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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(一般用)2016
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(一般用)2016
塔般16 No. 1 11–14ページ
父親が幼い娘を抱いている

不安な気持ちを乗り越えるには

生まれたばかりの赤ちゃんほど無力な存在はないでしょう。だれしも,生まれた時は,身の安全を全面的に親に依存していました。歩き始めると,出会う人はみな巨人のように見え,親がそばにいなければ,怖く感じたものです。でも,母親か父親の手を握っていれば,安心できました。

子どもの頃は,親からの愛と励ましがあれば,幸福でいられました。愛されていると思うと,安心感が得られ,「いい子だ」と言ってもらえると,自信がつき,成長できました。

少し大きくなると,仲の良い友達からも安心感をもらえました。友達がそばにいると,楽しくて,学校でもあまり緊張しないで済みました。

もちろんこれは,理想的な子ども時代を過ごせればの話です。仲の良い友達がいない子もいますし,親からのサポートを十分に得られない子も少なくありません。メリッサという女性はこう言っています。a 「何かを一緒に行なっている仲の良い家族の写真を見るたびに,『わたしも,子どもの頃こんなふうだったら良かったのに』と思うんです」。あなたもそう思いますか。

不幸な生い立ちという問題

もしかしたらあなたは,人格形成期に,自信を持てないでいたかもしれません。それは,あまり愛されることや励まされることがなかったからでしょう。あるいは,両親が夫婦げんかばかりしていて離婚した,というケースもあるでしょう。そうなったのは自分のせいだ,と思い込んでいたかもしれません。さらには,親から侮辱的な言葉を浴びせられたり身体的な虐待を受けたりした人もいることでしょう。

そのような経験をした子どもは,十代の頃から麻薬に手を出したり,酒浸りになったり,仲間を求めて非行グループに加わったりするかもしれません。また,愛情を求めて恋愛へと走る場合もあります。しかし,そうした関係が長続きすることはまれで,別れることになれば大抵,不安な気持ちはいっそう深まります。

若い人は傷つきやすいので,そうした大きな落とし穴を避けていても,自尊心を持てないまま大人になる場合があります。アナという女性はこう説明しています。「わたしは自分が役立たずだと思っていました。母から度々そう言われていたからです。母が褒めたり愛情を示したりしてくれたことは,一度もありません」。

不安な気持ちになる原因は,不幸な生い立ちだけではありません。離婚して深く傷ついている,老齢ゆえの問題を抱えている,さらには容姿のことで悩んでいる,といったことも原因になります。いずれにせよ,不安な気持ちでいると,幸福になれず,他の人との関係も損なわれます。では,そうした気持ちを乗り越えるために,どうしたらよいでしょうか。

神は本当に気遣ってくださる

まず,助けが得られることを知る必要があります。わたしたちを助けることのできる方,助けたいと思っている方がおられます。それは,神です。

神はご自分の預言者イザヤを通してこう言っておられます。「周りを見回すな。わたしはあなたの神だからである。わたしはあなたを強くする。わたしはあなたを本当に助ける。わたしはわたしの義の右手であなたを本当にしっかりととらえておく」。(イザヤ 41:10,13)なんと心強いことでしょう。神はわたしたちの手をしっかり握るかのようにして助けたいと思っておられます。ですから,不安を感じて「周りを見回す」必要はないのです。

聖書には,神の崇拝者で不安を抱いた人が“神の手を握る”ことを学んだ,という例が記録されています。例えばハンナという女性は,息子サムエルが生まれるまでは,自分のことをだめな人間だと思っていました。子どもができなかったからです。そのことで度々ばかにされたため,食欲がなくなり,泣いてばかりいました。(サムエル第一 1:6,8)しかし,心の内を神に打ち明けてからは,もはや惨めに感じることはありませんでした。―サムエル第一 1:18。

詩編作者ダビデも,不安を感じることがありました。何年もの間サウル王に命を付け狙われたからです。また,何度か殺されそうになったり数々の問題に押しつぶされそうになったりしたこともあります。(詩編 55:3-5; 69:1)それでも,こう書いています。「わたしは平安のうちに横たわり,そして眠ります。エホバよ,ただあなただけがわたしを安らかに住まわせてくださるからです」。―詩編 4:8。

ハンナもダビデも,自分の感情的な重荷をエホバに委ね,エホバが本当に支えてくださることを知りました。(詩編 55:22)では今日,どうすればわたしたちも重荷をエホバに委ねることができるでしょうか。

不安を和らげる3つの方法

1. 天の父エホバに頼ることを学ぶ。

男性が聖書を読んで,その内容について考えている

イエスは,天の父である「唯一まことの神」を知るよう勧めています。(ヨハネ 17:3)使徒パウロは,「神は,わたしたちひとりひとりから遠く離れておられるわけではありません」とはっきり述べています。(使徒 17:27)またヤコブは,「神に近づきなさい。そうすれば,神はあなた方に近づいてくださいます」と書いています。―ヤコブ 4:8。

不安な気持ちを乗り越えるのに肝要な一歩は,天の父が愛し気遣ってくださる,という事実を認識することです。もちろん,天の父に対する信頼を築くには時間がかかるかもしれませんが,そうして本当に良かったと思っている人は少なくありません。キャロラインという女性はこう述べています。「エホバが父となってくださったので,やっと心を打ち明けることができるようになり,気持ちがすっかり楽になりました」。

レイチェルという女性も,こう語っています。「エホバは,わたしが両親を亡くして独りぼっちになった時,心の平安を保てるよう助けてくださいました。『問題を抱えているので助けてください』と祈ると,本当に助けてくださったのです」。b

