エホバの証人の1992年「光を掲げる人々」地域大会

¹ 長年にわたり，大会はエホバの崇拝者たちの生活において肝要な部分を成してきました。古代イスラエルでは，一年を通じて行なわれる様々な祭りや「聖なる大会」などの特別な機会に，幾百幾千という人々が集いました。（レビ記 23:1-36）こうした感動的な集まりは，エホバ神を崇拝し，大勢の神の民と共に交わり，神に教えられる機会となりました。今日でも，大会は同様の機会を差し伸べており，幾百万という神の民が楽しんでいます。皆さんのほとんどは，昨年の夏，日本中で開かれ，28万9,206人が出席した「自由を愛する人々」地域大会で与えられた祝福にあずかったことでしょう。加えて，あなたはバプテスマを受けて喜びに満たされた4,851人の一人かもしれません。そして今や，再び胸の躍るような三日間の集まり ― 1992年「光を掲げる人々」地域大会 ― に出席する準備を始める時期となりました。あなたやあなたのご家族はその大会に出席なさいますか。―申命記 31:12。

² プログラムは，光を掲げる人々として世界中で真理を広める神の民の必要に合わせて準備されています。この事物の体制の終結におけるこうした邪悪な時代にあって，わたしたちは励ましと動機づけを必要としています。それらは大会に出席することによって得ることができ，わたしたちは蓄えおかれている豊かな霊的祝福を受けることになるでしょう。三日間の喜びに満ちた霊的プログラムすべてに，最初の歌から結びの祈りまでとどまって楽しむことができるよう，注意深く，祈りのうちに大会出席を計画なさってください。あなたが計画を立てる際，援助が必要な人々，とりわけ，関心ある新しい人を考慮に含め，それらの人々もすべてのプログラムに出席できるようにするのは愛のあることと言えます。（ガラテア 6:10）初日のプログラムは，午前10時20分に始まり，午後5時過ぎに終わります。二日目は午前9時30分に始まり，午後5時に歌と祈りで閉じられ，最終日のプログラムは午前9時30分に始まり，午後4時30分ごろ終わります。準備をする際，以下の情報を活用なさるようお勧めします。

³ 宿舎に関する指示: 宿舎を必要とする方は会衆の書記から「地域大会宿舎請求書」を受け取り，記入後書記に提出してください。書記は，申込者が出席する大会の宿舎本部の住所に正しく速やかに送るようにしてください。「宿舎請求書」は4月半ばごろ各会衆に送られます。

⁴ 特別に助けを必要としている人々のための備え: この備えは，会衆の奉仕委員によって承認された，りっぱな行状を示す子供を含む模範的な奉仕者だけが活用できるものです。そのような人々が特に助けを必要とする場合，世話をする取り決めはその人たちが交わっている会衆が設けるべきです。個々の人たちの事情に通じている長老や他の人々が親切な援助を差し伸べることができるでしょう。多くの場合それには，全時間奉仕に携わっている人，お年寄り，病弱な人，耳の不自由な人などの必要を考慮することが含まれます。奉仕者たちは，そのような人たちを大会に連れて行ったり，他の方法で世話をしたりして助けを差し伸べることができるかもしれません。（ヤコブ 2:15-17。ヨハネ第一 3:17，18）身体障害のために特別な条件を満たす宿舎を必要としている人もいることでしょう。明らかに特別な配慮が必要であり，その人が特別な配慮を差し伸べてもらう資格がある場合，書記はそうした人々の「宿舎請求書」を送る際にそのことを明確に知らせることができます。

⁵ 経済的に難しい状況にある人のために個人の家が用意されています。これは，旅館などの宿泊施設を借りる余裕があるのに，費用を浮かすだけのために無料あるいは安い宿舎を得ようとする人のためのものではありません。同様に，兄弟たちのもてなしの精神に乗じて余分に泊めてもらうことを期待するのはふさわしくありません。そうした宿舎は大会期間中だけのものです。そのような宿舎に泊まる人は，自分も子供もその家で礼儀正しく振る舞い，物を壊したり，家の人の所有物をいじったり，私室に入り込んだりしないようにすべきです。万一，家の人がこの面で迷惑を被る場合，直ちに大会の宿舎部門の監督にお知らせくださるなら，喜んで助けになります。

