「常に良いことを追い求めなさい」
1 クリスチャンの生き方には，『すべての人に対して，常に良いことを追い求めること』が関係しています。（テサ一 5:15）地域大会に出席する時には，他の人たちに良いことを行なう機会がたくさんあります。そのような時には，人々から注目され，わたしたちが接する人たちは皆，こちらの接し方に基づいてわたしたちを評価します。エホバの証人としての立派な評判を保つためには，「あらゆる人を敬（っている）」ことを行動によって示さなければなりません。（ペテ一 2:17）それには，「自分の益を図って自分の事だけに目を留めず，人の益を図って他の人の事にも目を留め（る）」ことも含まれます。（フィリ 2:4）この点が大会の宿舎の取り決めにどのように当てはまるかを考えましょう。
2 もうホテルの予約をされましたか。（1）ホテルは使用できる部屋すべてに客を泊めたいと思っているので，使用する予定以上の部屋を予約してはなりません。（2）到着に先立ってふさわしい内金を払っていないなら，ホテルが部屋を取って置いてくれるとは期待しないでください。（3）ホテルにチェックインする際は，世話をするために努力しているホテルの従業員に対して辛抱強さと敬意を示しましょう。（4）無料の朝食が提供されるとしても，その取り決めを誤用してはなりません。それはホテルの宿泊客のためだけのものです。（5）施設利用に関するホテルの規則をすべて守ってください。（6）ハウスキーパーのためにチップを置いておくことが慣例であれば，そうしてください。
3 良いことをする方法を子どもに教える: 時折ホテルで，大人のふさわしい監督を受けないままにされた子どもたちが，問題を起こしたことがあります。（箴 29:15）ある事例では，親が他の活動に熱中していたため，子どもが部屋やプール，またホテルのほかの場所にいて監督されていませんでした。一部の子どもたちがあまりに騒いだため，管理者がある施設の使用を禁じる必要を感じるとか，プールや他の娯楽施設をすっかり閉じなければならないといったこともありました。これは，ホテルの他の客，証人たちと証人でない人たちどちらにも，迷惑や不便をかけました。
4 親の皆さん，大会に先立ち，いくらか時間を取って子どもと一緒に，いつでもどこでも子どもたちに期待されているクリスチャンの振る舞いについて復習するのは助けになることでしょう。（エフェ 6:4）例えば，真のクリスチャン愛は，「みだりな振る舞いをせず，自分の利を求めず，刺激されてもいら立ちません」という点を指摘します。（コリ一 13:5）大人は，だれの目にも正しい模範を示して，これらの言葉を重みのあるものにすることができます。子どもの皆さん，あなたは両親に従い，ホテルの物を大切に扱い，周りの人を気遣うことによって，良いことを追い求めることができます。（コロ 3:20）わたしたちが一致してすべての人に良いことを行なおうとする時，「すべての事においてわたしたちの救い主なる神の教えを飾る」ことになります。―テト 2:10。
5 わたしたちの立派な行ないは，観察している一般の人だけでなく，何らかの理由でわたしたちに批判的な人たちにも良い影響を及ぼします。大会会場と大会都市で行なうすべてのことにおいて ― 道を歩く時であれ，レストランで食事をする時であれ，ホテルでくつろぐ時であれ，機会をとらえて非公式の証言を行なう時であれ ― わたしたちのクリスチャンとしての言動は，わたしたちが良いことを追い求めたいと思っていることを示すものであるべきです。
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忘れないようにしましょう。
■ ホテルの従業員に対して辛抱強さと敬意を示す。
■ すべての客のためにホテルの規則を守る。
■ 無料の朝食の備えを誤用しない。
■ 子どもの行動をきちんと監督する。