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  • 『ユカルに属する』印章
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
塔06 9/15 14–15ページ

『ユカルに属する』印章

西暦前7世紀,カルデア人の支配者ネブカドネザルは,エルサレムの防御を破り,都市を焼き,城壁を打ち壊しました。また,ユダの王ゼデキヤを捕らえて盲目にします。さらに「バビロンの王はユダのすべての高貴な者をも打ち殺し」ました。―エレミヤ 39:1-8。

ユダの高貴な者もしくは君たちの中で,バビロニア人の手によって死を迎えた人に,シェレムヤの子ユカルがいたと考えられます。このユカルについては,後日談とも言えることがあります。それを取り上げる前に,まずユカルとその時代について聖書が何と述べているかを調べてみましょう。

「あなたに打ち勝つことはない」

エホバは預言者エレミヤに,ユダとエルサレムに対して裁きの音信を伝えるという任務をお与えになりました。神は,ユダの王たち,君たち,祭司たち,そして民がエレミヤと「戦う」ことになると述べました。しかし「あなたに打ち勝つことはない。『わたしがあなたと共にい(る)からである』」とも言われました。―エレミヤ 1:17-19。

バビロニア人がユダの首都エルサレムを攻囲していた時,ゼデキヤ王はエレミヤに使者を2度送りました。ネブカドネザルが都市から撤退するかどうかを知るため,またそのような結末になるようエレミヤに祈ってもらうためでした。王の使いの一人は,エフカルという名でも知られるユカルでした。エレミヤが神からの音信として伝えたのは,エルサレムはバビロニア人つまりカルデア人によって滅ぼされるというものでした。その都市にとどまる住民はだれであれ,飢きん,疫病,剣によって死ぬことになります。他方,カルデア人のもとに出て行く者は,死を免れます。エレミヤの言葉は,ユダの君たちを大いに怒らせました。―エレミヤ 21:1-10; 37:3-10; 38:1-3。

ユカルは他の君たちと共にゼデキヤに次のように勧めました。『どうぞ,この人[エレミヤ]を死に処してください。戦人の手を弱めているからです』。悪意に満ちたユカルはまた,エレミヤが泥深い水溜めに投げ入れられるようにした者たちの一人でしたが,エレミヤはそこから救出されました。(エレミヤ 37:15; 38:4-6)エレミヤはエホバに従ったのでエルサレムの滅びを生き残りましたが,ユカルは自分のよりどころとした体制が崩壊したときに命を落としたようです。

興味深い後日談

ユカルに関する後日談があるとすれば,それはごく最近の2005年にエルサレムで“書かれ”ました。考古学者たちは,ダビデ王の宮殿を見つけようと,ある遺跡を発掘していました。その場所で,バビロニア人がエレミヤの時代にエルサレムを攻め取った時に破壊したと思われる大がかりな石造りの構造物が見つかりました。

これがダビデの王宮かどうかは不明ですが,考古学者たちは一つの遺物を同定することができました。それは14ページの写真にある幅1㌢ほどの粘土に押された印影で,今は朽ちて存在しない文書を封印していたものです。その印影にはこうあります。「ショービーの子シェレムヤーフーの子エフーカルに属する」。この印影は,エレミヤに敵対したエフーカル,つまりシェレムヤの子ユカルの印章によって押されたと思われます。

この印影の文字を判読した考古学者のエイラト・マザールによると,エフーカルは,ダビデの都市で見つかった印影に名を残している「二人目の廷臣」で,もう一人は,シャファンの子ゲマルヤであるとのことです。a

神の言葉に対する信仰は,人の手で造り出された遺物の発見に依存しているわけではありません。むしろ霊感によって書かれた預言の成就は,聖書を信じる確かな根拠となります。歴史の事実が示しているとおり,エルサレムの滅びに関するエレミヤの予告は正確でした。エレミヤに敵対した人たちの不名誉な結末は,次のような確信を強めるものとなるに違いありません。つまり,エレミヤのように忠実であるなら,敵対する者たちが『わたしたちに打ち勝つことはありません。エホバが共にいてくださるからです』。

[脚注]

a ゲマルヤとシャファンに関しては,「ものみの塔」誌,2002年12月15日号,19-22ページ,「シャファンとその家族のことをご存じですか」という記事をご覧ください。

[15ページの図版]

エレミヤは,神の音信を都合のいいように変えさせようとする圧力に屈しなかった

[14ページの図版のクレジット]

Gabi Laron/Institute of Archaeology/Hebrew University ©Eilat Mazar

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