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聖書は人の生き方を変える
イ人 記事13
アーウィン・ラムスフス

聖書は人の生き方を変える

「武術に熱中していました」

アーウィン・ラムスフス

  • 生まれた年: 1962年

  • 生まれた国: アメリカ

  • かつては: 武術にのめり込んでいた

アーウィンがサンドバッグに跳び蹴りをしている。

過去の歩み

スパーリング相手に大けがをさせてしまいました。相手の鼻を蹴ってしまいました。罪悪感が湧いてきて「このまま武術を続けていいのだろうか」と思いました。この出来事がきっかけで,何年も情熱を注いできた武術をやめることを考えるようになりました。まず,武術を始めた頃のことを話しましょう。

私はアメリカのニューヨーク州バファローの近くで育ちました。家族は仲が良く,熱心なカトリック教徒でした。カトリックの学校に行き,教会の儀式では司祭の手伝いをしました。両親は姉と私に良い人生を歩んでほしいと願っていました。それで,学校での成績が良ければ,放課後にスポーツをしたりバイトをしたりすることを許してくれました。私は子供の時からきちんと自己管理ができるようになりました。

アーウィンが2本の剣を持って前蹴りをしている。

17歳の時に武術を習い始めました。1日3時間,週6日のトレーニングを何年も続けました。毎週何時間もかけて技や動きのイメージトレーニングをしました。上達するためにビデオを見て研究しました。目隠しをして武器を振るう練習もしました。手で板やれんがをたたき割ることができました。私は試合で優秀な成績を収め,何度も表彰されました。

武術が私の生きがいでした。私の人生は順調でした。良い成績で大学を卒業しました。その後大企業でシステムエンジニアとして働き始めました。会社の待遇は良く,家を購入し,付き合っていた女性もいました。何もかもうまくいっているように見えました。でも答えの分からない疑問がいろいろありました。

聖書によってどのように生き方が変わったか

疑問の答えが知りたくて,週に2日教会に行っては神に祈りました。生き方が変わるきっかけになったのは友人とのこんな会話でした。「人って何のために生きてるのかな。世の中問題だらけだし,不公平なことがいっぱいだ」。友達も同じような疑問を持っていて,聖書の中に答えを見つけたと話してくれました。そして「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という本をくれました。a その友達はエホバの証人と聖書の勉強をしていました。最初私は別の宗教の本は読まない方がいいと思っていました。でも疑問の答えがどうしても知りたかったので,エホバの証人が教えていることを調べてみることにしました。

聖書が教えていることを知ってびっくりしました。神は人間に地上のパラダイスでいつまでも生きてほしいと考えていて,その考えは今も変わっていないことを知りました。(創世記 1:28)持っていた「ジェームズ王欽定訳(きんていやく)」(英語)にエホバという神の名前が出ていることに驚きました。主の祈りの中に出てくる神の名とはこの名前だったのです。(詩編 83:18。マタイ 6:9)神が苦しみを許している理由もついに分かりました。聖書のどの教えにも納得できました。鳥肌が立ちました。

エホバの証人の集会に初めて出席した時のことは忘れられません。みんな優しくて,私の名前を覚えようとしてくれました。初めて聞いた話は特別公開講演で,テーマは神に聞かれる祈りでした。とても興味がありました。私もずっと神に祈っていたからです。次に出席したのはイエスの死の記念式でした。子供たちが聖書を開いて話に付いていっているのに驚きました。私はなかなか聖句を見つけられませんでしたが,エホバの証人が親切に教えてくれました。

集会に出席していくうちに,エホバの証人が教えていることは本当に素晴らしいと思うようになりました。毎回たくさんのことを学び,元気と爽やかさをもらって帰りました。しばらくして聖書レッスンが始まりました。

エホバの証人は私が通っていた教会の人たちとは全く違いました。みんな仲が良く,誠実で,神を喜ばせようと一生懸命に努力しています。本当のクリスチャンだと思いました。愛があふれていたからです。(ヨハネ 13:35)

勉強を続けていくうちに,聖書の教えに沿って生き方を変えていきました。でも武術はどうしてもやめられないと思いました。トレーニングするのも相手と戦うのも好きだったからです。このことをレッスンをしてくれているエホバの証人に伝えると,優しくこう言われました。「勉強を続けていけば,どうすればいいか分かると思うよ」。そうしてみようと思いました。勉強を続けていくうちに,エホバの喜ぶことをもっとしたいと思うようになりました。

転機になったのは冒頭で述べた出来事です。相手の鼻を蹴ってしまいました。その時真剣にこう考えました。「武術をこのまま続けていたら,平和を愛するクリスチャンになれるだろうか」。イザヤ 2章3,4節には,エホバに従う人は「もはや戦いを学ばない」と書かれています。イエスは不公平だと感じる時でも暴力を振るってはいけないと教えました。(マタイ 26:52)それで,ずっと大切にしてきた武術をやめることにしました。

それからは聖書のこのアドバイスを実践しました。「神への専心をいつも示せるように自分を訓練しなさい」。(テモテ第一 4:7)これまで武術につぎ込んできた時間や労力をクリスチャンの活動に使うようになりました。付き合っていた女性は私が聖書を学ぶことを快く思わなかったので,別れました。1987年1月24日にバプテスマを受けてエホバの証人になりました。それからすぐ,聖書を教えることにたくさんの時間を使う全時間奉仕者になりました。今もその奉仕を続けています。ニューヨーク州にあるエホバの証人の世界本部で奉仕していたこともあります。

今の私

神について本当のことを知り,いろいろな疑問の答えが分かりました。何か足りないと感じるようなことはもうありません。生きる理由や将来の確かな希望が分かり,本当に幸せです。今でもスポーツを楽しんでいますが,それが一番大切なものではありません。一番大事なのはエホバに仕えることです。

武術をしていた頃は周囲の人たちに警戒し,もし攻撃されたらどう迎え撃つかをしょっちゅう考えていました。今も周囲の人たちを気にしていますが,理由は違います。助けたいからです。聖書を学んで,思いやりのある人になれました。愛する妻ブレンダに優しく接することができています。

私は武術に熱中していました。でももっと良いものを見つけました。聖書の言う通りだと思います。「体の訓練も多少はためになりますが,神への専心はあらゆる面で有益です。今の生活と将来の生活が祝福されるからです」。(テモテ第一 4:8)

アーウィンと妻のブレンダが一緒に聖書を勉強している。

a 発行: エホバの証人。現在は絶版。

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