秩序正しさ,すべての人にとってりっぱな資質
1 監督たちに求められるりっぱな資質の中に秩序正しさが挙げられます。しかしながらこの特質を培うことは,若い人や年取った人,そして兄弟にも姉妹にも有益なことです。秩序正しくあるということは礼儀正しく,訓練された,規則正しい,上品で,良く整ったまたは秩序のある生活をしていることを思い起こさせます。あなたはこのような資質を示しますか。―テモテ第一 3:2。
2 監督の場合,彼は無秩序にではなく,聖書の立法と原則にしっかり従って会衆内の他の方が頼ることのできる模範に従うことにより秩序正しいことを示せます。(テサロニケ第二 3:6,7)監督は自制心があり,圧迫の下でも平衡が取れています。秩序正しいことは単に時間に正確であったり,正確な記録を保ったりすることと同一視されるわけではありませんが,それでも秩序正しい監督は物事が適切に,時間通りに行なわれるよう自分を訓練します。(1974年「ものみの塔」471ページの注解を参照してください。)
3 この資質を高く評価する監督は十分前もって集会を計画します。それで集会はよく司会される,秩序正しいものとなるでしょう。そのようにすることにより監督は他の人々に配慮を示し,割当てを急いで準備し,荒削りに扱うということを避けることができます。―コリント第一 14:40。
4 会衆で問題が生じるような時,秩序正しい監督は自分の責任を果たすことに緩慢になるようなことをせず神のことばに敬意を示します。また監督たちは生じた問題を早く考慮するよう取り決めることにより礼儀を示します。そうすれば,兄弟たちには援助や助言が与えられ,いつまでも問題を放置することにより他の人々がざ折感や頼りなさを感じるということはないでしょう。―箴 13:12。
5 秩序正しさを高く評価する父親は自分の家族のために物事を良く取り決め,家族が時間までに集会に出席し,また自分たちを霊的に強く保つため野外奉仕に参加するようにします。もし家族のだれかの,神権的な秩序に対する認識が薄らぐようなら,父親はパウロがテサロニケ第一 5章14節で提案していることを自分の家族に適用します。
6 家庭内にあってクリスチャンの妻は聖書の原則を適用することがいかに重要であるか認識しています。妻はすべての物事をきちんと,よく整とんしておくのは良いことであると知っています。その結果家庭は敬神の原則を適用していることを示すことになるのです。(テトス 2:4,5,10)妻は子供たちがいろいろな物をそのあるべき所に整とんしておくように訓練します。妻は物事を清潔にそして整然と保ち,家族の計画に従って食事を準備します。(箴 31:15)そうです,わたしたち一人一人は,さまざまな方法で秩序正しさを示すことができるのです。秩序正しさは円熟とよく取り決められた生活を示すものです。