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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2011
塔11 7/1 29ページ

ご存じでしたか

イエスの時代のユダヤ人の宗教指導者たちは,一般の人々をどう見ていたでしょうか。

■ 西暦1世紀,イスラエルの支配者たちや宗教指導者たちは,学識のほとんどない人々を蔑んでいました。例えばパリサイ人たちは,「律法を知らないこの群衆はのろわれた者たちなのだ」と言ったとされています。―ヨハネ 7:49。

聖書以外の資料によれば,そうした特権階級の人々は,教育を受けていない一般大衆を軽蔑して,アム ハーアーレツつまり「地の民」と呼びました。元々この呼称は,特定の地域の市民を指す敬称であり,貧しくて立場の低い人々だけでなく,著名な人たちをも指しました。―創世記 23:7,脚注。列王第二 23:35。エゼキエル 22:29。

しかし,イエスの時代にはすでに,モーセの律法に関して無知と考えられた人々や,ラビの伝承に載せられている細かな規定を守らない人々を見下して用いられていました。「ミシュナ」(タルムードの基礎となった注解集)には,アム ハーアーレツの家に泊まらないようにという警告があります。「タルムードの賢人たちに関する百科事典」(英語)によれば,2世紀の学者ラビ・メイアは,「人が自分の娘をアム ハーアーレツのだれかに嫁がせるのは,娘を縛ってライオンの前に置くようなものだ。ライオンはその獲物を踏みつけて貪り食うだろう」と教えました。タルムードには,「教育を受けていない人は復活しない」と述べた別のラビの言葉が引用されています。

聖書の中で用いられているカエサルという名称にはどんな意味合いがあるでしょうか。

■ カエサルとは,西暦前46年にローマの独裁執政官<ディクタートル>として任命された,ガイウス・ユリウス・カエサルの家名でした。その後のローマ皇帝たちの幾人かは,自らカエサルを名乗りました。その中には,聖書に名を挙げられている3人 ― アウグスツス,ティベリウス,クラウディウス ― が含まれています。―ルカ 2:1; 3:1。使徒 11:28。

西暦14年,ティベリウスは皇帝となり,イエスの宣教奉仕の全期間にわたって支配を行ないました。ですから,イエスが税の支払いについての質問に答えて,「カエサルのものはカエサルに,しかし神のものは神に返しなさい」と言った時に政権の座にあったカエサルは,ティベリウスでした。(マルコ 12:17)イエスはその答えをティベリウスに限定するつもりで述べたのではないようです。「カエサル」という語は,民事当局すなわち国家を象徴していたのです。

西暦58年ごろ,使徒パウロは,公正な裁きを受けられそうになかったため,ローマ市民としての権利を行使し,カエサルに上訴しました。(使徒 25:8-11)そうすることにより,当時の皇帝ネロ本人による裁きではなく,帝国の最高法廷による裁きを求めたのです。

カエサルという家名は,権力の頂点に立つ支配者と密接に関連づけられるようになったため,カエサル家による支配が終わった後も,帝王の称号として残りました。

[29ページの図版]

ティベリウスの肖像が刻印されていたデナリ銀貨

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