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ローマ 注釈 8章新世界訳聖書 (スタディー版)
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聖なる力の律法……罪と死の律法: この文脈で「律法」は,モーセの律法に見られるような特定の法律つまり規則を指すのではない。ここでは,もっと広い意味で,人の行動を導く原理原則,特定の仕方で行動するよう人を促す強い影響力を指して使われている。(ロマ 2:12の注釈を参照。)パウロは,命へと導く神の聖なる力の律法という強い影響力と,罪と死へと導く堕落した人間の律法という強い影響力を対比している。アダムの子孫は皆,悪い事柄へと促す「罪の律法」の強い影響力を自分の内で感じている。(ロマ 7:23)それでも,罪深い欲望ではなく神の聖なる力の律法に従って自分の行動を良い方向に向けるという選択ができる。(ロマ 7:21-25)
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