会話するための話題
1 1977年5月号の「わたしたちの王国奉仕」から「会話するための話題」の連載が始まり,特にその号ではこの記事の効果的な用い方について幾つかの提案が与えられました。わたしたちすべては,過去12年にわたってこの連載記事から益を得てきました。その記事によって多くの人々は,一層効果的に良いたよりを宣べ伝えるよう助けられてきました。
2 ここ数年間は三,四か月ごとに新しい「会話するための話題」が取り上げられてきました。今後の「王国宣教」では,もっと頻繁に新しい「会話するための話題」が提案されるようになります。通常,月の提供物が変わるたびに新たな話題が取り上げられます。これによって聖書を用いた証言から文書の提供への移行が一層容易になるに違いありません。さらに,わたしたちの宣教を,より一層変化に富んだものとすることができるでしょう。
「会話するための話題」に変化を加える
3 普通皆さんは,提案されている「会話するための話題」をそのまま家々で用いることができるのに気づくでしょう。しかし,話題を変化させたり,別の話題を用いたりするほうがふさわしいと思うなら,自由にそうすることができます。もちろん,新しい人や若い人を訓練する際には,提案されている「会話するための話題」に付き従うのが賢明かもしれません。
4 開拓者や,区域で頻繁に奉仕するすべての人は,提案されている話題を変化させて用いることにより,型にはまった証言にならないですむことに気づくでしょう。様々な状況に合わせて,「王国宣教」で提案された他の話題を時々用いてみるのは良いかもしれません。
話題となる情報をどこから得るか
5 「会話するための話題」に変化を加えたいと感じるとき,どこからほかの考えを得ることができるでしょうか。これまでに出された「王国宣教」は助けになるでしょう。配布しようとしている出版物からも,会話するための話題を引き出すことができるかもしれません。さし絵,聖句あるいは章の主題を用いて,関心を起こさせる短い証言をすることができます。家の人が自分で書籍を開いて見ることができるよう手渡してみてください。もしかしたらあなたは,このような方法で意外に簡単に配布できるのを知って驚くかもしれません。後日,再訪問を行なう際にさらに詳しく証言することができるでしょう。それで最初の証言を比較的短いものにしてください。
6 わたしたちすべては,区域で会う人々を教える方法を身に着けるため,「教えられた者たちの舌」をエホバに対して願い求め続ける必要があります。(イザヤ 50:4)わたしたちの心からの願いは,「会話するための話題」を効果的に用いることです。それには人々の命がかかっているのです。―テモテ第一 4:16。