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コリント第二 注釈 4章新世界訳聖書 (スタディー版)
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光が……輝き出よ: または,「光が……輝き出る」。パウロはここで創 1:3を念頭に置いている。エホバ神は物理的な光と真理の光の源。
キリストの顔により: または,「キリストの顔に反映された」。パウロがここで「顔」という語を使っているのは,モーセの顔に反映された栄光についてのコ二 3:7,12,13の記述と関係がある。
神の素晴らしい知識: 聖書中の用法で,「知る」に当たる原語の動詞と,対応する「知識」に当たる名詞は,しばしば,単に事実を知っていたり情報を持っていたりする以上のことを意味する。誰かを個人的に知っていてその立場を認めて従うという考えを伝える場合もある。(ヨハ 17:3の注釈を参照。)コ二 4:6の文脈で,「神の……知識」は,神がご自分に仕える人たちにキリストを通して与える真理の光と結び付けられている。神の知識は神の素晴らしい性格や性質も含むので「素晴らしい」と言える。「神の素晴らしい知識」と訳されているギリシャ語表現は,「神の栄光についての知識」とも訳せる。その場合,神の栄光がこの知識の主要なポイントであることが強調される。ハバ 2:14にも似た表現が出ていて,「エホバの栄光についての知識が地上に満ちる」と書かれている。
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