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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2018
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2018
塔研18 06月号 13–15ページ
レハベアム王

神の恵みを得られなかった人

エホバに仕えるわたしたちは,神の恵みを得たいと願っています。神はどんな人に恵みと祝福をお与えになるでしょうか。聖書時代,重大な罪を犯したものの,後に神の是認を得ることができた人たちがいます。逆に,良い特質を持っていたのに,神の是認を得られなかった人たちもいます。エホバはわたしたちのどんな点に注目されるのでしょうか。ユダの王レハベアムの例を考えましょう。

悪い支配の始まり

レハベアムの父ソロモンは,イスラエルで40年治めました。(王一 11:42)西暦前997年にソロモンが亡くなると,レハベアムは王になるためにエルサレムから北方のシェケムに旅をしました。(代二 10:1)レハベアムにとって,ソロモンの後を継いで王になるのは不安だったかもしれません。ソロモンは並外れた知恵を持っていたからです。レハベアムは王になるとすぐ,難しい状況に対処する能力を試されます。

イスラエル人はソロモンの抑圧的な支配に不満を抱いていました。それでレハベアムのもとに代表者たちを送り,こう嘆願します。「あなたの父上は,わたしたちのくびきを厳しくされました。それで今,父上の厳しい奉仕と,父上がわたしたちに負わせた重いくびきを軽くしてください。そうすれば,わたしたちはあなたに仕えます」。(代二 10:3,4)

レハベアムはジレンマを感じたことでしょう。もし人々の要求に応じるなら,自分も家族も廷臣たちもぜいたくな暮らしができなくなるかもしれません。他方,要求を退けるなら,人々は反逆するかもしれません。レハベアムはどうするでしょうか。まず,ソロモンに仕えていた年長者たちに相談します。しかしその後,自分と同年代の若者たちに相談し,彼らのアドバイスに従って人々を厳しく扱うことにします。人々にこう言います。「わたしはあなた方のくびきを増やすであろう。わたしの父はあなた方をむちで打ち懲らしたが,わたしはとげむちで打ち懲らすであろう」。(代二 10:6-14)

どんな教訓を学べますか。経験豊かな年長の兄弟姉妹のアドバイスに従うのは賢明なことです。物事の結果を予測し,良いアドバイスをしてくれるからです。(ヨブ 12:12)

「彼らはエホバの言葉に従[った]」

レハベアムの言葉を聞いて人々は反逆しました。レハベアムは彼らと戦うため,軍隊を召集します。しかしエホバは,預言者シェマヤを通してこう言われます。「あなた方は上って行って,イスラエルの子らであるあなた方の兄弟たちと戦ってはならない。各々自分の家に帰れ。この事がもたらされたのは,わたしの求めによるからである」。(王一 12:21-24)a

レハベアムは頭を抱えたことでしょう。「とげむちで」打ち懲らすと言ったばかりなのに,反逆者たちを野放しにしたら,面目は丸つぶれです。(歴代第二 13:7と比較。)それでも,王と軍隊は「エホバの言葉にしたがって帰って行」きました。

何を学べるでしょうか。人からあざけられるとしても,神に従うのは賢明なことです。神に従うなら,神の恵みと祝福を得られます。(申 28:2)

レハベアムはどうだったでしょうか。神に従って北王国と戦うのをやめた後,自分の支配下にあるユダとベニヤミンの部族の領地に都市を建て,幾つかの都市を「大いに」強化しました。(代二 11:5-12)しばらくはエホバの律法にも従いました。ヤラベアムが治めるイスラエルの十部族王国が偶像崇拝を始めた時,その王国の多くの人々はエルサレムにやって来て真の崇拝を支持し,「レハベアムを一層強くし」ました。(代二 11:16,17)レハベアムがエホバに従ったので,王権は強化されました。

罪を犯し,ある程度悔い改める

しかし,王権が強化されると,レハベアムは意外な行動を取ります。エホバの律法を捨てて異教の崇拝を始めたのです。なぜでしょうか。アンモン人の母の影響を受けたのかもしれません。(王一 14:21)民もレハベアムに従いました。それでエホバは,エジプトの王シシャクがユダの諸都市を攻め取るままにされました。レハベアムが防備を施した諸都市も攻め取られました。(王一 14:22-24。代二 12:1-4)

シシャクはついに,レハベアムの治めていたエルサレムにやって来ます。預言者シェマヤはレハベアムと君たちにエホバの言葉を伝え,こう言います。「あなた方がわたしを捨てたので,わたしもまたあなた方を捨ててシシャクの手に渡した」。レハベアムはこの矯正にどのように応じたでしょうか。聖書にはこうあります。「イスラエルの君たちと王はへりくだって,『エホバは義にかなっておられる』と言った」。それでエホバはレハベアムを救い,エルサレムが滅ぼされないようにされました。(代二 12:5-7,12)

その後も,レハベアムは南のユダ王国を治め続けました。レハベアムは亡くなる前,息子たちにたくさんの贈り物をしました。次に王となる息子アビヤに対する反逆を防ぐためだったと思われます。(代二 11:21-23)若いころよりも賢く行動したのです。

良い王? 悪い王?

レハベアムは幾らか良い事柄を行ないましたが,神の恵みを得られませんでした。聖書には「彼は悪いことを行なった」と述べられています。なぜでしょうか。「その心を堅く定めてエホバを求めることをしなかったから」です。(代二 12:14)

レハベアム王は母親と助言者たちの影響を受けて異教の崇拝を行なった。

ダビデ王とは異なり,レハベアムはエホバとの親しい関係を築いていなかった。

レハベアムは生涯中,神に従った時もありました。エホバの民のために良いことも行ないました。しかし,エホバとの親しい関係を築いておらず,神に喜んでいただきたいという強い願いもありませんでした。それで神の律法に従うのをやめて,偽りの崇拝を行なうようになりました。その後,神からの矯正に応じました。でもそれは,心から悔い改め,神に喜んでいただきたいと思ったからではなく,周囲の人たちに勧められたからかもしれません。(代二 11:3,4; 12:6)結局,再び悪いことを行なうようになりました。祖父のダビデ王とは何という違いでしょう。ダビデは間違いを犯しましたが,心から悔い改めました。生涯にわたってエホバを愛し,真の崇拝を熱心に行ないました。(王一 14:8。詩 51:1,17; 63:1)

ダビデ王が祈っている。

レハベアムの例から何を学べますか。わたしたちは家族を養い,良いことを行なうよう努力する必要があります。でもそれだけでは不十分です。神の恵みを得るには,真の崇拝を支持し,エホバとの親しい関係を築かなければなりません。

そのためには,エホバへの深い愛を保つ必要があります。炎を燃やし続けるには,まきを足さなければなりません。同じように,神への愛を燃え立たせ続けるには,定期的に聖書を読み,読んだ事柄を黙想し,絶えず祈らなければなりません。(詩 1:2。ロマ 12:12)エホバへの愛があれば,エホバに喜ばれる行動をしたいと願うようになります。間違いをしても心から悔い改めることでしょう。レハベアムのようになるのではなく,真の崇拝をしっかり支持していきましょう。(ユダ 20,21)

a ソロモンが不忠実だったので,神は王国が分裂することを予告しておられました。(王一 11:31)

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