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世を照らす真の光「イエスが伝えた良い知らせ」 ビデオクリップガイド
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天使が野原で羊飼いたちの前に現れる(良知1 39:54-41:40)
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ルカ 注釈 2章新世界訳聖書 (スタディー版)
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地上では神に喜ばれる人々の間に平和がありますように: 「地上で平和,善意が人々にありますように」と読める写本もあり,そのように訳している聖書もある。しかし,「新世界訳」が採用した読みの方が,他の写本によるはるかに強力な裏付けがある。天使のこの知らせは,態度や行動に関わりなく全ての人に神の善意が表明されるということではなかった。そうではなく,神に真の信仰を示して神の子の弟子となる人が善意を受けるということ。この節の神に喜ばれる人々に関する注釈を参照。
神に喜ばれる人々: または,「神の善意の人々」。「善意」と訳せるギリシャ語エウドキアは,「好意」,「望み」,「喜び」,「是認」とも訳せる。関連する動詞エウドケオーがマタ 3:17,マル 1:11,ルカ 3:22で使われていて(マタ 3:17,マル 1:11の注釈を参照),そこでは神がご自分の子にバプテスマの直後に語り掛けている。この語は,「是認する」,「喜んでいる」,「好意的に見る」という基本的な意味を伝えている。この用法と一致して,「神の善意の人々」に当たる原語の表現(アントローポイス エウドキアス)は神の是認や善意を受ける人々を指し,「神が是認する人々」,「神に喜ばれる人々」とも訳せる。それで,天使のこの言葉は,人間一般に対してではなく,神に真の信仰を示し神の子の弟子となって神を喜ばせる人々に対する神の善意を指している。ギリシャ語エウドキアは文脈によっては,人間の善意,人間の願いや良い動機を指すこともあるが(ロマ 10:1。フィリ 1:15),多くの場合,神の善意や望み,神の考えに沿ったことに関して使われている。(マタ 11:26。ルカ 10:21。エフ 1:5,9。フィリ 2:13。テサ二 1:11)この語はセプトゥアギンタ訳の詩 51:18(50:20,LXX)で,神の「善意」に関して使われている。
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