学校にいる間を最大限に生かす
1 一年のこの時期になると多くの若者は,「また学校に行かなければいけないのか」と思うものです。学校の生活に戻るとなると,何かの難しいことや不安もあるかもしれませんが,自分の教育の機会を最大限に生かそうとまじめに努力する若者は,多くの益を得ることになります。
2 しっかりした基礎教育は,人の霊的進歩に役立ちます。若い時に行なう事柄は,大人になってから何を成し遂げられるかを大きく左右します。学校教育の面でも,「人は自分のまいているもの,それをまた刈り取ることにな(り)」ます。(ガラ 6:7)学校の勉強に励む若者は,エホバにとっていっそう有用な者となるための技能を修得できます。
3 どのような高校を選ぶか,また在学中,どのコースを選択するかを前もって注意深く考えておく必要があります。親は,人生の霊的目標をとらえるうえで最も実際的な訓練となるものを選ぶよう子供を助けるべきです。若者は,技能を身につけることにより,自活しながら開拓奉仕ができるという利点を持てるでしょう。そうした若者の受ける基礎教育は,どこで奉仕しようと,エホバを賛美するうえで役立つはずです。
4 若い皆さん,学校にいる年月を最大限に活用するよう努めてください。その際,世での成功を追い求めるのではなく,むしろ神聖な奉仕に携わって充実した生活を送ることに目を留めてください。エホバのご意志を行なうために自分の命を用いるようにしてください。そうすれば,自分の歩みを成功させ,エホバの賛美となれるでしょう。―詩 1:3。