先延ばしにしていませんか
何を先延ばしにしているのでしょうか。バプテスマを受けた証人のために用意されている継続的委任状の記入です。「あす自分の命がどうなるかも知らない」のですから,医療上の緊急時にどのような医療処置を受け入れるかを,あらかじめ決めて書面にしておくことは,とても大切です。(ヤコ 4:14。使徒 15:28,29)わたしたちの助けのために,「輸血の代替医療 ― 患者の必要と権利にこたえる」というビデオが作られました。それをご覧になり,その後,以下の質問を導きにして,学んだ事柄を祈りのうちに復習してください。―注意: このビデオには短時間ながら何度か手術の場面が出てくるので,親の皆さんは,お子さんと一緒に見る際に良い判断を働かせてください。
(1)医療現場のある人々が輸血について再考しているのはなぜですか。(2)無輸血で行なわれた複雑な外科手術の例を三つ挙げてください。(3)世界中でどれほどの数の医師が,無輸血で治療する意向を示してきましたか。そのような意向を持っているのはなぜですか。(4)病院を対象とした最近の調査により,血液の使用に関してどんなことが明らかになっていますか。(5)輸血に関係した医療上のリスクにはどんなものがありますか。(6)輸血の代替医療の利点に関して,多くの専門家はどんな結論に達していますか。(7)どんな状態になると貧血が起こりますか。人体は貧血にどの程度耐えることができますか。貧血に対応するためにどんなことを行なえますか。(8)どうすれば患者の体内における赤血球の産生を活性化できますか。(9)手術中の失血を最小限にするため,どんな技法が用いられていますか。(10)輸血の代替医療は,幼い子どもや,命にかかわる緊急時にも有効ですか。(11)優れた医療の主要な倫理原則の一つは何ですか。(12)クリスチャンにとって,無輸血医療に関する選択を事前にしておくことはなぜ重要ですか。それをどのように行なえますか。
このビデオで取り上げられている治療法を受け入れるかどうかは,聖書によって訓練された自分の良心にそって各人が個人的に決定すべき事柄です。あなたは,自分やお子さんのためにどの代替医療を受け入れるかについてはっきり決め,継続的委任状を作成しましたか。これらの問題に関するさらに詳しい情報については,「神の愛」の本の7章やその中に記されている参照資料を注意深く読み返してください。また,「王国宣教」2006年11月号の折り込みの「血液分画,および自己血の関係する医療処置をどうみなしますか」もご覧ください。それから,自分の選択した事柄を継続的委任状に正確に転記してください。医療に関する代理人やエホバの証人でない家族の成員にも,あなたの決定とその理由を十分に伝えておくようにしてください。
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• ご自分やお子さんのためにどの医療処置を受け入れるかを決めましたか。
• 緊急時に備えて,完全に記入した継続的委任状を携帯していますか。