「わたしたちに対する神の言葉 ― エレミヤを通して」
1. どんな本が2010年の地域大会で発表されましたか。わたしたちはその本をどのように用いますか。
1 この本が2010年の「エホバのもとにとどまりなさい!」地域大会で発表された時,わたしたちは大喜びしました。この本は,エレミヤ書と「哀歌」から,日常生活に役立つ教訓を引き出しています。(ロマ 15:4)会衆の聖書研究で用いることができるように編集されており,2012年11月5日の週から集会で使用されます。
2. エレミヤ書と「哀歌」がわたしたちにとって有益なのはなぜですか。
2 現代でも有益: 霊感によるこれらの書の筆者であるエレミヤは,ユダの激動の時代に預言を行ないました。最初は,自分にはその割り当てを果たす資格がないと感じました。(エレ 1:6)さらに,郷里アナトテの人々から,そしておそらく親族からも,迫害されました。(エレ 11:21,22)ときおり意気消沈したのも無理はありません。(エレ 20:14)わたしたちも,「すべての国の人々を弟子と」するという任務を果たす際,エレミヤと同じように,つらい経験をしたり,落胆したりすることがあります。(マタ 28:19)エレミヤの記した書は,確信と熱意をもって宣教奉仕を行なう助けになるでしょう。
3. 「エレミヤ」の本のどんな特徴を活用したいと思いますか。
3 特徴: かぎとなる聖句が斜体で示されており,研究の際にはそれを読みます。毎週の研究範囲の最後には,一つか二つの意味深い質問が太字で印刷されていて,学んだ要点がよく分かるようになっています。復習として,聴衆がその質問に答えます。随所に美しい挿絵があるので,それらについてもぜひ注解してください。
4. どうすれば,「エレミヤ」の本の研究から十分に益を得ることができますか。
4 十分に益を得るため,しっかり予習しましょう。生活や宣教奉仕に役立てられる点を探し,意欲的に注解に参加しましょう。エレミヤは,エホバの祝福を受け,喜びと満足を抱きつつ割り当てを果たすことができました。(エレ 15:16)わたしたちがこの本から多くを学び,喜びと満足を抱きつつ宣教奉仕を行なっていけますように。