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コリント第一 注釈 7章新世界訳聖書 (スタディー版)
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解放されて主に仕える自由民……自由民: または,「主に仕える解放奴隷……自由民」。解放奴隷(ギリシャ語アペレウテロス)とは,奴隷状態から解放されて自由民になった人。聖書で,このギリシャ語はここでしか使われていない。しかしそのような人たちは,コリントがローマによって再建された時に大勢住むようになったので,そこでよく知られていた。一部の人はクリスチャンになった。一方,奴隷になったことがないクリスチャンもいた。パウロはそうした人たちのことを指して「自由民」(ギリシャ語エレウテロス)と言った。その人たちは生まれながらに自由だった。とはいえ,どちらのグループのクリスチャンも,イエスの貴重な血という「代価によって買われ」た。それでクリスチャンは,「解放され[た]自由民」も元からの「自由民」も,神とイエス・キリストの奴隷であり,お二方の命令に従うべきだった。クリスチャン会衆で,奴隷,解放された自由民,元からの自由民に違いはなかった。(コ一 7:23。ガラ 3:28。ヘブ 2:14,15。ペ一 1:18,19; 2:16)用語集の「自由民」参照。
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