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コリント第一 15:2新世界訳聖書
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2 私の伝えた良い知らせを固く信じているなら,皆さんはその知らせによって救われています。そうでなければ,クリスチャンになったことは無駄になります。
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コリント第一 注釈 15章新世界訳聖書 (スタディー版)
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良い知らせを固く信じているなら: コリントでキリスト教の「初歩の教理」である復活に対して否定的な見方がされていた。(ヘブ 6:1,2)「死者の復活などない」と主張する人がいた。(コ一 15:12)パウロは,「食べたり飲んだりしましょう。明日には死ぬからです」という意見に触れている。(コ一 15:32)イザ 22:13を引用しているのかもしれないが,この言葉は死後の命を否定するエピクロスなどのギリシャの哲学者の影響を受けた人の考えをよく表している。(使徒 17:32。コ一 15:32の注釈を参照。)会衆の中のユダヤ人という背景を持つ人たちの一部は,復活を否定するサドカイ派の信条に影響を受けていたのかもしれない。(マル 12:18)もしくは,クリスチャンは生きていながら既にある種の復活を経験したと感じていた人もいた可能性がある。(テモ二 2:16-18)コリントの人たちが「良い知らせを固く信じて」いなかったなら,クリスチャンになったことは無駄になり,その人たちの希望は実現しなかった。コ一 15:12の注釈を参照。
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