良いたよりを伝える ―「ものみの塔」の予約を提供する
1 「ものみの塔」誌は,心の正直な人々にどんな影響を与えることができますか。(ヨハネ 10:14)ある大学生は,自分の働いていたデパートの婦人休憩室で幾冊かの「ものみの塔」を見付けました。その1冊に載っていたクーポンに気付いた彼女は,予約を申し込みました。訪問して来た証人に,彼女はこう言いました。「わたしは聖書を読むのが大好きなんです。『ものみの塔』を知りましたので,それも楽しく読んでいます」。彼女は他の人を助けたいという強い願いを持っていましたが,大学の課程はそれをする能力を自分に得させてくれるものではないと感じていました。今,彼女は,他の人々を真に助けることのできるものを手にしていると感じています。
2 わたしたちすべては,善を促す力強い影響力が「ものみの塔」の各ページに秘められているのを認めているので,真理と命を愛する人々にその予約を提供することを楽しみにしています。幾千人もの心の正直な人々が,雑誌を読むことによりエホバを知り,愛するようになりました。雑誌は,それらの人たちがエホバとそのお目的に対する認識をいよいよ深めていくのを助けてきました。わたしたちは,予約を提供することにより,良いたよりを証言するすべての機会を活用するよう計画すべきです。
3 「ものみの塔」のすばらしい音信を他の人々に知ってもらう方法としてまず挙げられるのは,家から家でそれを提供することです。土地の人々や事情によく合った形の証言を各自で考えてもよいでしょう。しかし,次の証言方法を喜んで用いる方もおられるかもしれません。「ごめんください。私は___と言います。きょうは,聖書というものに少しでも価値を認めておられるみなさんを訪問しています。もしかしたら,聖書を読まれたことがあるかもしれませんし,そうでなくても聖書の有名な言葉を幾つか聞かれたことがあるかもしれません。ところで,聖書がどのように自分や自分の家族のためになるのだろうかと疑問に思われたことはないでしょうか。(家の人に答えてもらう。)ここで何と言われているか,どうぞご覧ください。(コリント第一 10:11を読む。)災害が迫って来て,公に警報が出される場合,それに注意を払うのはもっともなことですね。では,聖書に書かれている神の警告には命が関係しているのですから,なおのこと注意を払うべきだと思われませんか。(答える余裕を与える。)神が悪に対して間もなく行動を起こされるかもしれないことを知ったなら,それに耳を傾けるのは賢明なことです。そうすれば良い結果が得られることがこのように示されています(テモテ第二 3:15を読む。)」。それから,最新号の興味深い点を具体的に示して,予約を提供できます。4月15日号には,「愛の神が復しゅうを遂げられるのはなぜか」という資料が扱われています。
4 区域の人々が聖書にあまり関心を持っていない場合はどうでしょうか。このように近づいてもよいでしょう。「私はご近所のみなさんのことを気遣って訪問している者です。世の状態が悪化していますが,その影響をきっと感じておられると思います。わたしたちの生きている間に,人類は何かましなことを成し遂げると思われますか。(答える余裕を与える。)多くの人はそう考えていません。でも,入手できる最古の歴史の本は,わたしたちが『終わりの時』に住んでいると告げています。事実,神は文字にされた警告を与えておられます。聖書のここのところをどうぞご覧ください。(コリント第一 10:11を読む。)将来を幸福なものにしたいなら,わたしたちは聖書が告げる警告の音信に耳を傾け,それに基づいて行動しなければなりません。この部分でもそのことが励まされています。(テモテ第二 3:15を読む。)『ものみの塔』は,聖書の音信を理解し,より良い将来について学ぶよう,100年以上にわたって世界中の家族を助けてきた雑誌です」。
5 雑誌経路も,予約を得る優れた分野となります。雑誌を定期的に受け取る人たちは,既にわたしたちの機関誌に関心を示しており,恐らく郵便でそれらを受け取ることを感謝することでしょう。雑誌の予約ができるということを知らせるだけで事が足りる場合が少なくありません。
6 1年と少しの期間研究してきた「ものみの塔」の定期的な予約者は,「私はこれが真理であることを知っています。私の生活も変化してきました。今では世から離れ,すべての答えをエホバに仰ぎ求めています。本当に真理は私を自由にしました!」と書いています。予約を提供すれば,わたしたちもそのような祝福や経験を味わえるでしょう。
7 もちろん,わたしたちの会う人の中には,訪問したその場では予約をする余裕がないものの,最近号の雑誌なら喜んで読みたい,と言う人たちもいます。そうした人たちに2冊の雑誌を忘れずに提供したいものです。このような人をいつでも記録にとどめて,再訪問するのは良いことです。多分数回そのように訪問するうちに雑誌経路にまで発展するかもしれません。
8 どんな方法を選ぶにしても,相手の人に必要なものが「ものみの塔」に収められているという固い確信とまごころとを込めて良いたよりを提供すれば,多くの成果とエホバの祝福を味わえるでしょう。