでしょうか。もともと人間は,忠実さを示すことも示されることも必要なものとして造られたからです。エデンの園でアダムとエバの結婚式が執り行なわれた時に,神は,「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付(く)」と言われました。この言葉は妻にも当てはまります。妻も夫に堅く付くのです。夫と妻は,互いに忠実であり,協力し合う必要があります。―創世記 2:24。マタイ 19:3-9。

もちろん,これは何千年も前に語られた事柄です。配偶者への忠実は今では時代後れなのでしょうか。多くの人は,そうではないと答えるでしょう。ドイツで実施された調査では,配偶者に忠実であることを非常に重要と見る人が80%に達しました。さらに,異性のどんな資質に最も魅力を感じるかという調査も行なわれました。男性の回答者は女性について,女性の回答者は男性について,望ましいと思う特質を五つ挙げるように求められました。男女ともに,異性の最も価値ある徳性として挙げたのが忠実さでした。

このように,円満な結婚生活の堅固な土台を築くうえで,忠実さは欠かせません。とはいえ,前の記事にもあるとおり,忠実さは高く評価されるものの,なかなか実践されません。例えば,多くの国で見られる高い離婚率は,不忠実さが広まっていることの表われです。夫婦はどのようにしてそのような傾向と闘い,互いに対して忠実であり続けることができるでしょうか。

忠実であれば結婚生活は長続きする

夫婦は相手を深く思っていることを折あるごとに言動で表わすなら,忠実さを示していることになります。例えば,自分たちの共通の友人や,子ども,家,経験した事柄などに触れるとき,「わたしの」と言うよりも,「わたしたちの」と言うほうがよいでしょう。また,計画を立てたり決定を下したりするときは,互いの気持ちや意見を考慮に入れるようにします。住む場所や仕事,子育て,娯楽,休暇の過ごし方,宗教的な活動などについてもそうすることができます。―箴言 11:14; 15:22。

夫婦が互いに気を配り,自分は必要とされていると感じられるようにするなら,その夫婦は忠実さを示していることになります。夫婦の一方が別の異性にあまりになれなれしく接するなら,もう一方は不安に感じます。聖書は男性に,「若い時の妻」に堅く付くようにという諭しを与えています。ですから,夫は妻以外の女性から特別な好意を示されたいという気持ちを抑えなければなりません。ましてや,他の女性と関係を持つことなど,あってはなりません。聖書はこう警告しています。「女と姦淫を犯す者は心が欠けており,そうする者は自分の魂を滅びに陥れるのである」。妻も,忠実さに関する同じ高い規準を守る必要があります。―箴言 5:18; 6:32。

配偶者への忠実を守ることには価値があるでしょうか。もちろんあります。そうするなら結婚生活は安定して長続きし,夫も妻も益を得ます。例えば,夫が妻の幸せのために真剣に心を配るなら,妻は安心感を得,良い面をいかんなく発揮できるようになります。同じように,妻の心配りから夫も益を得られます。夫は,妻への忠実を守ることを決意するなら,生活のすべての分野で正しい道徳規範を固守したいという意欲を強めることができます。

夫婦はたとえ困難を経験するとしても,忠実であるなら双方が安心感を抱けます。一方,結婚生活で忠実さが欠けているなら,問題にぶつかると安易に別居したり離婚を求めたりしがちです。そうした手段は,問題の解決にはほとんど役立たず,往々にして別の問題を引き起こします。1980年代のこと,一人の著名なファッション・コンサルタントは妻や子どもたちと別れました。独り身になったその男性は幸福でしたか。それから20年後,男性は家族と別れたことで,「寂しくて落ち着かず,夜は子どもたちに『おやすみ』と言ってやりたくて眠れない」と打ち明けています。

親子の間の忠実さ

夫婦が互いに忠実であれば,子どももその特質を身に着けるようになるでしょう。忠実に支え合う,愛にあふれた家庭で育った子どもは,後に配偶者にも,老齢ゆえの不自由を抱えるようになった親にも,責任感を持って行動しやすくなります。―テモテ第一 5:4,8。

