-
ルカものみの塔出版物索引 1951-1985
-
-
1:3 塔82 5/15 29; 良 15; 目72 5/8 29; 案 44; 目60 10/8 18
-
-
世を照らす真の光「イエスが伝えた良い知らせ」 ビデオクリップガイド
-
-
ルカによるこの記述の背景とテオフィロに宛てた言葉(良知1 04:13-06:02)
-
-
ルカ 注釈 1章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
綿密に調べました: または,「たどりました」。ルカは記録した事柄を目撃していない。それで,聖なる力に導かれるとともに,以下のような情報を基に記したと思われる。(1)イエスの系譜をまとめる時に参照できた記録類。(ルカ 3:23-38)(2)マタイが聖なる力に導かれて書いた記述。(3)まだ生きていた弟子や,もしかするとイエスの母マリアなど,多くの目撃証人から個人的に聞いた話。(ルカ 1:2)ルカの福音書の内容のほぼ60%はこの書にしか記されていない。「ルカの紹介」参照。
閣下: 「閣下」に当たるギリシャ語(クラティストス)は高官に呼び掛ける際の公式の言い方として使われる。(使徒 23:26; 24:3; 26:25)それで学者の中には,この語はテオフィロがクリスチャンになる前に高い地位にあったことを示していると考える人がいる。一方,このギリシャ語は単に友好的もしくは丁寧な呼び掛けあるいは深い敬意を表すものと理解している人もいる。テオフィロは,イエス・キリストとその宣教について「聞いて学」んでいたので,クリスチャンだったと思われる。(ルカ 1:4)ルカの記述は,口頭で学んでいた事柄の確かさをテオフィロに確信させるものとなっただろう。テオフィロについては別の見方もある。テオフィロは最初は関心のある人で後に信者になったと考える人もいれば,「神に愛された」または「神の友」という意味のこの名前はクリスチャン一般を指すまたの名として使われたと言う人もいる。ルカは「使徒の活動」の冒頭でテオフィロに呼び掛ける際,「閣下」という表現を使っていない。(使徒 1:1)
順序立てて: ここのギリシャ語表現カテクセースは,時間順,話題ごと,論理的な順序を指すことができるが,必ずしも厳密な時系列を意味してはいない。ルカが全てを時系列で記録したわけではないことは,ルカ 3:18-21から明らか。それで,イエスの生涯と宣教に関する出来事の順番を確定するには4福音書全ての記述を調べる必要がある。ルカはおおむね時系列で記述しているが,出来事や話題を系統立てて述べる際に他の要素も加味したと思われる。
-