昨年度のハイライト
王国会館建設の速度を上げる
エホバは真の崇拝が世界的に拡大してゆく速度を速めておられます。それを見ると,本当に胸が躍ります。(イザ 60:22)拡大が加速しているため,引き続き王国会館が大いに必要とされています。世界中に,新築または大規模な改装を必要としている会館が,1万3000棟以上あるのです。
統治体は,こうした建設の速度を最も費用効率の良い方法で速めるために,種々の建設部門に調整を加えてきました。ニューヨーク市ブルックリンの世界本部を拠点として最近組織された国際設計建設部門(WDC)は,世界中の建設と改装を,優先順位を定めて促進させることに一生懸命携わってきました。オーストラレーシア,中央ヨーロッパ,南アフリカ,米国の支部にある地区設計建設部門(RDC)は,王国会館をより速く,より経済的に建てることに重きを置いて,それぞれの地区でのプロジェクトを調整しています。RDCはまた,それぞれの地区の支部が自分の管轄地域の神権的施設を維持管理できるよう,訓練を施すこともします。そして,各支部にある支部設計建設部門(LDC)は,王国会館と大会ホールの建設と維持管理の調整を行ないます。
2015年1月,米国のすべての長老たちが,ビデオ中継で結ばれたある感動的な会合に出席しました。その会合では,王国会館の設計,建設,維持管理のための新たな取り決めについての説明がありました。以下はその要約です。
建設: 標準的な設計と資材は,地元の状況に合うように調整され,統治体の出版委員会からの指針に基づいたものになります。建物は,維持費があまりかからない耐久性のあるもの,しかも魅力的で経済的なものになります。
維持管理: 各会衆の自発奉仕者たちは,自分たちの崇拝の場所を管理して長持ちさせるため,訓練を受けます。
実際,建設と維持管理の仕事の範囲と規模は,かつてないほど大きなものです。しかし,神の民の一致した努力により,寄付されたお金は賢く用いられ,建設や改装の速度は大いに速まることでしょう。