⁶ 割り当てられた地域以外からの大会出席者: ほとんどの場合，出席する大会都市は会衆に一番近い所となっています。座席，文書，食事の準備などは，大多数の人が割り当てられた大会に出席するとの想定のもとに計画されています。それで，個人的な事情を調整し，割り当てられた大会に会衆の皆さんと共に出席してください。しかし，妥当な理由で割り当てられていない大会に出席することになり，宿舎を必要とする場合，申込者は自分の住所を記した返信用封筒に切手を貼り，それを同封して宿舎を請求してください。

⁷ 「王国宣教」6月号に毎年掲載される地域大会に関する折り込みの中で与えられた明快な指示を，ほとんどの奉仕者たちが心に留めてくださり，数多くの良い成果が見られています。しかし，宿泊施設を確保するため，引き続きホテルや旅館の規則にすべての人が注意を払うようにしていただきたいと思います。例えば，宿泊施設側で定めている時間より前にチェックインしたり，各部屋に割り当てられている人数を超えて宿泊したりするなら当然問題が生じることでしょう。

⁸ こうした事柄が守られないなら，宿泊費の点で便宜を図ってもらえなくなるばかりか，エホバのみ名と組織に非難をもたらすものともなります。（コロサイ 4:5）大会組織は，兄弟たちが少しでも余分な出費をすることがないよう努力しています。それで，ひとりひとりが協会の宿舎の取り決めに十分協力することは，すべての人に益となります。協会は，この取り決めによって，大会出席者ができるだけ快適で経済的な宿舎に泊まり，大会で提供される優れた霊的プログラムを楽しむことができるようにと願っています。

⁹ 給食: 昨年と同様，簡素化された給食の取り決めが計画されています。昼食は簡素ではあるものの十分の飲食物が提供されます。朝食と夕食に関してはできるだけ自分の家で取るように勧められています。しかし宿泊している方などのことも考えて，大会によっては朝食や夕食が提供されるところもあります。各大会委員からの指示に従ってください。

¹⁰ 手話プログラム: 手話通訳は特定の五つの会場においてのみ行なわれます。そのほかの大会では手話の取り決めは設けられません。この取り決めは，良質の通訳や，比較的大きなグループで楽しく築き上げる交わりの機会を提供するものとなってきました。長老および手話通訳者たちは会衆内の耳の不自由な人にこの取り決めについてすぐに知らせ，必要なら宿舎を確保するよう，また協会によって手話の取り決めが設けられる大会に出席するよう援助してください。

¹¹ 外国語プログラム: 今年も外国語プログラムとして英語，ポルトガル語，スペイン語の三種類の大会が計画されています。最近，日本各地で行なわれた四つの外国語の特別一日大会には，1,660名もの大勢の方々が出席し，昨年の地域大会の出席者数を511名も上回るものとなりました。特にブラジルや南米の他の国々から移住してきた奉仕者や研究生のために新たな会衆や群れが組織されており，これらの会衆には，ポルトガル語やスペイン語を学び会衆や群れを援助している日本人の奉仕者も数多く交わっています。もし，外国人の奉仕者や研究生が母国語で行なわれる大会に出席し，話を聴いたり劇を見たりしてエホバの霊的備えから益を受けることができるなら，それは何とすばらしいことでしょう。そのために休暇を取り，余分の費用がかかるとしても，そうした犠牲はエホバからの祝福という形で大いに報われることでしょう。

