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  • 神に奉仕するあなたの喜びを増し加える
  • わたしたちの王国奉仕 1977
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わたしたちの王国奉仕 1977
宣 77/10 1–2ページ

神に奉仕するあなたの喜びを増し加える

1 喜びは神の聖霊の実の一つです。それゆえ,わたしたちが持つ必要のあるものです。神の霊に満ちていたイエスは「苦痛に,また病気を知ることに定められた人であった」にもかかわらず,喜びの人でした。(イザヤ 53:3,新)それでも,「自分の前に置かれた喜びのために,恥をものとも思わず苦しみの杭に耐え,神のみ座の右にすわられたのです」― ヘブライ 12:2。

2 イエスはご自分のために神が取っておかれた王また大祭司としての奉仕を待ち望まれました。イエスはご自分と共に王国にあずかる者たちを教えたり訓練したりすることに大きな喜びを経験されました。イエスはまたみ父のみ名を擁護すること,そしてご自分の弟子たちが同じ喜びにあずかるよう強めることにこの上ない喜びを見いだされました。このような喜びはすべての妨害や侮辱を取るに足りないこととして消し去らせてしまいました。わたしたちもイエスに見倣うことにより,良いたよりを伝える際に困難な状況に立ち向かうことができると同時に,楽しい経験をすることができます。エホバの奉仕に用いることができるある程度の健康と体力を現在持っていることを認識する時,新しい事物の体制,そしてエホバがわたしたちのために用意しておられる事に対する期待の喜びはわたしたちを常に支えるでしょう。

いま味わえる喜び

3 いま味わえる際立った喜びの一つは,病気,貧困,苦難,不幸そして孤独などに面している兄弟たちを助けることです。(ガラテア 6:10。ヤコブ 1:27)そして,他の人に良いたよりを分かつ喜び,わけても彼らと聖書を研究する喜びに代わるものがあるでしょうか。その人々が真理をは握し,真の崇拝の要求に調和して生活を変化させるのを見る以上にわたしたちを励ますものはありません。この喜びは実際に経験して初めて,本当に認識することができます。

4 わたしたちは証言を行なっている時には,最良のたよりを分かち合っているということを知ってはいますが,それでも時として喜びを失いそうになることがあるのはなぜでしょうか。それは,自分が良いたよりをふれ告げている理由を忘れる傾向があるからです。いやな顔をされたり,無関心な人に会う時,次のことを思い起こす必要があります。つまりわたしたちの働きで主に関連してむだになるものは何もなく,エホバはご自分の立証と栄光にそれが寄与するようになさるということです。(コリント第一 15:58)エホバはわたしたちに良いたよりを授け,それを宣べ伝える使命をお与えになったのですから,神の真理のみ言葉を語ることは必ずエホバに栄光をもたらすことになると確信することができます。真理を幾度も拒絶したものの,自分の聞いたことを忘れられなかったという人の経験はたくさんあります。結局,その人々は真理を真剣に受け止めざるを得なくなり,その結果,真の喜びを得,生きる目的を持つことができるようになりました。

5 わたしたちに行なうよう神がわたしたちの前に置かれた事を行なえば大きな喜びが得られます。自分の能力に応じて行なえる事をすれば,幸福を味わうことになります。神が与えてくださった能力を向上させ機会を活用しようと努める一方,もしわたしたちが自分の弱点や至らなさを思い煩うようになると,喜びが失われてしまいます。神がご自分の業をなさるのは,人の才能や力,知恵によってではなく,ご自分の霊によるものであることを常に思いに留めておく必要があります。信仰をもってそれを求めることにより,わたしたちは諸問題に対処するに必要な知恵を,その霊と共にいただくことができるのです。―ルカ 11:13。ヤコブ 1:5。

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