「JW Broadcastingが大好きです！」

2014年10月6日，試験的な取り組みとして英語のインターネットテレビ局JW Broadcasting＜ブロードキャスティング＞が開設されました。a 番組の内容は，より多くの兄弟姉妹がその霊的に有益な放送を楽しめるよう，2015年8月以来70余りの言語に翻訳されています。胸の躍るようなこの新たな備えに対して，世界中の多くの視聴者から感謝の言葉が寄せられています。それにしても，JW Broadcastingの開局に際しては，どんな苦労があったのでしょうか。

まず，ふさわしい場所を見つける必要がありました。それで，ニューヨーク市ブルックリンにあるエホバの証人の世界本部において，コロンビア･ハイツ30番の建物の中に，理想的な場所が選定されました。それからわずか1週間でその区画から物が片付けられるとともに，メンテナンス部門がテレビ局となるスペースを準備している間に，設計チームが品位のあるモダンなスタジオのセットを造りました。そのスタジオを設計したり速成構築を企画したりするために，全米各地からやって来た兄弟姉妹が幾日も長時間働きました。普通なら何か月もかかる調査を数日で終え，購入部門は幾百もの機材や資材の発注に素早く取り掛かりました。

長さが何キロにもなるケーブルが敷設され，チームは装置すべてがきちんと作動したことを確認します。その間に，パタソンのオーディオ/ビデオのスタジオでは，わたしたちのオーケストラが，定期的な音楽の収録のために多くの国から来ていた兄弟姉妹に協力してもらい，テーマ曲を録音します。台本が書かれ，場面再現の準備が行なわれ，ブルックリンとパタソンとウォールキルおよび世界各国のオーディオ/ビデオの一団がビデオ制作のために一生懸命働きます。スタジオのセットが完成し，器材が整うと，ブロードキャスティングの最初の数か月分のスタジオ収録が始まりました。

この規模のスタジオを造ろうとすれば普通どれくらいの期間がかかるのか，その筋の専門家に尋ねてみたところ，1年半はかかるとのことでした。しかし，それをわたしたちの兄弟姉妹は，一生懸命に働いて，たった2か月で成し遂げたのです！

結果は，本当に心温まるものとなっています。マンスリープログラムは，大抵は毎月第一月曜日に公開されますが，一月に200万回以上，視聴されています。他のビデオすべてを含め，放送されている種々の番組は，毎月1000万回以上，見られています。

エホバの民はこの新たな霊的備えをどう思っているでしょうか。次に挙げるのは，多くの感謝の言葉のほんの数例です。

• 「生まれてこのかた幸せな晩のひとときは何度もありましたが，今晩はとりわけ幸せです。妻と共にJW Broadcasting2015年5月のプログラムを見たのですが，この幸福感は言葉では表わせません。これまでにエホバからいただいた贈り物の中でも特に貴重なものです。統治体と，この素晴らしい霊的備えを設けるために骨折ってくださった兄弟姉妹すべてに感謝しています」。―インドネシア。

• 「最近まで，多くの兄弟たちは，統治体の成員の行なう話を一度も聞いたことがありませんでした。しかし今では，話を聞くだけでなく顔を見ることもできます。統治体と世界的な兄弟関係をこれほど身近に感じたことはありません」。―ケニア。

• 「夫が真理の内にいないので，家族の崇拝を10代の子ども2人と一緒に行なうのは容易なことではありません。ですから，わたしにとって放送の内容は非常に価値あるものとなっています。これを視聴することによって，わたしは組織の一員であるのを感じ，子どもたちと共に多くの必要な励ましを得ています。これは本当にエホバからの祝福です」。―イギリス。

• 「JW Broadcastingが大好きです！ この番組が英語以外の言語でも見られるようになった時，わたしたちの祈りは聞き届けられました。特に，皆さんがエホバへの崇拝を喜びにあふれて，思いやり深く，楽しそうに行なっておられる様子に，励まされています。このテレビ番組が始まってからは，自分たちがエホバの驚嘆すべき素晴らしい組織の成員であることをかつてなく実感しています」。―チェコ共和国。

• 「統治体の成員の話を自分の言語で聞くと，エホバにいっそう引き寄せられます」。―ブラジル。

• 「わたしは，エホバに仕えて16年になりますが，今日は，バプテスマを受けた時と同じような感動と喜びを味わいました。親愛なる兄弟たち，JW Broadcastingに感謝します」。―ブラジル。

エホバの後ろ盾があるので，わたしたちはJW Broadcastingが今後も，世界中の兄弟たちにとって豊かな霊的祝福となり，エホバにますます賛美と栄光をもたらすものになる，と確信しています。