エホバはこの業のためにわたしたちを訓練しておられる
1. エホバは,人間に割り当てを与える際,何をなさいますか。
1 エホバは,人間に割り当てを与える際,それを果たすのに必要な助けもお与えになります。例えば,ノアに箱船の建造を命じた時,どのように建造するかもお告げになりました。ノアは箱船を造ったことがなかったからです。(創 6:14-16)柔和な羊飼いモーセに,イスラエルの年長者たちとファラオのもとに行く割り当てを与えた時には,モーセを安心させるためにこうおっしゃいました。「わたしがあなたの口にあって,どう言うべきかを教えよう」。(出 4:12)良いたよりを宣べ伝えるという割り当てに関しても同じです。わたしたちを助けのないままにしてはおかれません。神権宣教学校と奉仕会を通して訓練してくださっています。では,どうすればこの訓練から益を得られるでしょうか。
2. どうすれば,神権宣教学校から益を得られますか。
2 神権宣教学校: 毎週,集会の前に,予定されている資料を予習しましょう。そのようにしてから集会で生徒の話を聞くと,教え方についての理解が研がれます。(箴 27:17)「宣教学校」の本を集会に持参し,ワークブックとして活用しましょう。生徒の話の後に学校の監督が「宣教学校」の本に言及するとき,適用したいと思う要点に下線を引いたり,余白に書き込んだりすることができます。とはいえ,神権宣教学校から益を得る最善の方法は,参加することです。あなたは入校しておられますか。話の割り当てを受けたなら,よく準備し,与えられる助言を適用しましょう。そして,学んだ事柄を宣教奉仕で用いてください。
3. 奉仕会から益を得るために,どんなことができますか。
3 奉仕会: 奉仕会で与えられる提案を記憶にとどめるには,事前に資料を読み,注解の準備をしておくことが大切です。簡潔な注解を心がけるなら,他の人も注解できるようになります。実演に注意を集中し,宣教奉仕の向上に役立つと思う提案を活用しましょう。将来の参照用に,「わたしたちの王国宣教」の主要な記事のコピーを取っておくこともできます。
4. 神権的な訓練を活用すべきなのはなぜですか。
4 ノアやモーセの割り当ての場合と同様,人の住む全地で良いたよりを宣べ伝えるというわたしたちの任務は容易なものではありません。(マタ 24:14)とはいえ,偉大な教訓者エホバに頼り,エホバが与えてくださる訓練を活用するとき,成功を収めることができます。―イザ 30:20。