再訪問から聖書研究へ
1 再訪問の業がとても重要なのはなぜですか。
1 イエスは追随者たちに,単に宣べ伝えるだけでなく,「人々を弟子とし……教え(る)」任務も与えました。(マタ 28:19,20)宣べ伝える人は音信をふれ告げますが,教える人はそれ以上のことをします。教え諭し,説明し,証拠を提出します。他の人を教える一つの方法は,聖書研究を始めることを目指して,関心を持つ人たちを再訪問することです。
2 どんな人を再訪問すべきですか。
2 どんな人を再訪問すべきでしょうか。文書を受け取った人や良いたよりに少しでも関心を示した人はすべて必ず再訪問しましょう。人のいる所で証言して関心を持つ人に会ったなら,相手の住所か電話番号を尋ねるようにし,関心を高めることができるようにしてください。聖書研究を始めることについて楽観的な見方をしましょう。探しつづければ,聖書研究の勧めに応じる人はきっと見つかることでしょう。―マタ 10:11。
3,4 効果的な再訪問にはどんなことが関係していますか。
3 個人的な関心を示す: 効果的な再訪問の準備は,最初の訪問の時に始まります。成功している福音宣明者は,家の人が何に関心を持っているかに注意を払い,それをその後の話し合いの土台とします。次回の訪問への家の人の期待を高めるため,訪問の結びに一つの質問を提起するとよいと感じている人もいます。人々に対する誠実な関心があれば,訪問を終えてからも家の人のことを考えつづけるので,遅くならないうちに再び訪問したいと思うようになります。可能なら,関心が冷めてしまわないうちに,できれば一両日中に訪問してみましょう。
4 再訪問の際には,前回の話し合いをもとに話を発展させるようにします。毎回,励みとなる聖書の考えを一つは伝えることを目標にし,よく耳を傾けてください。家の人をよく知るようにしましょう。そして,その後の訪問の際には,家の人の関心事にぴったり当てはまる真理を神の言葉から伝えるようにします。
5 どんな簡単な方法で聖書研究を始められるかもしれませんか。
5 聖書研究を意識する: 聖書研究を始めるという目標をもって再訪問しましょう。そのためにはどうすることができますか。「満足のいく生活」のブロシュアーを用いる場合には,「王国宣教」2003年1月号,3,4ページの提案を参考にして第2部から話し合うことができます。「知識」の本や「求め」のブロシュアーを使う場合は,興味深い点を一つお伝えしたいと述べてから,その人の興味を引くと思われる一つの節を紹介します。その節を読み,質問を考慮し,一,二の引照聖句について話し合います。この話し合いは,玄関先で,5分から10分でできるでしょう。結びに次回のための質問を提起し,別の機会に話し合いを続けることを申し合わせます。
6 再訪問の重要性を認識していることをどのように示せますか。
6 見いだされた人すべての関心を高めることは,宣教奉仕の重要な一面です。それで,再訪問のための時間を週ごとの予定に組み入れましょう。そうするなら宣教の効果性は向上し,真の喜びを味わえるでしょう。