¹² ペンテコステの日に生じた出来事を思い出してください。わずか1日に3,000人もの人がキリスト教に転向しましたが，それは，エルサレムに来ていた大勢の人々が，神の壮大な事柄について「自分の生まれた国の言語」で語られるのを直接聞いたからにほかなりません。（使徒 2:8-11，14）同様に今日，母国語で神の言葉が語られるのを聞き，その説明を受けること以上に，真理を思いと心に取り入れる面で優れた方法はほかにありません。

¹³ さらに，様々な事情で日本に住むようになった外国人の奉仕者や，日本で真理を学ぶようになった研究生が一つの場所に集まり，エホバの食卓で霊的に養われ，仲間の兄弟たちとの幸福な交わりを楽しむことができるのです。（詩編 133:1-3）それで，たとえ外国語の大会会場から遠く離れたところに住んでいるとしても，日本に長期滞在している外国人の仲間の兄弟たちや研究生が大会から最善の益を得るために，いずれかの外国語で行なわれる大会に出席するよう今から計画なさってください。

¹⁴ また，ポルトガル語あるいはスペイン語を話したり理解したりすることのできる日本人の奉仕者の出席も大いに歓迎されています。これら日本人の奉仕者は，大会の組織運営に加わったり研究生を援助したりする面で大きな助けとなるに違いありません。また，ポルトガル語やスペイン語を学び，国内の必要のより大きな会衆や群れへの移動を希望する人がいるなら，これらの大会に出席し必要な情報を入手すると共に，移動のための「費用を計算」する絶好の機会となるでしょう。―ルカ 14:28。

長老団への注記

会衆の書記は，今後の奉仕会で大会に関する資料や発表を扱います。長老たちすべては，大会に関する資料が速やかに，また熱意ある効果的な仕方で扱われるよう，十分に協力したいと思うことでしょう。

1992年 日本の地域大会

大会 日付 会場 巡回区

帯広 ※ 未 定 未 定 北海道2，8*

松本 ※ 7/30-8/1 松本市 甲信越3*，4*，5

静岡 7/24-26 静岡市曲金3丁目1番10号 静岡産業館 東海1，2，12*

浜松 ※ 7/23-25 浜松市和田町808-1 浜松アリーナ 東海3，10*，12*

富山 8/7-9 富山市友杉1682 富山産業展示館 北陸1，2*，3*

米子 7/24-26 米子市東福原1210-1 米子産業体育館 中国1，9

※ 日付または会場が未確定。確定した時にお知らせします。

* 二つ以上の地域大会に分かれる巡回区: 北海道4 ― 岩内，倶知安，小樽市，札幌市新川･新琴似･屯田，余市は札幌A。残りは札幌B。北海道8 ― 帯広市，芽室，清水，音更，幕別，池田，広尾，本別は帯広。残りは旭川。東北2 ― 宮城県は仙台。残りは盛岡。北関東1 ― 今市，鹿沼，河内，宇都宮市は東京。残りは郡山。東関東1 ― 福島県は郡山。残りは東京。甲信越3 ― 山梨県は松本。残りは横浜C。甲信越4 ― 飯山，中野，信濃，須坂は新潟。残りは松本。東海10 ― 湖西は浜松。残りは名古屋A。東海12 ― 静岡市は静岡。残りは浜松。北陸2 ― 富山県，穴水，羽咋，金沢市粟崎，鹿島，七尾，能都，珠洲，津幡，内灘，輪島は富山。残りは金沢。北陸3 ― 福光は富山。残りは金沢。兵庫1 ― 尼崎市，芦屋市，西宮市甲東園･甲陽園･苦楽園･上ヶ原は神戸B。宝塚市は神戸C。残りは神戸D。中国8 ― 広島市海田は広島B。残りは広島A。四国3 ― 観音寺，川之江，伊予三島，土居，新居浜市中央･山根は高知。残りは松山。九州5 ― 熊本県は八代。残りは福岡A。九州10 ― 八代市，芦北，水俣は八代。えびの，小林，末吉，高山，鹿屋市，垂水，国分は日南。残りは指宿。