歓迎されていることを知らせてください
1 関心のある人びとがこれほど多く王国会館でわたしたちとともに集会に出席しているということは,わたしたちすべてにとってなんと喜ばしいことなのでしょう。伝道者の数と比べてみると,「ものみの塔」研究の出席率は平均131%で,公開講演にはそれよりもさらに多くの人が出席しています。各地の会衆のしもべの多くが協会に報告するところによれば,集会の日時を尋ねたり,だれかに来ていただいて聖書を教えてもらえまいかと申し出たりする人が訪れない週はまずない,とのことです。こんなに大ぜいの関心のある人びとが聖書を研究し,集会に出席するのを見ると,まさに胸の踊る思いがします。
2 わたしたちは,集会に出席する人すべてに,歓迎されていることを知ってもらいたいと思います。事実,歓迎されているからです。そうした人たちの出席をわたしたちがどう感じているかを知ってもらうには,わたしたちは各自どうすれば良いのでしょうか。まず第1に,そうした人,あるいは人たちのそばにだれもいないのを見かけたなら,近寄って,暖かいあいさつをかわし,自己紹介をして,集会にいらっしゃったことをたいへんうれしく思います,と述べられます。取り扱わねばならない他の責務がある場合でも,そうした人たちにあいさつし,それから他の人に紹介できます。そうすれば,他の人が新しい人と親しく話をかわして,質問でもあれば,それに答えてあげられるでしょう。なにはともあれ,歓迎されていることを知ってもらうようにしてください。
3 わたしたちの集会に出席しはじめた人たちの中には,だれとも研究をしていない人が少なくありません。ある会衆のしもべが寄せた次のような経験に類するものがかなり協会に寄せられています。「ある新しい人が王国会館にはいってくるのを見かけたので,私はその婦人に近づき,自己紹介をして歓迎のあいさつを述べ,エホバの証人と研究をしているかどうかを尋ねました。婦人は,まだしていないので,しなければならないと思っていると答え,夫も研究をしてみたいと考えていると語りました」。その住所氏名を得た会衆のしもべは,翌日,妻を伴ってその夫婦を訪問し,互いに知り合い,基本的な真理を幾つか話し合い,再び訪問して「真理」の本を用いて聖書を組織的に研究する取り決めを設けました。
4 歓迎されていることをそうした人たちに知ってもらう喜びに加えて,集会で歓迎されていることを互いに知らせ合うこともまたわたしたちの喜びです。ともにつどって,エホバについてさらに多くを学び,愛と良いわざとを互いに鼓舞し合う特権にあずかるわたしたちはなんと幸福なのでしょう。(ヘブル 10:24,25,新)集会に出席しはじめたばかりの人たちにこちらから進んで近づき,互いに対するわたしたちの兄弟愛を引き続き示せば,歓迎されていることをみんなが知り,出席できたことをうれしく思うでしょう。―ヨハネ 13:34,35。