良いたよりを伝える ― 予約切れ用紙を効果的に用いる

¹ わたしたちの心からの願いは人々が真理を学びイエスの弟子となるよう助けることです。従って，わたしたちは奉仕に多くの時間を費やし，「永遠の命のために正しく整えられた者」を探し求めます。（使徒 13:48）予約切れ用紙はそのような人を見いだし，援助する上で優れた助けとなっています。なぜそうですか。

² なぜなら，予約切れ用紙は，自分にとって関心のある出版物を定期的に受け取っていた人の所にあなたを導くものであり，その人は真のクリスチャンになるかもしれないからです。しかし，もしあなたが聖書研究の監督からそのような用紙を一枚受け取るなら，それをどのように用いますか。

³ その以前の予約者は，ただ再約するのを忘れたに過ぎないかもしれません。それでも生活上の心配で関心が多少薄らいだり，関心が全くしめだされるというようなこともあり得ます。それで，弟子を作るための第一歩として，その人の良いたよりに対する関心を呼びさますか，増し加えなければなりません。

⁴ 予約切れ用紙をもって再訪問する時，多くの人は次の様に述べるのが助けになるのを知りました。「わたしは『目ざめよ！』誌（または『ものみの塔』誌）の方からまいりました。そして，この優れた出版物をお受けになりお楽しみになった方々を時々訪問させていただいています」。家の人はあなたの訪問が何か特別のものではなく，また予約を更新するためだけのものでないことを知るでしょう。

⁵ 自分を紹介した後，あなたはどのように良いたよりに対する関心を高めますか。最近の雑誌の中のどれか一つに見いだされる興味深い主題を思いに留めておくのは役立つでしょう。あなたはその話題を持ち出し，適切な聖句に結び合わせることができるでしょう。例えば，10月8日号の「目ざめよ！」特別号を用いるとしましょう。次のように述べることができるでしょう。「人間の指導者が人々を偽ったりあざむいたり，あるいは他の理由で約束を果たせないようなことがあり，人々が失望することはよくあります。しかし，人間をお造りになった神については何と言えますか。この聖書のことばをごらんください。（民数 23:19を読む）創造者はこの腐敗した体制を終わらせて，正義と平和の満ちる体制での永遠で幸福な命を約束しておられます。この特別号はいまお話しした事柄を述べており，あなたの予約が切れているのでお読み逃しにならないよう持ってうかがいました」。そして無料で聖書を学べること，また希望するなら喜んで予約を継続できるよう取り扱えることを説明できます。

⁶ 家の人の時間，関心，そして話し合いがどのように進んできたかに従って，あなたは新しい小冊子の一冊を用いて聖書研究の取決めにつき簡潔な実演を示すことができます。

⁷ 予約切れ用紙が弟子を作るための真の助けとなるという事実を強調しているのは一開拓者の経験です。その日の最後の訪問にしようとしていた家で，彼は以前の予約者に会いました。それは午後1時ごろでした。そこで何が生じたでしょうか。聴いてください。「その訪問は午後3時ごろまで延びました。わたしたちが訪問した女の人は自分のために『目ざめよ！』を再び予約しただけでなく，自分の家族の成員や友人など18人の他の人々のためにも予約しました」。そしてこの兄弟は次の訪問で研究を取り決めることができると考えています。

⁸ そうです。予約切れ用紙は関心ある人々を見いだしたり，弟子を作ったりする上で貴重な助けとなっているのです。いままで受け取った予約切れ用紙がノートや聖書の間，かばんの中などに残っているなら，10月の「目ざめよ！」運動で是非活用してください。そしてこれからも予約切れ用紙を大切に用い，弟子を作る業に励みましょう。