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マルコ 3:8新世界訳聖書
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8 エルサレム,イドマヤ,ヨルダン川の向こう,ティルスやシドンの周辺からも非常に大勢の人がやって来た。イエスが行っている多くのことについて聞いたからである。
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マルコ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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イドマヤ: イエスが宣教を行った当時,イドマヤ地方はローマの属州ユダヤの一番南にあった。(付録B10参照。)ギリシャ語で,この地名は「エドム人の[土地]」という意味。エドム人はもともと死海の南を領土としていた。(付録B3とB4参照。)彼らは紀元前6世紀にバビロンの王ナボニドスに征服された。紀元前4世紀までに,アラブ系のナバテア人に土地を占拠されたので,エドム人は北上してネゲブに入り,ヘブロン周辺まで進んだ。その地域がイドマヤと呼ばれるようになった。イドマヤの人たちはハスモン家(マカベア家)に征服され,割礼を受けてユダヤ人の律法に従って生きることを強制され,そうしなければ追い出された。ヘロデ家の父祖たちはユダヤ人の律法と習慣に従った人たちだった。
ヨルダン川の向こう: ヨルダン川の東側,ペレア(「向こう側」,「越えて」を意味するペランというギリシャ語に由来)とも呼ばれた地域を指すと考えられる。
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