今年の記念式の時期はどんな結果をもたらすでしょうか
1 昨年,日本では記念式には23,702人,特別講演には17,500人がそれぞれ出席し,そして4月中に11,019人の伝道者が報告し,わたしたちはエホバの豊かな祝福にあずかりました。他の国々でもすぐれた出席数が見られました。今年の記念式の季節はどんな結果をもたらすでしょうか。
2 わたしたちの集会に人々を招待し,奉仕の務めに携わるよう新しい人々を助けるために特別の努力を払うとき,わたしたちはエホバの喜ばれることを行なっているのです。確かにわたしたちはそのような活動に大きな喜びを見いだせます。
3 たとえば,3月26日,日曜日に予定されている公開講演のことを考えてみましょう。「神の新秩序への人類の救出」という特別講演の主題について思いをめぐらしてみると,ほんとうに喜びを感ぜずにはおれません。ですからこの講演を特に広く宣伝したいと思います。出席するよう,すべての人を招待すべきです。
4 集会の価値,そして集会が関心を持つ人々に与える効果を決して過小評価すべきではありません。事実,人は集会にただ1度出席しただけで考え方を一変させる場合があります。マデイラ島のひとりの関心のある男の人は妻から絶えず反対されながら研究をしていました。集会に初めて招待されたとき,その人は出席することを決意し,もしいっしょに集会に行くのがいやなら,ひとりで家にいてもらわなければならないと妻に言いました。孤立した場所に住み,しかも妻はどちらかといえば憶病だったので,ひとりで家にいるのがこわくなり,結局夫といっしょに出かけることにしました。人の心を動かす真理の音信に抵抗することはできませんでした。そして,その最初の集会に出席して,聖書を学びたいという意欲がひき起こされたのです。数か月間研究したのち,その夫婦はそろって同じ日にバプテスマを受けました。確かに今年の特別講演にできるだけ多くの人を招待すべき十分の理由があります。
5 記念式は1年のうちで最も重要な集会ですから,わたしたちはぜひすべての人を招待したいと思います。3月29日には王国会館で出席者の最高数を見たいとわたしたちはみなほんとうに願っています。昨年,ガーナのある会衆では記念式を宣伝するため兄弟たち全員が出かけていきました。100人ほどの伝道者の交わっているこの会衆はその晩,記念式に966人もの人々が出席したのを見てたいへん喜びました。わたしたちひとりびとりが ― しもべも開拓者も伝道者もみな ― この問題を祈りのうちに考慮し,今年の記念式の時期に対する熱意と興奮の霊を喚起させるよう勤勉に努力するなら,確かに限りない祝福がわたしたち,そしてわたしたちとともに交わるよう励まされた人々に注がれるでしょう。