簡潔で効果的な再訪問
1 あなたはいつも再訪問を行なっていますか。それとも,何を言ったらよいか分からないので,再訪問は難しいと思っていますか。恐れることはありません。上手に再訪問をするのに役立つ点が三つあります。(1)十分な準備,(2)家の人の関心を引く話題を一つか,二つ選びそれらを話し合う能力,(3)家の人の見解に進んで耳を傾けることです。
2 再訪問の準備をする際,家の人とどんな話題について話し合うのがふさわしいかを考えます。前回の訪問の終わりに質問をしましたか。それとも,家の人は特定の話題に関心を示しましたか。記録を読み返し,効果的な再訪問をするのに必要な資料を「論じる」の本などの協会の出版物から見いだせます。訪問の際には温かさや親しさを示します。家の人の名前を呼んであいさつをしましょう。
3 家の人に「ものみの塔」や「目ざめよ!」を配布したなら,雑誌の中から選んだ一,二の簡潔な点を用いて再訪問ができるでしょう。最初の訪問でパンフレットを配布したなら,そのパンフレットを使って話をするか,今度は雑誌かブロシュアーの中のふさわしい点に触れることができます。
4 「平和な新しい世での生活」を配布した場合,次のように簡潔に述べることができます:
■ 「先日お訪ねした時,[表紙の絵を見せながら] この絵のようなだれもが安心して暮らせる平和な新しい世界についてお話ししましたね。覚えておられると思いますが,こうした住みやすい世の中は人間の手によってではなく,人を創造された神によってもたらされることになります。では,どのようにしてこの平和な新しい世で生活することが可能になるのでしょうか」。パンフレットの「どのように可能になるか」の副見出しの部分を話し合い,「見よ!」のブロシュアーを紹介し次回の訪問を約束します。
5 「亡くなった家族の者にはどんな希望がありますか」を配布した場合,次のような簡潔な話によって会話を始められます:
■ 「前回の話の最後に,『亡くなった家族の者にはどんな希望がありますか』という題のパンフレットをお渡ししたと思います。3番目の段落には,興味深い質問が幾つか挙げられています。『人はなぜ死ぬのだろうか,死者はどこにいるのだろうか,死者がよみがえらされるということがどうしたら確かめられるだろうか』などです。続く『死と死後の状態』という副見出しの部分にそれぞれの質問の答えが載っています。ちょうど今そのパンフレットを持っていますので,どうぞ4番目の段落に書いてあることに注目してください」。その後,4節と6節を手短に話し合った後,人間を創造された神の目的と人類の将来の希望について「見よ!」のブロシュアーから調べてみるよう勧めます。
6 話し合いの途中で,家の人は正確ではない意見をいろいろと述べるかもしれません。家の人が述べる事柄すべてに異議を唱える必要はありません。むしろ,話し合っている話題からそれないようにしましょう。その人が持っている非聖書的な考えは,後日の再訪問で正すことができます。
7 4月中,簡潔で効果的な再訪問を行なうことによって,関心を示した人すべてを訪問する計画をぜひ立ててください。