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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2007
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消えることのない深い悲しみ

最近,子どもを亡くして数年になる親たちにアンケート用紙が送られました。それは,家族を亡くして深く悲しんでいる人たちの感情に,時の経過がどんな影響を及ぼすかを調査するためのものでした。しかし,すべての親から回答が寄せられたわけではありません。息子を亡くして5年になる,ウラジーミルという男性は,いまだにつらいので息子の話はしたくない,と説明しています。a

子どもを亡くした親たちの悲しみが,そのように長く続くのは珍しいことではありません。10年前に当時18歳だった息子を水の事故で失ったウィリアムという男性は,こう書いています。「あの子を失った悲しみは今も消えません。死ぬまで消えないでしょう」。また,5年前に息子を突然の病気で失ったルーシーという女性は,自分の気持ちをこう説明しています。「最初の数日は,『これは何かの間違いだ』と考えていました。悪い夢を見ているのだ,そのうちに目が覚めるだろう,と思っていたのです。でもしばらくして,間違いなどではなく,あの子はもう帰ってこないということが分かってきました。もう5年になりますが,一人でいる時などは,今でもあの子を思って泣いてしまうことがあります」。

ウラジーミル,ウィリアム,ルーシーなど,子どもを亡くした親たちの悲しみが非常に深く,いつまでも続くのはなぜでしょうか。その理由の幾つかを考えてみましょう。

それほどまでに悲しいのはなぜ?

家族に赤ちゃんが生まれると,親は独特の感情を味わいます。それは自分の子ども以外からは得られないものです。赤ちゃんをだっこして,その寝顔や満面の笑みを見るだけで,心の底から幸せを感じ,満ち足りた気持ちになります。愛情深い親は子どもを慈しむとともに,礼儀正しく丁寧な振る舞いができるように教えます。(テサロニケ第一 2:7,11)子どもがそうした努力にこたえて成長するにつれ,親は誇らしく感じ,子どもの将来に大きな期待を抱くようになります。

子どもを愛する親は,一生懸命働いて子どもを養います。子どもが自分の家庭を持つ時の助けとなるよう,お金を積み立てたり物を取り分けたりする親もいるでしょう。(コリント第二 12:14)親がこのように心血を注ぎ,多大の時間や努力や金銭を振り向けて子どもを育てるのはなぜでしょうか。それは,子どもに生きてほしいからです。死んでほしいからではありません。子どもが死ぬと,子育てという作業は未完成で終わり,子どもに対する親の期待は打ち砕かれます。親が子どもに注いでいた温かい愛情は,死という乗り越えがたい壁に阻まれて行き場を失います。心の中で息子や娘の占めていた場所には,ぽっかりと穴が空いてしまいます。親の深い悲しみは容易には消え去りません。

聖書にも,子どもを亡くした親の悲しみが並大抵のものではなく,いつまでも続くことが示されています。族長ヤコブが息子ヨセフの死を知らされた時のことを,聖書はこう述べています。「ヤコブは自分のマントを引き裂き,腰に粗布を着け,息子のために幾日も悼み悲しんだ。それで,すべての息子たち,すべての娘たちが次々に立ち上がっては慰めたが,彼は慰めを受け入れようとせず,しきりにこう言うのであった。『わたしは嘆きながら我が子のもとへ,シェオル[墓]へ下るのだ!』」 ヤコブは何年か後になっても,死んだものと思い込んでいた息子のことで悲しみに暮れていました。(創世記 37:34,35; 42:36-38)聖書には,息子二人を失ったナオミという忠実な女性の例も挙げられています。ナオミは深く悲しみ,自分の名前を「わたしの快さ」という意味のナオミから「苦い」という意味のマラに変えたいと思いました。―ルツ 1:3-5,20,21,脚注。

とはいえ,聖書は深い悲しみを経験している親たちに対する理解だけでなく,そうした人たちにエホバがどのように力をお与えになるかも示しています。次の記事では,死別の悲しみに暮れる人たちに神が慰めをお与えになる方法の幾つかを取り上げます。

[脚注]

a 一部の名前は変えてあります。

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