16:15
エホバに忠実: ほとんどのギリシャ語写本はここで,「主」(キュリオス)という語を使っている。ギリシャ語聖書でキュリオスは文脈によってエホバ神かイエス・キリストを指す。前の節の注釈にあるように,ルデアはユダヤ教への改宗者だったようで,エホバのことを念頭に置いていたというのが理にかなっている。ルデアはパウロの伝道でイエス・キリストについて聞いたばかりで,イエスに忠実であることはまだ示していなかった。ルデアはすでに自分が崇拝していた神エホバについて言っていたと考えるのが理にかなっているだろう。付録C3の序文と使徒 16:15を参照。