あがないの備えがわたしたちを動かして行なわせる事がら
1 あがないの備えは多くのことを成し遂げるようわたしたちを動かします。この備えに基づいて,わたしたちは心をこめてエホバに仕えるよう献身し,また救いのための神の愛ある備えについて他の人びとに定期的に語っているのです。わたしたちはまた,あがないに対する感謝のゆえに毎年記念式に出席します。わたしたちの王イエス・キリストはご自分の死を記念するよう弟子たちに命じられました。ですからわたしたちはそのご命令を守ることに強い関心をいだいています。また記念式に出席して,イエス・キリストがわたしたちのためにしてくださった事がらの意義に関してわたしたちの思いと心が新たにされることに感謝しています。―コリント後 5:14,15。ヘブル 9:14。
2 多くの人が記念式に集まる時,わたしたちはうれしく思います。しかし,大勢の人びとが出席するということそれ自体はわたしたちの主要な関心事ではありません。むしろわたしたちは,あがないに関して伝える知識は人の心に達し,信仰を働かせて清い崇拝に加わらせるよう人を動かしうるものであるゆえに,関心を持つ人びとが記念式に出席するのであってほしいと考えています。(黙示 7:14,15)あがないの備えに対するわたしたち自身の認識こそ,わたしたちとともに記念式に出席するよう他の人びとを招待する動機づけを与えるものなのです。
3 昨年,日本の各地で行なわれた記念式では,多くの会衆が伝道者総数の3,4倍の出席者数を報告しました。事実,日本全体では記念式に合計3万513人もの人びとが出席したのを知ってわたしたちすべては胸をおどらせました。今年,あなたの会衆では記念式に何人出席するでしょうか。
4 わたしたちがあがないの備えに対する感謝の念に動かされて良いたよりを他の人びとに分かち合う時,わたしたちとともに研究を行なっている多くの人もそうしたいと願うのではないでしょうか。昨年の秋以来,何千人もの人びとがわたしたちとともに研究を行なってきました。それらの人たちは集会に出席するよう十分にその心を動かされています。その資格を備え,またそうしたいと願っているなら,できるだけ早く野外の奉仕の務めに携わるよう助けてください。
5 多くの人は暖かい励ましを必要としています。では,わたしたちは何を行なえますか。毎週の聖書研究のさいに,エホバに仕えることから得られる喜びを説明する例となる,自分の経験や最近の雑誌に載せられた経験のひとつを話すことができます。神のみ名を負うことを許される人びとがエホバのご要求をはっきりと理解するため,ある期間,「ともしび」の本の108ページの要点を考慮することもできます。多くの人は,戸口で何かを述べるよう準備するさいにわたしたちから受ける助けを感謝するに違いありません。わたしたちがエホバへの愛とエホバのあがないの備えに対する感謝の気持ちや隣人に対する愛に動かされてそうした活動に携わっているのだということをそれらの人が理解できるなら,野外の奉仕の務めに対する正しい見方を持つよう助けられるでしょう。
6 ですから,わたしたちがあがないの備えに対する健全な認識を保てますようにと願うことが,わたしたちの一致した祈りでありますように。こうした認識こそ,区域内の人びとに王国の音信を伝える点で引き続き惜しみなく努力するよう,わたしたちを動かすものであることを,わたしたちは知っています。そして,特別の公開集会と記念式が,エホバ神とみ子イエス・キリストに対する出席者全員の認識を深めさせるものに寄与しますように。
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あなたは,あがないに対する感謝をどのようにして表わしますか