もちろん,最初に体が弱くなるのが親であるとは限りません。時には子どもが献身的な世話を必要とすることもあります。エホバの証人のヘルベルトとゲルトルートは40年余りの間,そのような状況にありました。息子のディートマルは,生まれてからずっと筋ジストロフィーを患い,2002年11月に亡くなるまでの7年間は,付ききりの看護を必要としました。二人は愛情を込めてディートマルの世話をしました。自宅に医療機器を据え付け,医療処置の施し方を習うこともしたのです。家族で忠実に支え合う,実にすばらしい模範です。

忠実さは友情に欠かせない

「結婚しなくても幸せでいられますが,友達がいないと幸せになるのは難しいと思います」。ビルギットという女性はこう語ります。あなたもそう思われるかもしれません。結婚している人にとっても,独身者にとっても,親しい友の忠実さは心温まるものであり,生活を豊かにします。言うまでもないことですが,結婚しているなら最も親しい友は配偶者であるはずです。

友人はただの知人とは異なります。知人には,近所の人,職場の同僚,ときおり接触のある人などが含まれ,そのような人は大勢いることでしょう。一方,真の友を持つには,時間,エネルギー,感情面で深くかかわることが求められます。だれかの友になるのは喜ばしいことです。友情は,恩恵をもたらすと同時に責任も伴います。

友情を保つには,よく意思を通わせることが欠かせません。何かの必要が生じて連絡を取る場合もあるでしょう。ビルギットはこう述べています。「わたしにはある同性の友達がいて,どちらかが悩みを抱えると,週に一,二度は電話をかけます。頼りになる友,快く話を聞いてくれる友がいると,ほっとします」。互いに遠く離れていても友情を築けないわけではありません。ゲルダとヘルガという二人の女性は何千キロも離れて暮らしていますが,35年以上にわたって親しい友となってきました。ゲルダはこう説明します。「わたしたちはまめに手紙をやり取りしています。経験した事柄や,うれしいこと,悲しいことなど,心のうちを伝え合います。ヘルガの手紙が届くと,うきうきします。互いに気が合うのだと思います」。

忠実さは友情を保つためにも肝要です。忠実さの欠けた一度の行ないで,長く続いてきた友情にひびが入ることもあります。友人どうしであれば,人には話さないような事についてもアドバイスし合うものです。けなされたり信頼を裏切られたりするのでは,との不安を抱くことなく,本心を語れます。聖書にはこうあります。「真の友はどんな時にも愛しつづけるものであり,苦難のときのために生まれた兄弟である」。―箴言 17:17。

友人は考え方,感じ方,行動の仕方に影響を及ぼしますから,自分と価値観が合う人を友とするのは重要です。例えば,信念や道徳観や善悪の規準が同じ人を友とするように心がけてください。そのような友は,あなたが目標を達成するのを助けてくれるでしょう。そもそも,道徳観や規準が異なる人と親しくなることにどんな益があるでしょうか。聖書は,ふさわしい友を選ぶことの大切さを示して,こう述べています。「賢い者たちと共に歩んでいる者は賢くなり,愚鈍な者たちと交渉を持つ者は苦しい目に遭う」。―箴言 13:20。

忠実さ ― 学び取れるもの

子どもは人の服にいがが付くということを知ると,何度も付けたがるものです。忠実さや忠節という特質についても同じことが言えます。なぜでしょうか。それらの特質は,示せば示すほど,容易に表わせるようになるからです。忠実さを示すことを幼いころから家庭で学んできた子どもは後に,忠実さに基づく友情を築くのが容易になります。そうした強固で長続きする友情は,ゆくゆくは配偶者に忠実であるための基盤となるでしょう。そのうえ,最も大切な友に対して忠節であるための助けともなります。

イエスが最も重要なおきてとして挙げたのは,心をこめ,魂をこめ,思いをこめ,力をこめてエホバ神を愛することでした。(マルコ 12:30)したがって,わたしたちには神に全き忠節を示す務めがあります。エホバ神に忠節であるなら,豊かな報いを受けることができます。神がわたしたちを見捨てたり失望させたりすることは決してありません。『わたしは忠節である』と述べておられるからです。(エレミヤ 3:12)実のところ,神に対する忠節は,永遠の報いをもたらすのです。―ヨハネ第一 2:17。

[6ページの拡大文]

親しい友の忠実さは心温まるもの

[5ページの図版]

忠実に支え合う家族は,互いの必要を顧みる

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