2. 神を父とする家族を見いだす。

王国会館で皆が会話を楽しんでいる

イエスは弟子たちに,互いを兄弟姉妹と考えるよう教え,「あなた方はみな兄弟……です」と告げました。(マタイ 23:8)真の弟子たちが愛し合い,神を父とする大きな家族となることを望んでいたのです。―マタイ 12:48-50。ヨハネ 13:35。

エホバの証人は,神を父とする家族の温かさや安らぎを集会に出席する人たちが味わえるよう,誠実に努力しています。(ヘブライ 10:24,25)それで,証人たちの集会には感情面の傷を癒やす薬のような効果がある,ということに気づいた人は少なくありません。

イーバという女性はこう回顧しています。「わたしの場合,会衆に特別な友達がいて,その人はわたしの苦しみを理解してくれました。わたしの話を聴き,わたしに聖書を読み聞かせ,一緒に祈ってくれました。また,わたしに独りぼっちではないことを確信させ,わたしが心にある事を全部話して重荷を下ろせるようにしてくれたのです。そのおかげで,次第に気持ちが楽になりました」。レイチェルはこうも述べています。「会衆の人たちが“父と母”となってくださいました。そのおかげで愛や安らぎを感じられるようになりました」。

3. 人に愛や親切を示す。

人に愛や親切を示すと,永続的な友情が育まれます。イエスは,「受けるより与えるほうが幸福である」と言いました。(使徒 20:35)わたしたちも,愛すれば愛するほど愛されるようになる,ということに気づくはずです。イエスが弟子たちに,「いつも与えなさい。そうすれば,人々はあなた方に与えてくれるでしょう」と教えたとおりです。―ルカ 6:38。

そのようにして愛し愛されるなら,本当に心安らかになります。聖書が述べているとおり,「愛は決して絶えません」。(コリント第一 13:8)マリーアもこう言っています。「自分自身についての消極的な考えがすべて正しいわけではないので,そうした考えを避けるために,他の人たちを助けるようにし,自分のことは気にしないように努めています。人のためになることをすると,いつも満ち足りた気持ちになります」。

歩行器を使っている年配の男性を,若い男性が助けている

すべての人が心安らかになれる

こうした方法は,問題すべてを即座に解決してくれる“おまじない”ではありません。しかし,実践すれば,しないよりもずっと良い結果が得られます。キャロラインはこう言っています。「今でも不安な気持ちはありますが,以前と比べればもっと自尊心を持てるようになりました。神が気遣ってくださいますし,親しい友人も大勢いて安心感を持たせてくれます」。レイチェルも同じように感じ,こう述べています。「時々悲しみに襲われることがあります。でも,霊的な兄弟姉妹にアドバイスを求めることができ,積極的な考え方をするよう助けてもらえます。それに,天の父に毎日話しかけることもできます。とても助かっています」。

聖書には,やがて実現する新しい世界のことが述べられており,その世界ではわたしたち一人一人が安らぎを得る

また,永続的な解決策もあります。神の言葉 聖書には,やがて実現する新しい世界のことが述べられており,その世界ではわたしたち一人一人が安らぎを得ます。「彼らはまさに,各々自分のぶどうの木の下,自分のいちじくの木の下に座り,これをおののかせる者はだれもいない」と約束されています。(ミカ 4:4)その時にはだれ一人,自分が無防備だと感じることも,他の人から危害を加えられることもありません。心に深い傷となった過去の出来事でさえ「思い出されることも」ありません。(イザヤ 65:17,25)神と神の子イエス・キリストが「真の義」を確立し,「定めのない時に至る平穏と安全」をもたらしてくださるのです。―イザヤ 32:17。

a 名前はすべて仮名です。

b エホバの証人は,神について知りたいと思う方に,無料の聖書レッスンをお勧めしています。

安らぎが得られない

「父は酔っぱらうと,よく怒りを爆発させました。顔つきが変わり,情け容赦なく餌食に襲いかかろうとして牙をむくオオカミのように見えました。わたしは,おびえた子羊みたいに,見つからないよう身を潜めていました。そうした悪夢が毎日のように繰り返されました」。―キャロライン,子ども時代の記憶。

「信頼できる人なんてだれもいませんでした。まるで,自分が山の頂で道に迷って助けを叫び求めているかのようでした。自分の声がだれにも届かず,安全な所へ導いてもらえないのです」。―イーバ,離婚して間もない女性。

「父からよく,『お前は悪い子だ。お前を好きになるやつなんていない』と怒鳴られていました。それで,これまでずっと,わたしは悪い人間ではなく,本当は人から好かれている,と自分に言い聞かせてきました。わたしは,しっぽを巻いておびえる子犬のようでした。優しくなでてもらうことをいつも願いながら,一度もそうしてもらえませんでした」。―マーク,父親にいつも口汚くののしられていた男性。

「素敵な女性を見ると,人々が家に飾りたがる美しいランのようだ,と思うことがあります。それに比べてわたしは,だれも見向きもしない,ありふれた雑草のようです」。―マリーア,劣等感と闘っている若い女性。

「両親が子どもたちを後に残して外国へ出稼ぎに行ってしまったので,まだ12歳だったわたしが妹2人の世話をしなければなりませんでした。とても寂しく感じました。自分も面倒を見てもらいたい,『よくやってるね』と褒めてもらいたい,と思いました。まるで大きな暗い森の中で迷子になったかのようでした。毎日頑張ってはいましたが,この森から抜け出したいとも思いました。安らぎや幸せを得たかったのです」。―レイチェル,出稼ぎ労働者の親を持つ女性。

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