良いたよりを伝える ― あなたの子供たちと共に
1 あなたのお子さんの霊的な成長の度合いを確かめる最善の方法の一つは,お子さんを野外奉仕に連れて行くことだということをご存じですか。家から家に歩く時お子さんと会話を交わす機会があります。お子さんが家の人にどのように話しかけるか,家の人の質問にどう答えるかをあなたが聞く時,子供たちが真理をどれほど理解しているか,真理をどれほど深く認識しているかが分かります。初めのうち,小さな子供は招待ビラや冊子を提供するだけかもしれません。しかしあなたがお子さんを進歩的に訓練してゆくなら,子供たちは雑誌配布,聖句を用いた短い証言そして通常の提供物を提供することを学ぶようになり,やがては聖書研究を司会することもできるようになるでしょう。確かに,そのような訓練を施し子供たちがそれに答え応じるのを見るのは喜びです。確かに,それは子供たちの信仰が徐々に強くなっていることの表われです。親にとってこれ以上の満足があるでしょうか。仮に,聖書を用いる提供の話を行なうよう訓練できる子供がいるとしましょう。子供たちはどんなことを言えますか。
2 例えば,自己紹介をして,親と一緒に近所の方々に聖書の良い知らせを伝えているということを述べた後,年若い子供は次のように話せるかもしれません。「幸福な家庭というものはだれもが望んでいることですね。今は物がたくさんある時代ですが,幸福ではない家庭が多いのは残念なことだと思います。わたしたちの幸福な生活に役立つ提案を述べている聖書は幸福な生活に必要な一つの事をこう述べています。[それからマタイ 5:3を読む]。聖書には家庭の生活についてのすばらしい教えがたくさんあります。それで,ご家族のみなさんで聖書を学んでいただくのに役立つ書籍をお勧めしています。『神の千年王国は近づいた』という書籍に2冊の小冊子を添えて300円のご寄付で提供しています」。
3 またもし望まれるなら,簡潔にこう言うこともできます。「わたしは将来のことを期待している若者の一人として,苦しみや死がなくなればよいと願っています。あなたもそう望まれませんか。あなたは,聖書がそのような時代がもうじき来ると述べているのをご存じでしたか」。そして啓示 21章4節を示して書籍を提供できます。
4 クリスチャンとして自分の子供を,可能なかぎりあらゆる方法で,またあらゆる機会に訓練することは,神が与えられた責任であるというだけでなく,クリスチャンの家族にとって幸福な生き方でもあるのです。(申命 6:4-9。テモテ第一 5:8)もし自分の子供をもっとよく知り,子供が実際に何を考えているのか,またいろいろな事をどのように感じているかを知りたいと思われるならば,そしてエホバをどれほど愛しているかを確かめたいと願っておられるならば,子供たちと一緒に野外奉仕に行く時間をもうけるよう取り決めてください。それは本当に報いをもたらす経験となるでしょう。