「神の言葉の紹介」を用いる ― 会話を始めるために
1. 宣教のためのどんな新しい道具が準備されましたか。
1 「神の王国をいつも第一に求めなさい!」地区大会で,「神の言葉の紹介」という小冊子が発表されました。証言の準備の際,この新しい道具をどのように用いることができるでしょうか。この小冊子は,様々な聖書の話題のもとに聖句がグループ分けされているという点で,「論じる」の本と似ています。会話を始める上でとても役立つ道具となるでしょう。
2. 宣教で「神の言葉の紹介」をどのように用いることができますか。
2 質問10を用いてこのように言えます。「ご近所を短くお訪ねして,不安のない将来について聖書から話し合っています。[区域によっては,家の人に小冊子の質問10を直接見せるとより効果的。] 多くの人が,毎日の暮らしの中で将来への安心感を必要としていますが,そうお感じになることがありますか。[答えの間を置く。] 興味深い言葉が聖書の中にあります」。質問の下にある聖句1つまたは幾つかを,聖書を開いて読み,話し合う。家の人が関心を示すなら,20の質問が載せられている目次を見せてその中の1つを選んでもらい,次回話し合う。もしくは,話し合った点についてさらに詳しく述べている研究用の出版物のうちの1つを提供できる。
3. キリスト教でない人々の多い区域で会話を始める際,「神の言葉の紹介」をどのように用いることができますか。
3 質問4と13-17は,特にキリスト教でない人々の多い区域で宣べ伝える際に役立つでしょう。例えば,質問17を用いてこのように言えます。「短くお訪ねして家族の暮らしに役立つことをお知らせしています。家族の笑顔を見ると不思議とがんばれるという経験をすることがおありかもしれません。身近な家族は本当に大切な存在ですね。[答えの間を置く。] 多くの夫婦がそのような温かい雰囲気を作るのに役立つと感じている言葉に,『妻は夫に対して深い敬意を持つべきです』というのがあります。[エフェソス 5章33節であるということに言及する必要はない。女性に話しているなら,代わりにエフェソス 5章28節を述べてもよい。] 結婚生活にこのアドバイスを当てはめるなら良い結果になると思われませんか」。
4. キリスト教でない人との会話の結びにどんなことができますか。
4 結びに,話し合いを続けるため,次回の訪問の約束をします。今回用いた質問の下にある他の聖句から話し合うことができます。ふさわしい時に,伝えてきた知恵の言葉が聖書からのものであることを家の人に知らせてください。前回の話し合いや,その人の聖書に対する見方を考慮に入れて,関心を持つと思われる出版物を提供しましょう。―「わたしたちの王国宣教」2013年12月号の折り込みを参照。